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水槽の金魚を眺めている。

餌を与える前は、僕が寄っていくと餌を求めて大はしゃぎするが、餌を頬張った後は何食わぬ顔で優雅に水槽の中を泳ぎ回っている。

お気楽なものだ、ただ思うには一生この小さな箱庭暮らしが幸せなのか、それとも危険なことはあるが大きな大自然で生きるのが幸せなのか、金魚はどちらが幸せなのだろうか?

ある程度成長したら、自然界に逃してあげるというのも一つの手だが、一番は自然を再現した巨大な水槽で飼ってあげれれば間違いなく金魚にとっては幸せだろう。

この水槽は全長10mはある水槽で金魚は100匹くらいしかはいっていないそうだ。

これが姉御流の育て方と本人はいっていた。

姉御の家の玄関で水槽を眺めて待っていると姉御が大きな螺旋階段を降りてきた。

「ネギ、上にいくぞ」

「はい」

僕は姉御の後を追って螺旋階段を上がっていった。


2階にあがり大きな扉を開けると、広さ20畳ほどの部屋に通された。

稲川淳二や早稲田の大槻教授、宜保あいこ、織田無道などオカルト界の著名人の写真が飾れている。

奥では100インチ以上のプロジェクターの前に1人の男性がいる。

「学(ガク)コイツがネギだ」

「宜しい!姉上、この方が噂のネギさんですね、ネギさんこんにちは」

ちょっと僕と似ている、イガグリ頭のメガネをかけた、オタクっぽい男性だ。言葉の冒頭で「宜しい!」というのは口癖らしい。

「はじめまして、ネギです」

「ちょうどいい、ネギさんも姉上もいっしょにみましょう。」

「今特番で「恐怖の現場100連発」がやってるのでみてください。☝️」

何やら季節がら心霊ものの特番が放送されている。📺

お笑い芸人2人美人女優2人男性俳優1人

よくありがちな人員で、とある廃トンネルを巡っているシーンだった。

一人霊能者のおばさんが同行している。

「きゃーっ❗️」「うわぁああーー💦💦」

お笑い芸人と女優が水の音で悲鳴あげてる。「今、あなたの後ろに30代くらいの女性の霊が立ってます。」霊能者

「この状況まずくないですか?💦」ネギ

「どのようにまずいのですか?」学

「霊体にこの方達囲まれてますよね?」

「私にはまったく見えないですよ」学

学には芸能人と霊能者しか見えていないようだ。

「所詮、TVに出る霊能者なんてそんなものだ」京子

いわゆる通常の人間にはまったく見えない。下級霊能者はある程度、霊力の強い霊体しか見えていなく。その他の下級の霊体は見えていないようだ。

「僕には50人くらいに囲まれている状態にしか見えませんけど。。。😱」ネギ

「それにしても有名芸能人御一行だと集りがひどいなぁ😅」京子

「ライブ現象、いわゆるオンステージ状態ですね☝️」学

「霊体も元は人間。人間だった時にテレビで見ていた芸人、女優、俳優が目の前にいたら近くで見たくなったり、握手をしてほしいとか、興味心身なのです。それと芸能人は生命力のオーラがすごい人が多いので霊を引き寄せやすいのです。

霊能者も霊にとっては自分の存在の理解者なので霊能者もたかられます。つまりバケトンが6人のオンステージ状態なのです。」学


「下級霊はヒルみたいなものだ、生命エネルギーを吸い取る。いわゆる、生への後悔と顎がれだな、この世に残る霊体は大抵、そんな奴らだ。社会にでれない、ニートみたいな引きこもりだ。」

姉御の一言を聞いて水槽の金魚を思い出した。このトンネルにきた、人間の生命エネルギーを吸い取り、ここに留まり続ける。

「あっ芸人の一人にくっついて行ったぞ。。。😅」京子

「。。。あの霊能者が本物だったら払ってくれるでしょう💦」学


「肝試しやYouTuberさんなどが現地にいっても怪現象がなかなか起きないのは、一般ピーポーだから、霊体もそんなに興味がないし存在に対して理解者ではないと言う要因もあります。」学

「なるほど」ネギ

「今度、このトンネルの掃除にでもいくか」京子

「掃除ってなんですか?」ネギ

「コイツらまとめて成仏させるんだよ🤟」京子

「勘弁してくださいよ。。。😭」ネギ

やっぱり兄弟そろって不思議な人達だ。



🌟次回予告🌟

飛び込み自殺の霊体の末路


ご愛読ありがとうございます。

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