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「あれ…?」
「何が起きたんだ…?」
元に戻った人たちは、何が起きたのか分からず首を傾げている
マタロウ「すごい!」
アゲハ「やったね!コマ君!」
コマ「これくらい当然です!//」
コマは元の姿に戻りながらカッコよく(可愛く)決めた
ジンペイ「この勢いで残りの友道も倒そうぜ!」
そんなアゲハ達の様子を、農場のはずれの木の陰でコッソリと覗き見ている臼見沢
臼見沢は自分の髪の毛を1本抜き取ると息を吹きかける
それは虫の様に蠢き、友道君の首筋に潜り込んだ
その途端、苦しそうな呻き声を上げる友道君
友道君は不気味なオーラを放つと宙に浮き、他の友道君達を取り込んでいく
沢山の友道君を取り込んだそれは、巨大な人の形へと変わり、
怨霊『ジャンボ友道君』となってしまった
ジャンボ友道君はアゲハ達目掛けて足を振り下ろす
アゲハ、ジンペイ、コマの3人は華麗に避けるが
マタロウはその辺を右往左往しながら逃げ惑っている←
コマは地面に着地すると苦い声を上げる
コマ「かなり手強いよ!;」
ジンペイ「なぁに言ってんだ!
これくらい骨のある相手じゃないと身体が鈍っちまうぜ!」
アゲハ「アハハ…」
マタロウ「そのセリフ痺れるぅ――ッ!///」
マタロウは興奮しながら叫ぶ
ジンペイはバケーラのメダルを取り出す
ジンペイ「お前の時間だ!バケーラ!」
ワーイ!
バケーラを召喚したジンペイは、変身メダルをセットする
ジンペイ「変身!」
ワーイ!ワーイ!ワイワイワイワイワイワイ…… SP!
紅丸「赤く染まったこの体、お主の血で更に赤くなる、の巻!」
変身が完了した紅丸はジャンボ友道君を見やる
紅丸「拙者、遠慮という言葉が苦手故……狙うのはあの急所のみ!」
紅丸はジャンボ友道君の急所(キノコ)目掛けて斬りかかる
だが、ヘソから生えている巨大なキノコはブンブンと振り回り、紅丸を弾き返した
紅丸「なんと……巨大松茸(なのか?)には巨大化なり!」
紅丸はコマンドメダルをセットする
ワーイ! エグゼキュート!
紅丸「ビッグチャレンジ!」
すると、紅丸の体が描かれた絵のようなものが現れると、腕や顔や足が
ランダムに点滅をし始めた
紅丸「巨大変化!」
紅丸は高くジャンプする
そして徐々に点滅が遅くなると、顔の部分で点滅が止まった
すると、紅丸の顔がとてつもなく大きくなる←
「「「えぇッ!?;」」」
紅丸は頭から真っ逆さまに地面に落下した←←
マタロウ「あのメダルは、体の何処かがランダムで大きくなるのか!」
コマ「せめて手が大きくなればいいんだけど…」
紅丸は再びコマンドメダルをセットする
ワーイ! エグゼキュート!
そして、紅丸の体が描かれた絵がランダムに点滅しだす
紅丸「巨大変化!」
そして徐々に点滅が遅くなり、手……
ではなく、足の部分で点滅がストップしてしまった
当然、紅丸の足はボンッ!と、膨張する
アゲハ「足ィィ!?」
コマ「また駄目か!;」
紅丸「いや!」
紅丸は足の重さを利用して、ぐるんぐるんと回転する
そして、ジャンボ友道君のヘソキノコをゲシィ!と踏み付けた
紅丸は後方にジャンプすると、足の大きさも元に戻る
紅丸はヘソキノコから足を放すと、キノコは大きく膨張して膨らみ、紫の煙を放ちながら爆発した
紅丸「成敗!!」
ジャンボ友道君が萎びて元気を無くした隙に、紅丸は剣を振り被って斬った
ジャンボ友道君は光を放ち、その光が様々な方向に散りばめられる
光が収まると、取り込まれていた生徒達が姿を現した
最後に光の中から現れた、特徴的な髪型をした男の子にアゲハ達は近づく
アゲハ「あなたは、友道君だよね?」
友道「…!」
アゲハの声に気付き、友道君はムクリと起き上がる
友道「ああ、そうだよ…」
ジンペイ「なんで、映画の中に映りこんでたんだ?」