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<陸視点>
午後の授業が終わり、同級生らに呼ばれたのは使い古した空き教室だった。
陸「どうしたの?なにか相談事とか」
クズ「まぁ、そんな感じかな。」
クズ「ねぇ、君ってさΩで親にも見放されているんでしょ?」
陸「…!ッ…な、なんでそれを?」
クズ「?…なんでって情報は金を払えば買えるんだよ?」
陸「だから?…」
そこから先は地獄だった。手慣れたようにズボンを脱がされ、ピストンのように入ったり、抜いたりしてた。
感じたこともない快感に溺れそうになった。視界が涙でボケやて見えなくなっていく。交代交代で代わり代わりにヤっている。
疲労が溜まり目を覚ますと、同級生は一人しかいなかった。
同級生はいった。ずっと気になっていたんだ。番にはなれない。子供も孕ませられない。でも付き合いたい。
僕は断った。僕には片思いしている人がいると。君とは付き合えない。
そう発言したら、急に態度をかえた。殴る、蹴る、叩く。過去の古傷がそこから疼いてきて、トラウマが蘇る。反射的に謝ってしまった。これが大きな間違いだった。
ふと、瞬間的に謝って、顔色を窺おうとした同級生の目は狂変したようだった。
無理矢理ベットに投げ倒され、臓器を入れられる。気持ちがいいのと、後悔、新しいトラウマなど様々な感情が混ざり、よくわかんなくなっていた。
投げかけられる質問に答えられない、反応が遅いと、頬を叩かれたり、愚痴を言いながら首を絞めてきたり、もう散々だ。
性欲を解消することに貪欲な同級生とはもう関わりたくないと心から誓った。 後処理も何もせずただ形だけの交尾をし終えた後は虚無感に飲み込まれそうになった。
スマホからたくさんの不在着信があった。送人は全員同じ人からだった。
待ち合わせをし、空とあう。空を見た途端我慢していた涙が溢れるように溢れた。空と会った時は、作り笑顔で誤魔化そうとしたけどダメだ。もう、空には全部話してもいいかな。受け入れてくれる?
空を見て泣いても、大丈夫、頑張った、って言ってくれるのが、傷ついた心に優しさが染み込むようだった。その染み込むのがとても辛くて、痛くて、幸せで。
もう、空とは関わらない。僕がいるだけでみんなに迷惑がかかる。
決めた。明日言おう。空に伝えたいこと。
今日は忘れられない日になった。