大吾side
流星の弟、昌也くんを見た時、どこか流星と似ているように思えた。
大 「弟って……?」
流 「多分僕が家から出たあとに産んだ子だと思う。僕の分まで虐待受けて……。」
流星の抱きしめる手が強くなる。自分に責任を感じたのだろう。そんなの、両親が悪いに決まってるやんか。
大 「流星はなんも悪ないで?あの子も、今きっと暗闇を抜けることが出来たんやから。」
流 「あの子、どうなっちゃうんやろ。またお母さんたちに見つかって、連れてかれたりしないよね…?💦」
今にも溢れそうな涙を目に貯めた流星の為になにかしてあげたくて。俺はある提案をした。
大 「一緒に暮らせばいいやん。」
こうして流星と俺は先生を訪ね、院長室のドアノブに手をかけた。
一時的に昌也くんを預かっている孤児院は、いつも通り賑わしい。
大 「先生、相談なんですけど。」
院 「どうしたの?急に改まっちゃって。」
大 「昌也くんのことなんですけど、…………僕たちと一緒に住んじゃダメですかね…!?」
無理なお願いだ。簡単に許してもらえるわけ…………
院 「……………………いいんじゃない?」
大 「ほんま!?」
院 「私はいいと思うけど、後は本人の同意貰ってきてちょうだい。」
流 「先生、ほんまありがとう!」
院長室を出て子供たちが遊ぶ部屋に入る。
「あ!大吾くんと流星くんやー!」
「遊んで〜!!」
大 「ごめんな〜また今度にしよ!」
流 「あ、おった。昌也くん、!」
昌 「あれ、お兄さんと……?」
大 「はじめましてやな。俺は大吾。流星たちと一緒に暮らしてる。」
昌 「大吾……さん。」
流 「昌也くん、昌也くんにはこれから沢山幸せになって欲しい。だからさ、僕らと一緒に暮らさへん?」
昌 「いいんですか……?」
流 「勿論やよ!昌也くんがいいなら………!」
昌 「暮らしたいです、!」
純粋でキラキラ輝く大きな目。このこの幸せをあの家で作ってあげたい。そう思うばかりだ。
流 「行こう、僕らの家へ。幸せを探しに。」
昌 「ありがとう、お兄ちゃん。」
1粒の涙から今までの恐怖や不安が抜けたように思えた。このこの幸せがこれから先あり続けますように。
はい!いかがでした?主最近闇かけてて、投稿頻度落ちるかもです。相談とか出来ずに、精神的に辛くなっちゃって……笑
頑張って投稿するのお待ちください💦
それでは!
コメント
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イケメンや…(当たり前です) うちで良かったら話聞くで?まぁ自分も情緒不安定で病む時は病むし(?) 言いにくかったらいわんでええし。 悩みじゃなくて推しの話して気を紛らわすために使ってくれてもいいしっ!