コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
両手両足を縛り上げ、ベットに寝かせる。
瞼がぴくぴくと痙攣しゆっくり開く。
何があったのか現状を確認しようと周りを見渡し、事の危機を悟る。
「ん!!んん!」
口には猿轡を噛ませているので喋る事は出来ない。
涙が横に伝うのを私は指で拭ってやった。
「お早う琴葉さん。馬鹿ね、貴方って。計画を狂わせずに眠っていれば死なずに済んだのに。」
ガスマスクを取ると、琴葉さんは首を横に振り小刻みに震える。
鼻息は荒く、手足をジタバタ動かそうとする。
やはり縛っておいて正解だった。
「死にたくないの?」
「ふー!ふー!」
首を縦に振る。
「自分の命が惜しいの?」
「んー!んー!」
首を縦に振る。
「まぁそうよね、自分の命よりも尊いものなんてこの世にある訳ないもの。」
私は雨合羽のフードを深く被る。
「私も同じよ。自分の命よりも尊いだとか、護るべきものとかないもの。それが例え娘や息子であれど状況は変わらないわ。」
「んんー!!!」
涙が目から溢れ、充血する。
「何が言いたげね?いいわ、言葉次第では助けてあげる。声落として喋ってね?」
私はゆっくり猿轡を取り、刺身包丁を突き立てる。
「大声を出せばすぐ殺すからね。」
猿轡を取り外すと琴葉さんは大きく肩で呼吸する。
鼻を啜り、瞬きを沢山する。
「死にたくない…誰にも言わない。だから助けて……。」
「……。」
私は刺身包丁を再度彼女に突き立てる。
「やめてぇ!分かった…!約束する、この部屋から出られても他の人に話さない!関わらないから!」
「……もしかして…今嘘ついてる?」
「…へ?」
そりゃそうだ。人間は虚言の塊でしかないのに簡単に信用なんて出来るだろうか。
私も自分の命は惜しい。
この女は殺すつもりだ、こんなチャラい女。
どこで口を滑らせるか分からない。
こんな女に脅され、怯え生きていくなどたまったものではない。
「死にたいの?」
口をこじ開け刺身包丁を横に突っ込み顎で噛ませる。
「やら゛ッ!やら゛ッ!」
脚をバタ付かせる。
彼女の目は血走っている、正気ではない。
正常な判断をしかねない彼女を生かす気はない。
このまま少しの力を加えれば、直ぐに口元から頬に掛け皮膚が切れる。
体重を加えれば上顎と下顎、つまりアタマと身体は泣き別れする事になる。
「まっえ゛ッ!」
私は無言で出刃包丁を引く。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッッ!!!」
ぐちゅぐちゅと気味の悪い音を出して、顎の筋肉と皮膚を切っていく。
少し切れた所で刺身包丁を今度は胸の谷間に押し当てる。
「待っで!それだけはやべで!」
「そんなに死にたくないの?」
「当たり前じゃない!貴方頭おかしいわ!」
「じゃあ続けるね」
包丁を高く上げ、胸に突き立てる。
「ぎやぁぁぁぁ!」
直ぐに口に猿轡を詰め直し、平手打ちをする。
「ゔゔッ……!」
涙と鼻水と血でぐちゃぐちゃになる顔が本当に汚い。
なのにその顔には何か気を引くものがあった。
とても良い…凄く良いのだ。
今度は谷間からお腹にかけてのラインに沿って一気に切る。
「ッッッッッッ……!」
もはや言葉にならぬ声で悲鳴を上げる。
だがこれでも絶命しない。
「やっぱり頭も切ってあげよっか?」
「!!!!」
首を全力で横にふる。
「あっそ。」
少し安心しているが、腹の痛みでそれどころでは無い。
「もうちょっと付き合ってくれる?」
そう言うと、彼女はギョッとする。
「貴方みたいな女は本当に嫌い。人の男を寝とったり、身体を売ったりするから。」
「ゔゔゔ!」
「だからね?使い込まれたぺにすと子宮、取っちゃわない?ほら?ペットによくある去勢手術。あれやりたいな。勿論いいよね?」
「ゔゔゔゔ!!!!!」
首を大きく横に振る。
「本当に?!有難う!じゃあ早速やるね?」
私はスカートとパンツを脱がせ、床に無造作に捨てる。
「じゃあ切りますので、何かあれば右手を…って言っても手は上げれないかw」
「んんーー!!!」
「ッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手際よく切り裂く。
尿が出るがお構い無しだ。
「子宮……子宮…ん?あ、あった。」
私はつんつこ子宮の入口っぽいところを見つけ、手を抜く。
子宮付近の皮を切り裂き、脂肪の塊と内蔵をかき分け、子宮を取り出す。
「うっわ〜くっさ!汚ー!」
子宮を既に意識の飛んだ琴葉さんに見せる。
「見て見て!綺麗に取れたでしょ?」
そう聞くが返事は帰って来ない。
私は仕方なく猿轡を外し、子宮を彼女の口をこじ開けて押し込む。
私は縄を解き、翔太くんの部屋に持っていき壁に飾った。
うん、私にしては上出来かな?
私は琴葉さんの部屋にガスマスクと手袋と雨合羽を捨て部屋に戻る。
どうせこんな所に閉じ込められている時点で、誰がこんな事を実行できたなんて誰も予想は付かないはず。
私は長靴を手入れし棚に戻すと、力無くベッドに横たわり深い眠りに陥った。