父「…光?光なのか?」
?「そうだよ。お父さん。光だよ」
そう云いながら父親と云われる人物は光と云う”何か”に近づいていった
その瞬間_
シュンッ
その人物は消えていった
?「成功だねぇ」
そう云う二人組の手には”黄色い球体”が握られていた
?「これで何人回収出来た?」
?「…”87人”」
片方は舌打ちをする
?「チッ…後、十人かよ…」
その人物は相当苛ついているようだ
?「あっ、それなら_ポートマフィアとかどう?」
焦ったもう片方が提案をする
?「はぁ?なんで」
?「ポートマフィアは”そう云う人物”が沢山いるって…」
片方の人物は焦りながらも伝えている
?「…じゃあ、今すぐ行こ」
?「判った」
二人組は去っていった。
”遺体の無い血痕”だけを置いていって_
・
敦「またですねぇ…”遺体の無い血痕”」
此処最近、頻繁に起きている事件だ。
軍警もお手上げだと云うので、武装探偵社にも回ってきた
国「此方も何も手がかりは無いんだが…」
国木田が乱歩さんの方をチラッと見る
乱「僕?嫌だよ」
乱歩さん曰く、すぐ判っちゃ楽しみが消えるとか。
夜「まぁ…賛成は出来るけど。早くは解決した方が良いと思うよ?」
敦「あ、ありがとうございます」
俺と敦の机に珈琲を置いてくれた
国「それはどういう事だ?」
夜「ふふっ…秘密」
こいつもこいつで教えてくれないのだがな
ガチャ…
太「せんぱーい…終わりましたよ」
ヘトヘトになったのか、ヨロヨロの姿で帰ってきた太宰が居た
夜「嗚呼、ありがとう」
太「助けて下さいよ…」
すごい涙目の太宰
夜「ま、頑張って!」
バタン…
…だいぶ情報が迷亭しているな。
そして定時。
敦「さようなら」
国「嗚呼。さようなら」
殆どの皆が帰っていった時間だった。
残っているのは国木田、太宰、夜月ぐらいだった
太「くにきぃーだくん…君は帰らないのかい?」
国「現にまだ夜月もやっているだろう」
珍しく、パソコンと向き合っている
太「何をやっているのーせんぱーい」
夜「ちょっと調べ物をね…」
太「”遺体の無い血痕”?」
ピシャリと言い当てられて、パソコンから目を離す
夜「そう…少し気になったものでね」
国「証拠すら見つからないからな。判るとしたら行方不明になっている人だけだ」
太「難しいものだねぇ…異能力じゃあないのかい?」
夜月が席を立つ
夜「そうに決まっているじゃん。それ以外にあり得ないよ。そしたら犯人の頭が回り過ぎだ」
コトトト…と音をたてて珈琲を入れる
夜「まぁ…頭が回りすぎる人って云ったら何人か候補はあるけど」
太「例えばぁ?」
夜「私、太宰、乱歩さん、森さん、フョードル…これぐらい?」
太「まぁ…確かに。」
其処で会話は途切れてしまった
その瞬間_
ピリリリリリッ!
携帯電話が勢い良く鳴り響く
太「私のだ…」
ピッ
太「何なのさ、蛞蝓…は?どういう_
ピッ
太「…」
勝手に切られてしまったようだ
夜「何があった?」
太「…”遺体の無い血痕”がポートマフィアで見つかったって」
ガタッ
すぐに行く事にした。
何しろ、軍警はポートマフィアには入れないだろうからな
ハート300あざます!!
今回の話はだいぶ迷っているので…ご了承下さい
「え!?こういくの!??」
と思っても許して下さい