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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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wolf fellにて


空「WAO、赤が具体的な色の場所だね」

ローラン「ここのAUは?」

インク「2人とも、ようこそwolf fellへ!」

空「じゃ、ここにもレッテルはあるって事か」

インク「そう!ここはunder wolfの派生AUだからね!」

ドリーム「ここはpacifist Timelineだから、まだポジティブはあるね。」

空「それじゃあとっとと終わらせたいところだね」

空「pacifistが壊されちゃあ溜まったもんじゃない」


全員 wolf fellのレッテルに向かってテレポートしようと試みたが…


fell住人「おい!どこに行こうってんだ、空⁉︎」


wolf fellの住人達が空に話しかけてきた為一旦他は離れた。


空「あー…」

fell住人「なんだそのおかしな服は?そんな暇はねぇってんだよ!」

fell住人「レッテルは終わりだ畜生!」


fellの住人は最後に意味深な発言を残して去って行った。


インク「じょ、冗談だろ…⁉︎」

ローラン「どうしたの?ここではあんな奴らがほとんどじゃない?」

インク「そ、それはそうなんだけど…急ごう!」







 fell   レッテルにて


クロス「ラーララー…」


クロスは鼻歌を歌いながら、楽しそうに破壊活動を続けていた。だが一旦やめることに


クロス「…ふん、そこのやつ、邪魔だどけ」


クロスの目の前に立っていたのは、 fellの空だった。ダルそうに突っ立っている、だが fellの空とて無意味にクロスの前に立っている訳ではない。


 fell空「ワオ…こりゃ何ごとだ?一体?」

 fell空「よう緑野郎、いい双剣だな。」

クロス「…今俺をなんて?」


今まで緑野郎なんて言われたことないので流石に困惑しているクロス、しかしそんな事気にせず話を続ける空。

 fell空「ケッ。なんでもねぇよ。何しに来やがった?」

 fell空「随分と派手にやってくれたようだがなぁ…」

 fell空「ガッハハハハハハハハハ!」


急に狂ったように笑い出した fellの空、周りにこう呼びかけた。


 fell空「お前ら全員腰抜けだな!揃いも揃って隠れやがって‼︎」

 fell空「ハハハ!自分を見てみろ、ゴミクズ共め!」

クロス「こんな奴がいるのがpacifist Timelineなんてな…」

クロス「…実に不愉快だ。」


クロスが手裏剣を投げて、 fellの空の服を掠った。分かりやすく fellの空は怒りを見せているが、お構いなくクロスは続ける。


クロス「ごちゃごちゃ言ってないで本題に入るぞ」

クロス「お前のところの人間…この世界の住人全員と仲良くなろうと必死なようじゃないか、え?」

クロス「…だが、どんな時間軸だろうと興味を示さない奴が相手じゃ、人間だって戦えない。」

クロス「どこか別の世界からやって来た者…全てを壊し、永久に痛みと苦しみを運ぶ者…そう、俺みたいな奴さ」

クロス「この世界の一部に俺が入り込んだとして…お前の人間はまた新しいpacifistの時間軸を作りあげると思うか?」

クロス「何度リセットしても崩れ切った世界…どうなるか見ものだな。」

クロス「お前の無能な人間がこの世界で幸せを保つことができるか、それとも…



この世界が俺の物だと諦めるか」


クロス「役立たずの「友人」らに俺が止められるはずがないからな。さ、どいたどいた」

 fell空「…NOだな。やりたいならやるがいいさ」

 fell空「ここはpacifist Timelineだ。俺達フェンリルと人間はきっと友達でいられる、love(愛)によって…あぁ、LOVEを与える存在さ…へへ…」

 fell空「だがまぁ、なるべく親切に、お前を心変わりさせる努力はしてやる。なんせ俺の友人に似てるんでね」

 fell空「ここはつまらねぇ幸せだとか、そんなのが沢山転がってやがる。」

 fell空「お前がそうしたいなら、ちょっとぐらい分けてやってもいいんだぜ?


最高の時間を過ごそうじゃないか」


クロス「…ふむ。殺しちゃいけないなんて残念だな…」


クロスが先制攻撃で fellの空を殴った。

そのまま fell空は木の下まで吹っ飛ばされ、まだ溶けていなかった雪の下に埋もれる。


そのまま終わったかと思った…が。


まだdown状態ではなかった。 fell空がやられた分を倍で返そうと、ショートカットでクロスに接近し、殴り返し、鈍い音がなる。

クロスは少し吹っ飛ばされたがすぐに体制を整えた。


 fell空「なぁ、お前。俺の兄貴は人助けで忙しいんだ。」

 fell空「あいつらが帰ってきてこの有様を見たら、痛い目を見るのは俺だ。」

 fell空「だから、頼む…立ち去ってくれ。」


クロスは少し息切れしながらも、返事を返した。


クロス「は…は…俺に慈悲を乞うってのか?見かけほど無作法でもないようだなーー」

 fell空「ニヤァ」


ザシュッ


鈍い音が鳴ったと思ったら、クロスの胸に棘が刺さっていた、 fell空の攻撃だ。血がポタポタと垂れ落ちる。


 fell空「…ざまぁみやがれ!ハハハハハ!」

 fell空「馬鹿な奴め…この世界じゃ、未だ殺すか殺されるかなんだよ!」

 fell空「人間は気づいてないかもしれないが…誰でも好きな時に殺せるんだ!」

 fell空「何処から来たかも知れない友達のソックリさんの身の上なんざ聞きたくねぇが…全く、哀れなもんだな!」

 fell空「俺に構ったのは失敗だったな。とっとと塵になって消えるがいいさ。じゃあな。」


だが、クロスは痛みなんて感じてないように棘を安易と抜いた。


 fell空「な…⁉︎」

クロス「…それがこの世界のルールか…ハハハハハ!」

クロス「つまり、俺がお前を殺そうが、何の問題も無いって事か‼︎」


言い終わったと同時にクロスが fell空に向かって双剣で切り付ける、 fell空も負けずと棘やブラスターで応戦するが、虚しく切られる。


クロス「お前みたいな奴がハッピーエンドを迎える日は永遠に来ないんだよ!」


ついに fell空がクロスの重力操作によって捕らえられた。


 fell空「お…お前は一体何者なんだ⁉︎」

クロス「さぁな。自分でも分からない時がある。」


クロスが fell空を双剣で切りつけようとした…が。


ドシャァァァァァ


双剣が何者かのブラスターによって吹き飛ばされた。

ブラスターを出したのは、under wolfの空だ


ローラン「…わぁ、随分な有様だね」

空「それは僕も思った。」

ローラン「…兄ちゃん」


ローランは兄とこんな形で再会するとは思っていなかった。しかし、クロスは別になんとも思ってないようだった。


クロス「ごきげんよう、兄弟…お前らなら来ると思ってたぜ。どうだ?俺の作品は?」

インク「…君は、僕が守ろうとしていた物を全て…破壊しているだけだ…。」

クロス「あぁそうだ、だが俺もお前と同じように自分の作品を作っているだけなんだ。」

インク「っ…!」

ローラン「落ち着こうインク、僕に任せてよ」

クロス「…なるほど、空とローランを駒にするつもりか…なら、

こうでもしないとフェアじゃないよなぁ?」


クロスが、 fell空に洗脳魔法をかけ、 fell空がクロスと同じような状態になった。


空「…もう面倒だし fellの僕は僕とドリームが、クロスの方はインクとロー君、これでよくない?」

ローラン「…分かった。」


兄の相手は少々気が引けるローラン、しかし今はこうするしかなく、渋々了承した。


空「ドリーム、洗脳魔法は制限時間があるんだ。僕達は時間稼ぎすれはOKだよ。」

ドリーム「分かった。」


 fell空の攻撃で上と下から棘が来た。ドリームはダガーで応戦、空は軽々と避けていった。


ローラン達の方はクロスがブラスターを5体出現させ一気に放つ

インクは筆で壁を描き見事にブラスターを防いだ。

壁が邪魔な為クロスはブラスターとテレポートを駆使して壁に迫り、双剣で切り刻み、それと同時にブラスターを放つが、ローラン達もテレポートして避けた。


ドリーム達の方は fell空がブラスターを放った為、空もブラスターを放って応戦した。

その後もブラスターを両者何体か出現させ放つ、少し土煙が舞って視界が悪くなり、インク達の方にも行ってしまい、その隙にクロスがドリームに双剣で斬りかかろうとする。


でも空がドリームと共にテレポートして避けた。


クロスはイライラして周りの状況が掴めず油断していた。ローランが fell空に重力魔法をかけて、インクが筆で鎖を描き、拘束した。


インク「今だローラン!クロスを頼む!」


ローランが一気にショートカットで接近したが、特に攻撃するような素振りは見せずにクロスに話しかけた


ローラン「兄ちゃん、僕は別に戦いたい訳じゃないんだ。僕は兄ちゃんを助けたいだけなんだ。」

クロス「今更何を、俺を置いて行ったくせに」

ローラン「手紙で書いたでしょ?僕は施設の人に連れられただけだって。」


クロスはお構いなしにブラスターを出現させる素振りを見せたので、ローランもブラスターを出現させ、更にまさかの2丁銃も取り出した。


ローラン「悪いけど、今の僕は話せるぐらいの体力しか無いんだ。」

クロス「ケッ、それで俺を殺すのか」

ローラン「残念だけど、これは魔力でできた弾を出すから殺せはしないよ、まぁ、どっちにしても殺さないけど。」

クロス「ハッ、お生憎様、時間だ。」


言い終わったと同時に、 fell空を拘束していた鎖が壊れてしまった。


インク「しまった!」


ショートカットで移動した為、誰も fell空を止める事はできず、そのままローランの方へ攻撃が通りそうになったが。ローランがギリギリで重力魔法をかけ、地面へ押しつけた。


ローラン「仕方ないなぁ、じゃあ。僕のスペシャル・アタックのお披露目かな」

インク「いいよローラン!やっちゃえ!」

ドリーム「…なんか嫌な予感が」

空「奇遇だねドリーム、僕も同じだよ」


しばらくしたら



クロスの顔面にスリッパが当たった。


インク「…スリッパ。君の。スペシャル・アタックは。君の。スリッパ。」

ローラン「ごめんねインク、ネタが無かったんだ」

ローラン「弾(の威力との掛け合わせ)が半分だから”弱い”キックしかできないんだ」

\ツクッテーン/

空(…忘れてた、ロー君はこう見えてギャグが好きだったんだ…)

クロス「あいからわずお前のギャグは面白くない」


クロスが双剣を引き抜いた…が。


 fell空「…いってて…俺何してたんだ…?」

クロス「…チッ、時間切れか…」

 fell空「…!お前ぇぇぇぇ‼︎」

ドリーム「や、やった!制限が来たんだ!」

 fell空「どけ!」


 fell空が無理矢理退かせて下から棘を出した。

クロスは対応して避け。


クロス「海里!さっさと来い!」

海里「…はぁ人使いが荒いなぁ」


そのまま逃げられた


 fell空「あ”ー…」

 fell空「見てみろ!なんて有様だ!畜生!」

ドリーム「えーっと…ごめん、謝るよ…でも、ね?誰も死んでないみたいだし…」

 fell空「ごめんだって?謝るだって⁉︎レッテルは崩壊したんだぞ⁉︎」

 fell空「お前らが原因なんだろ、そうだろ⁉︎じゃあこの事はお前から俺の兄弟に説明ーー」

空「ちょっと落ち着こうよ、うるさい」


空が少しキレ気味で仲裁に入る。


 fell空「そんな事できるか!」

 fell空「見た目こそ俺に似てるが、相当の間抜けだな、お前!」

空「もっといいジョークを聞かせてあげようか?」

ドリーム「お、落ち着いて2人とも!」

ローラン「はぁ…めんどくさ、次のAUに行こうよ。」


続く…


君を助けたいだけだから

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