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記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事《偽王の幻夢境編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
……場面は変わり瀧奈 達に……
∅³ファイズスリーの乗り物を借りて、αメリー達が乗ってた片割れのロケットの落下点まで向かい移動していた…
∅³ファイズスリーの人達は新たなロケットや得た情報を、まとめる為に一旦の別れをつげた。
アズラト「ハハハ…楽しいねぇ」
〈ガタン〉と揺れ少し浮く…
ティファレット「凄い凄い速い」
ベネット「…揺れが酷くて……うっ…ハキ…吐きそっ…です……」…
メイザー「……森の近くでは戦争が起きているが…その調子で生き残れるだろうか…」呆れた様にベネットの吐く姿を見る…
瀧奈「……どうして戦争なんか…同じ人間なら世界の危機くらい…」
メイザー「同じ人間か…面白い事を言うな…この世界は変わる前から、他の人を人とは思って無い奴らはいる……まして、獣人や亜人など相手ならもっとも…」
Tsアレフ「意外だね…もと狂戦士だった…君からそんな言葉が出るんだ…」
瀧奈「そう言えば、前に聞き覚えが…戦友がどうとかもあったよな……無理じゃなければ教えてくれないか?…」
アズラト「あ〜気になるね〜」
ティファレット「私も私も!」
メイザー「オイ…」怖く鋭い目がティファレットに向けられる…
ティファレット「シュン……出しゃばって、すみませんでしたー」頭を下げる…
〈ガタン〉と車体は揺れ
ティファレット「ガァっ!」頭をぶつける…
瀧奈「……いや、この話を聞くのは良くなかったな…さすがに…」…
メイザー「いいだろう!話してやる」
アズラト「いいんだ……」
……目的地に着くまでの間まではな、
メイザー「お前達と出会う前、ずっと前の話だ……」
……綺麗な貴服を着たメイザーが、見知らぬ宮殿の通路を歩いている、
????「よお〜メイザー、また教官をボコしたんだってか?お前より強い奴探すの苦労しそうだな〜また」
メイザー「だったら、お前がなればいい。そうすれば、立場を弁えるだろ」
????「よせって、そんな事したら俺が地位を取っちまうからっ…ハハハ」
メイザー「ハハハ」…
????「ハハハ」…
メイザー「やる気か?マグナス!」
マグナス「やろうか!メイザー!」
……認めた戦友の名は、マグナス・キルデルク…優秀な右腕だ…
……決闘場で盛大にやり合う2人の姿が見える…それを耳にし観戦に来る貴族や人々が大勢押し寄せ見物状態になる…
マグナス「ふはは!愉快だ!とても愉快な時間だ!アハハ」
メイザー「そう感じるのは、…お前の頭が愉快そのものだからだろう……」次々と振るって来る剣を受け流し避ける…
……観席から突然、大声が聞こえる…
顔が腫れた爺「ヤレェェ!顔を!顔を狙えぇい!…」身を乗り出し腕を上げる…
メイザー「チッ…騒がしい爺だ…」
マグナス「こりゃ傑作だ、感動の再会か!だが、場が悪いな……メイザー!俺が勝ったら、あの爺を隣に置いてやるよ」
メイザー「……だったら、俺が勝ったら…一生俺の盾になれ…」…
マグナス「ふふ…ハハハ!勝ったらの話だ!やってもいいぜ、女作らずにやってややるよ…今日は勝てそうだしな」
メイザー「むしろ、その方が女癖が強いお前にいい薬だ」
急に剣を下から上に振り上げ、その攻撃を簡単に避けるマグナスだが…
メイザー「その言葉、言い逃れはさせぬからな……マグナス!」…
振り上げた剣は滑る様に上に飛んでメイザーの手元から離れる…
マグナス「どうした?腑抜け……」
……メイザーは背を低くし脇に蹴りを入れマグナスが握っていた剣を奪い取る…
マグナス「ダァァァ!あぁ危ねぇ〜」
メイザー「騒ぐな…」落ちて来た剣を見事にキャッチする…
マグナス「いつから覚えたんだそれ〜!ズルだろ〜剣使えよー」
メイザー「関係無い…勝ちは勝ちだ」剣をどかし見下ろす…
マグナス「次は俺が勝つからな!」
メイザー「次はあるが…約束は守れよ」
マグナス「クソォォォォォォ!」
……戦場に出る前までは、確かな実力はあり腕力が取り柄な女好きのイメージ…そんな奴だった…
……ここから先の間は…聞く必要も無いか、アイツは、何度か強くはなったが俺に負けるの連続…確かに約束は…少しは守っているが、密かにやってる事はお見通しだ…
お気に入りの使用人と何とか…って言ってやる気満ちてた日がかなり苦戦はした…
お互い戦場に出れば戦果を上げ…
メイザー「……そこからだったか、マグナコアキューブを、ギルメシアを手に入れた終戦の日は…」
……奇高声が周囲に響いてた…
兵士「何だあれは!」
?仇敵「やれ!エンペラー」
エンペラー〈ヅバァァ〉巨体なドラゴン口から赤い閃光を出す
団長「国家魔術師隊はまだか!あの得体の知れぬトカゲを早く…」…
…俺の目の前でほとんどの奴は一瞬にして赤い火に飲まれて消えた……
マグナス「お前が、この軍を仕切ってる奴だな?あれも」
?仇敵「この死線から潜り抜けてきたか、それだけ褒めてやるが、人数が足りぬ様だな…」
マグナス「確かに足りない、が…お前1人くらいなら足りる人数だ」
……マグナスと腕のいい騎士3人…決して弱いわけで無かったが……
ソイツは強かった…調子が悪いだの何だの言い訳もできぬくらいにな……
騎士「マグナス様…2人の分までお願いいたし…」…最後は…鎧ごと裂ける…
マグナス「ッ……」折れた剣を捨て2本の剣を持つ…
?仇敵「早く終わらせてやる…」剣を振り下げる…
……マグナスは片方の剣で受け流しもう片方の剣で突き出す…が、
?仇敵「残念…」突き出した剣はドラゴンの鉤爪で止められる…
?仇敵「どうやら来た奴らの中で、お前だけ腕がいい様だ…」
マグナス「なぜだ…皆んなは…」
?仇敵「全滅だろう…」
マグナス「……アアァァ!」突き出した剣を押し込むと不思議な光を放つ…
マグナス「エクスカリバー!」
……光輝く剣はエンペラーを貫き?仇敵の近くまで剣先が届く、
?仇敵「グッ……チッ」…脇腹に突き刺さり目線をマグナスに向け剣を構えてなおし、剣を振りかざす…
〈キィィィン〉と金属音が響く
メイザー「マグナス、遅くなってたな!魔術隊を連れて来た」
?仇敵「……」イラつきキィィと歯軋りが鳴り一段と剣の重みが増す…
?仇敵「邪魔を!」エンペラーは大きく尻尾を振りメイザーとマグナスに叩きつけるが、…
マグナス「俺が…俺たちで……お前の玉座を壊し奪ってやる」片方の剣をメイザーに渡し、光輝く剣を構える…
メイザー「いつの間に…そんな力を」剣を受け取り自身の剣を抜き取る…
?仇敵「エンペラー!奴らを焼き払え!」
マグナス「メイザー!奴をやってくれ!」
エンペラー〈ヅヅァァ〉口から火の光が溢れる出てくる…
メイザー「任せろ」近くにあった折れた剣を投げナイフの様に、エンペラーの目へと見事に名中させる…
マグナス「ハァァァ!」彼の中に何かを目覚めさせたかの様に光が包む…
?仇敵「!…」『力が増している』…
激しい剣のぶつかり合いが続き
…マグナスの重い一撃で?仇敵に隙がうまれ、その一瞬を見切り、
マグナス「エクスカリバー!」
?仇敵「全員!散れ!」赤く尖った魔力の結晶が一瞬にして放たれる…
マグナス「コイツ…」…
……一瞬、避け様としたが…
その行動をとらなかった…
マグナス「しゃがめぇ!」
……戦闘中だったメイザーだったが、その声を聞きしゃがむ…
……エンペラーの片腕をエクスカリバーで切り落とし飛んでくる赤い結晶を叩きつける…が、数ある数本は刺さる…
メイザー「!…何をやってる!」
マグナス「仕方ないだろ……お前の盾なんだからよ……」
?仇敵「好奇…仲良く散れ」さっきより増して赤く尖った魔力の結晶を使い、2人に切りに向かってくる…
メイザー「あれを盾にするぞ」
切り落としたエンペラーの腕を盾にする
〈グチャ〉と次々と結晶は刺さり
エンペラー〈ヅァァ〉丸出しになってる方に向けて火を吐く…
その火をエクスカリバーで防ぐ…
?仇敵「……」大太刀の様に赤い結晶をまとった赤剣が横から振り出される…
メイザー「……」2つの剣で一太刀を防ぐが、その重みで押し込まれる…
マグナス「メイザー!」
メイザー「振り向くな!」
……マグナスはその言葉を信じて、エンペラーに立ち向かう、
……危機を感じたエンペラーは飛び立とうとするが、
メイザー「逃がすな…」押し飛ばされ避けるも目に傷を負うが、自身の剣を一本投げつけエンペラーに命中させる……
マグナス「エクスカリバー!」
……光輝く一心の剣は、エンペラーの腹を切り裂く、…
エンペラー〈ヅヅァァァ!〉奇声を上げ、大きく地面に落ち倒れる…
?仇敵「良かったね…エンペラーを負わせた英雄として終わるのだから」
メイザー「…まだだ!」
剣同士ぶつかり合い…まとっていた赤い結晶が砕ける…
?仇敵「!!」その一瞬に目が見開く…
メイザー「……」
〈パキン〉2本の剣が折れる…
?仇敵「クソ!」
メイザー「くそ」後退りするが、
?仇敵「赤剣!」赤い結晶を剣の形に形成し作り出しメイザーに向けて切り付ける
〈ガチャッ……〉
銀板のペンダントが落ちる…
マグナス「一生は無理そうだ……」負傷し、 光っていた剣は元に戻り…マグナスの大きな傷から剣へと血が垂れ流れる…
メイザー「お前の事だ…知ってた」
胸元に落ちた銀板のペンダントを握り締める…
マグナス「次会う時は、世界を…」
〈ゴッ…ヴチャ…〉振り払われマグナスが吹き飛ばされる…
メイザー「ハハ…ハハハ!」
?仇敵「狂ったか……」
メイザー「底知れぬ深淵まで落としてるやろう…」戦友の血で染まった剣を抜き取り、加速の魔法でもかけたかの様に一瞬にして近づき…
?仇敵「なんだ…」
異常な速さで剣と赤剣がぶつかり合う…
メイザー「…」『コレが……マグナスが持つ魔力の流れる感覚…』…まるでアスリートがゾーンに入ったかの様に動きが増す…
?仇敵「底辺な凡骨ガァァ!」
……メイザーが1枚上手で押しのける…
血が染まった剣が青く渦巻き…
メイザー「エクスカリバー」
…?仇敵を飲み込む……
その場に残ったのは、戦友とドラゴンの骸…そして、勝利を掲げる引きつれた者達……と、
…?仇敵の肉体から生えでくる子ども……
?仇敵(子)「今回は負け…」
そう言い何かを掴み取ろうと自身の抜け殻を探ろうとするが、メイザーが持ってた剣を投げつけられ妨害される……
メイザー「まだ生きてたか!」
?仇敵(子)「褒美に教えてやる、俺はホムンクルス(小さな人間)…だ」そう言い残して素早く消え去る…
メイザー「ホムンクルス…」手元に残った銀板のペンダントを見つめ首につける…
そして、剣を引き抜きに向かうと、
剣の横には先程あの敵が取ろうとした宝石が埋め込まれた腕輪があった…
メイザー「コレは……」…
手にした腕輪から宝石が取れかけ、それをキャッチする…
すると、四角い物質が次々と蠢[ウゴメ]きまわり戦友の剣に乗り移る…
剣は白く神秘的に変化し埋め込まれた宝石が光輝く…倒したドラゴン(エンペラー)とマグナスが宝石の方へと吸収される…
メイザー「コレは聖剣か?いや…飾り物か…」握り締め抜き取り天にかかげる、
すると宝石はまた光輝き青く大きな神獣が出現する…
メイザー「コイツは…」剣を構えるが、突然 知らない文字が脳裏に浮かび上がる…
メイザー「……気前の良い勝利品だ…ッチ……名付けよう」
……ギルメシアエンペラー、
メイザー「俺は、世界統べる皇帝!……世界征服だ…」…
ギルメシア〈ヴルルァァ!〉
……ここから先が、始まりだ。
…………
〈カチャ〉金で装飾した白いティーカップを受け皿に置く…
???「失態だね…カルテット」
〈パチン〉
続く→