コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
?「してやったりだぜ。」
サ「ナイトメア!!」
能力を使ったヤツの名前を叫ぶ。そこにはさっき弾け飛んだ筈の黒いオレが居た。
ナ「この程度で死ぬと思ったか?『悪夢』を消し去るには随分と火力不足だな。」
ヘラヘラと笑いながら相手を見下すナイトメア、今は頼りがいがあるな。
メ「なるほど、理由は分からないけど、他AUのサンズが集まっていたのか。」
マ「これは予想外、でも〜楽しめそうよね?」
瞬間、黒いヘドロが弾け飛ぶ。
そこからさっきの2人が意気揚々と出てきた。
メ「それで?君達は2人かな。フフフ、少しは楽しめるといいが。」
裂けたような口を開き、こっちを見て不気味に笑うメタトン…さて、勝てるといいが。
ナ「何勘違いしてるんだ?」
戦いが始まると思った瞬間、ナイトメアが口を開いた。その後すぐにオレ位でかい黒い球体が現れ、そこからもう1人のオレが出てくる。
?「あー、俺の出番か。」
そこに居たのは黒い液体を目から垂らした、赤いハートをさらけ出しているオレだった。
ナ「3対2だ。」
新しい味方って訳か、こいつは心強いな。
?「恐らくだが、4対2だな。」
不意に後ろから声が聞こえる。
振り向くとそこにはもう1人のオレが居た。
ア「どーも、昔からここに居た『アウター』だ。さっきから楽しんでるじゃないか。」
そうか、ここは元々『アウターテール』
そこのサンズが騒ぎに駆けつけたのか。
ア「オレの中でどっちか悪かはとりあえず決めといた。さあ、4対2と行こうぜ。」
ここからが本番だな。
マ「それで全部?それじゃあ軽く始めましょうか。」
マフェットが合図をすると、2匹の蜘蛛が飛んできた。
その2匹はオレと黒い目のサンズを押し出す。分断させる訳か。
?「まっ、このくらい乗ってやるか。」
そう言うともう一人のオレはナイフを蜘蛛の間に入れ、吹き飛んでいく。
サ「出来ればこういうのはしたくないんだがな!」
オレも同じように骨を間に入れ、吹き飛ぶ。同じ方向に吹き飛んだが、もう1人のオレには明らかな違いがあった。
それは…
?「この程度、笑いもんだな。」
そう言って振るったナイフの一撃、それによりマフェットの蜘蛛は真っ二つになっていた。
キ「よォ?『サンズ』。俺は『キラー』調子はどうだ?」
そう言って振るった2発目のナイフで、オレの方に来た蜘蛛も真っ二つにした。
マ「ちょっと!私の可愛いペットを!許さないんだから!」
マフェットがそう怒り、こっちに蜘蛛糸を飛ばす。だが、キラーはそれさえも切ってみせた。
キ「ハッ!残念ながら、相性最悪だよ、お前さん!」
そう言いながら、キラーはマフェットへと、向かって行った。
ナ「へへへ…」
機械の鉄くずに目を見やる。こいつは見覚えがある。この姿、恐らく『クロス』の奴らか。となると目的はなんだ?世界を消し去りにでも来たか。そういえば最近、そこら辺のAUが妙な消え方をしていた。こいつらが原因か。
ナ「気に入らねぇな。」
目を閉じ、相手の気配を読む。一瞬でこっちに近付いて来るが、避ける必要なんてない。俺は『悪夢』だ。
メ「ちっ、当たらないか。」
目の前の鉄く…メタトンか。
そいつは忌々しそうにレーザーを冷やす。
ナ「意味あるのか?それ。」
笑いながら言ってやったが、大して意味はなさそうだな。
メ「ならこれなら…」
そう言って、腕のブラスターに付属品をつけようとした所で、そいつが地面に落ちる。
確かに存在感はねぇが、忘れてると痛い目見るだろうな。
ア「そっちばっかり見てんなよ、オレもいるんだぜ?」
ソウルの色が変わり、地面に落ちていくついで、アウターのブラスターに呑まれる。
死に…はしないな。この程度で死んじゃ相手にならん。
メ「舐めないでくれ。」
瞬間、落下しながら、脚のジェットを稼動させ、アウターのブラスターがレーザーを放つ前にブラスターからナイフに変えた片腕で斬り裂いた。
メ「君じゃ勝負の土俵にも立てていない。」
ま、その通りだな。こいつ程度じゃ勝負にもならん。
ア「そうかもな。だが、このくらいなら出来るんだよ。」
そのままソウルを固定したメタトンを蹴り上げ、俺の方に飛ばす。
なるほど。
ナ「殺せる程度の隙は作ってみせるって訳か。」
飛んできたメタトンを貫かんと、背後の触手を構える。
メ「その程度で…」
腕をブラスターに戻したメタトンが牽制のブラストを放つ。
ナ「へへへ…」
その時にはもう、俺の姿は遥か下に消えていた。
ナ「ブラフだよクソ野郎。」
一瞬で俺がブラスターに入れ替わり、メタトンにレーザーを浴びせる。こいつを避けきるには時間が足りないらしい。
メ「面倒な…」
ブラスターに呑まれるメタトンを横目に、触手を構える。
メ「この程度で…!?」
ブラスターを防いだのはいいが、視界が見えなくちゃ避けれないらしい。
その一瞬で後ろに飛んだ俺は、触手でメタトンの腹部を貫いていた。
ナ「次回作は耐久性を上げて貰えるといいな?」
これで勝ち…てほど上手くは行くかな。