テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
世界最強と謳われ周囲の国からいつもドン引きされている国がありました。
その国は自然が豊かで青々とした森が広がっており、国の周りを囲むように大きな湖が噴き出し
近くには花畑があり貧富の差があまりない平和な国でした。
国民は皆優しく、常に笑顔でいるほど幸せに溢れ生活していました。
※初投稿なので多少のミスは許してください。
それでは、この物語の始まりです。
どうぞ、お楽しみあれ
とそんな音が静かな会議室に響いた。全員が音のした方を向き、何事かと数人が身構える扉を蹴破るような形で会議室に滑り込んできたのは幹部第7席のrbrだった。なぁんだrbrか。と気が緩み「驚かせんなよ~」や「俺マジでビビったわ」等茶々が入る
rbrの様子がおかしいことに気が付いた幹部第2席のtnが声をかけた
tn[rbrどうした?顔色が悪いようやけど…..」
顔色が悪いと聞き、もう一度rbrの顔を見る。
布面をつけているためぱっと見ではわからないがよく見るとtnの言った通り顔は真っ青で顔色が悪く、寝不足なのか目の下には濃いクマができていた。息も切れているようで相当つらそうな様子で立つのが精いっぱいのようだった。
tnがrbrに「一旦座ったらどうや?」と声をかけ、rbrはよろよろと椅子に座った。
どうやら汗がすごいらしくrbrの額から汗が流れていた。「何があったんや?」とtnが声をかけるがrbrは何も言わない。
一度rbrを落ち着かせようということでosが紅茶を淹れrbrの前に差し出した。
するとtbtは注がれたばかりの紅茶を一気飲みし、その勢いのまま話し始めた。
rbr「emさんが…..emさんがA国に攫われてん…!!」
rbrとemを除く幹部「はあ!?」
emさんとは幹部第4席のemのことで戦略を練ったり、体術を得意とする人で母国ではその体術や頭脳を使い
様々な仕事をしていたらしい。
emさんは自分のことをあまり語らず、他人の話をずっと聞いているようなすごく温厚な人だ.
そしてA国とは我が国と長きにわたり対立している憎き国だ。rbr曰く、今まで相手をするのが面倒だったから放っておいたのに向こうからちょっかいをかけてきたようだ。……だがA国はケンカを売る相手を間違えてしまったらしい。そしてーーーーーー
と予想していた通り彼が呟いた。その場にいた”彼”を除く幹部全員が苦い顔をしていたり、苦笑交じりの表情を浮かべた。
何故なら彼の顏には怒りしかなく額には青筋が浮かんでいて、殺気が漏れ出てており茶化せる様な雰囲気ではなかったからだ。
そこでtnが「zm、不安になる気持ちは分かる。でもいったん落ち着け。」zmに声をかける。
zmとは幹部第1席,,,,,つまり軍最強のことを指す。zmは普段お茶らけていてめったに怒ったりはしない。
だが、相棒が攫われたとなると話は別で自分が自分を制御できぬほど完全な殺戮モードになってしまうのだ。
過去にも同じようなことがあり、そのときは…言葉に言い表せないほど恐ろしかった。
何はともあれzmは仲間思いで幾分繊細なのだ。
そしてまた、zmが口を開いた。
zm「rbr…」
rbr「どうした…?zm」
zm「emさんのこと攫ったやつの足取りはつかめてるんやろ?」
と殺意を隠し切れないようすで話かけてくる。
rbr「ん….流石zmビンゴ」
rbr「えっとなemさんを攫ったやつは…(ゲホッゲホッ
rbrの顔色は全く戻っておらず寧ろ悪化しているように見える。先ほどまでなかった咳やくしゃみの症状、息遣いは荒く、先程と同様汗がすごい。
utもrbrの異変に気が付いたらしく心配そうに声を上げた。
ut「なあ….rbr?お前体調悪いんやないか?」
スッとrbrの横まで歩きrbrの額に触れる。
ut「あっつ….!?お前熱あるやん……。」
rbr「あ…?何言ってんねん…俺は健康や..わ」バタッ
相当無理をしていたのだろうrbrは体調が悪化して倒れてしまった。
ut・zm「rbr!?」
ut「俺rbr医務室まで連れてってくる」
utはそう言ってrbrのことを背負い自分の上着を掛け医務室まで駆けていった。
zm「tn…」
tn「ん?どうしたzm」
zm「俺も行ってくる…A国行ってくる。」
tn「はぁ!?何言ってん!?何の情報もないのに行くつもりか!?」
sho「tnの言う通りやでzm!?そんなん死ぬかもしれへんのに……」
彼はsho、幹部第5席の通称狂犬ポメラニアンだ。いつも内ゲバばかりしてtnに怒られている彼だが、頭のネジが飛んでいるわけではない。何がよくて何が悪いかくらいの判断はつく常識人ではないが完全な狂人でもない何か変わった人だ
tn「ホンマに危ないんやぞ!?いくらzmでも大怪我するかもしれへん……」
gr「tn氏。」
そこで我らが統領grが口を開けた。
tn「grさん……。」ピクッ
gr「zm、どのくらいでemを救出し軍に帰ってこられる?」
zmは考える素振りをしてニッと口角を上げて笑った後に3と指を上げた
gr「そうか3日か。わかった3日待とう」
tn[grさん!!」
tnは叫ぶように名前を呼ぶ
gr「tn氏、大丈夫だ。」
gr「zm。」
zm「なんや?gr」
gr「3日以内に帰ってこなかったら……わかってるな?」
zm「当たり前やん」ニッ
gr「無事に帰ってくるんだゾ」
zm「おん、じゃ行ってくるわ!」
そしてzmは会議室の一番端まで行き、全速力で走りだした。
ガラスの割れる音が会議室に響く
というtnの叫びは虚しく他の幹部の笑い声に消えていった。
いいね、コメントあと我儘を言うならフォローなど,,,,していただけたら嬉しすぎて狂喜乱舞します。これからも投稿頑張りますので見ていただければ幸いです。ファンの皆さんで盛り上げましょう!(*‘ω’*)
#