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『片想いでいいから 4話』
のCPたちの話を 書いてみました
こちらは 登場CPが多いので
12×20
14×1
4×13
⚠️13 20 は 『親友』
のお話です
苦手CPがあれば スルーで!
「あ!やっと見つけた!」
今日は 代表が全員揃ってのメディア対応の日
あっちこっちで メイクだったり インタビュー受けたり 誰がどこにいるのか 全く把握してないゆえに 人探しは困難になる
「藍は 全部終わったの?」
どこからとなく現れた藍は ユニフォームから チームジャージになって 荷物も持っている
「今から テレビの収録で いつもの時間に 電話出られないかもなんで 終わったら連絡しますね」
「うん わかった」
相変わらず 多忙なやつだな
こんな時に わざわざ俺を探さなくても メッセージ入れとけばいいのに
「約束 忘れてないやんね?」
耳元で こそこそと聞いてくる
ん?約束?
「取材とかで 『好き』って言わんかったら…のやつ」
あ……そうだった
そういえば とんでもない約束をしてしまっていたことを思い出す
らんは 取材やメディア露出が多い そして よく『好き』というワードを使う
信頼関係を示すには 分かりやすいけど たまにそれが重荷になっている気がして かなり無茶振りだけど 俺以外に『好き』って言わないでみてよ と約束した
すると らんが
「じゃあ 出来たらご褒美くださいよ!」
と言ってきた
ご褒美と言っても らんは何でも持ってるし…
「1日 智さんに何してもいい ってので どうっすか?」
え?何 そのざっくりしてるけど 明らかにヤバそうなご褒美
「ね?智さんの愛を掴むためなら 俺 頑張るし!」
「………俺がイヤなことは させないからな」
「当たり前やん!誓います!」
そういえば そんな約束してたわ
「今日の収録で いわなかったら ご褒美ですよ!約束!」
小指どうしをからめて ぶんぶん 振り回す
「……わかったよ 放送はいつなの?」
「たぶん 明日の朝だったかな 時間的に ふたりでチェックできるやん!」
すでに ご褒美ゲットしたテンション 何なの?
「とりあえず 収録に行ってこい!」
「はーい 楽しみにしとってくださいね!」
元気いっぱいの足取りで スタッフさんにあいさつしながら スタジオの外に出ていった
藍を見送り 午後からの空き時間 何しようか考えていると お疲れっす!と声が近づいてきた
「えらい藍のやつ 張り切っとんな ちゅーでも してやったん?」
このいじりは 西田だな
「お疲れ〜
てか 西田も収録だろ?行かないとじゃないの?」
「そやけど 俺は ゆうきさん待ち もう集合時間なんやけどなぁ…」
周りを見渡すけど なんせ今日は 人だらけ
「ゆうきのマイペースは 筋金入りだからな ぼちぼち焦って来るんじゃね?」
と噂をすると バタバタとゆうきが現れた
「ごめん 取材が押した!行こう! ゆうじ」
ん?珍しい
ゆうきが西田のこと 名前で呼んだ
「ゆうきさん 忘れ物ないっすか?スマホ持ってる?」
ゆうきが 西田に世話やかれてるの面白いんだけど
「ん 大丈夫!
じゃ 智くん お疲れ!」
「あ うん 気をつけて 西田も お疲れ〜」
「お疲れっす!」
なんか…仲良しだな あのふたり
「最近 ゆうきと西田が仲良くってさ あいつらあんなんだったっけ?」
結局 午後から空き時間になって 小川の部屋でゲームすることになった
「あ〜〜西田が ゆうきさんにずっと憧れてた話は有名ですけど
わりと最近じゃないっすか?距離感近くなったの」
ふたりとも ゲームの画面を見ながら 会話している
「やっぱ そうだよね」
気のせいじゃなかったか
「噂だと ゆうきさんから アプローチしたっぽいっすよ」
「へぇ〜意外 ゆうきって積極的なんだ」
若干 間が空く
ん?
「まさか 智さん 気がついてなかった?」
「え?何が?」
何の話だ?
「ゆうきさん 一時期 智さん狙ってたんすよ」
「は?」
「これだもんなぁ〜」
呆れる 智
「ゆうきさんに 色々誘われてたやないっすか!」
「し……知らない…」
ゆうきとは 元々仲がいいから 遊びにしろ 部屋に誘われるにしても 特別なことには一切感じてない
ゆえに 覚えていない
「ゆうきさんに 智さん狙ってんだよねって言われたんすよ
俺は全然 いいんじゃないですかって
そしたら 藍が猛アタック始めて 諦めたみたいですけど」
「まじ?ゆうきって そんな肉食なんだ」
「ん〜〜 ワンナイトなんじゃないっすか?」
「わぁ……なんか聞きたくなかったかも」
そこは誠実でいて欲しいんだけどなぁ
「あくまで 噂っすよ
俺たちも 世間からしたら 清くはないでしょ?」
「………まあ」
智とは バレー以外では 親友
悩みを共有したり 相談もお互いにする
『俺たちは そもそも普通の人間なんだから たまるし ヤりたくなる』
智とふたりで同部屋になった時 そんな話になった
でも プロアスリートとなると 自由には発散できない
どうにかならないか?と言いだし 智がとんでもないことを提案してきた
「智さん 手伝ってくださいよ 俺 智さんならイケるし」
いや エグいでしょ?
引くのは引いたんだけど 気持ちは わからないでもないしな…と 俺もあまり考えずに 身体を重ねて…
それ以来 そっちのことも ふたりで解決するようになり キスもセックスも 抵抗なくするようになった
確かに 清くは………ないか
「ゆうきも 人間だしな…でも 短い感じじゃなくね?」
「そうなんすか?」
「なんか…西田が ゆうきの世話やいてたんだよ
ゆうきって バレー以外は抜けてるところあるじゃん?そこを 彼女ですか?って感じだった」
「面白い それ」
「だよね?ゆうきに そうやって言えるのって なかなかいないよ」
「俺たちだと だるっ…で終わりだし」
「わりと相性良さそうだから 悪くない感じなのかなぁ〜と」
わぁ!やば!適当にゲームしてたら 智に逆転された!
「他人の事より 自分のこと心配したほうが いいっすよ!」
おっ 仕掛けてきた!
「お前こそ どうなんだよ!」
「え?!」
あ 動き止まった!チャンス!
智が動揺したすきに 逆転して 勝利!いぇーい!!
「智さん 卑怯ですよ!」
抗議してくる 智
「だって そんなに動揺すると思ってなかったし…」
そこは 正直 想定外だった
コントローラーを置いて んーーーと伸びをする
「宮浦とは変わらずなわけ?」
智には 好きな人がいる
元チームメイトの宮浦
向こうから 好きだと言われ続けているけど 智は返事をしていないらしい
「ちょっと………進展しましたよ……」
「お!すごいじゃん!もしかして 返事したとか?」
「………一緒に出かけろって……誘ってみた」
いつもの 冷静な智の日本語 が 照れすぎておかしくなってる
「出かけろって それ 強要じゃん」
「だって あいつから 何も誘ってこないんすよ…
もう 好きばっか言ってないでさ……」
頬を赤くして ぶつぶつ言ってる こういう時の智 ホントかわいい
「もう返事すればいいじゃん!好きなんだしさ」
自分の気持ちに 素直になればいいのに
「いや………まだ 言わない」
「もう…拗らすなよ して欲しいことは はっきり言った方がいいぞ
あいつ 智から気持ち聞かないかぎり なんもしそうにないじゃん 」
「……ハグしろって言ったら …してくれた…」
宮浦の話になると 智の話し方は どんどん かわいくなる
「けんとって 呼んでんの?」
智に特に何を望むことのない宮浦が 唯一呼んで欲しいと言った名前
「うん………いちお……本人の前では……呼ぶ」
なんだ いい感じなんじゃん
「智が 一緒に出かけようと思った理由が あるんだろ?」
「こないだ…なんか…けんとにハグして欲しくて…」
練習終わり 理由はわからないけど メンタル落ちてて 温かい飲み物飲んだら 少しは落ち着くかな…と ぼんやり立っていた
「小川さん?」
背後から 落ち着く低い声がする
「けんと か… お疲れ…」
「元気ないですね」
けんとは 俺がコンディション悪くなると タイミングよく現れる
「ん……なんだろね…」
けんとは いつも優しく笑ってくれる 体格は 威圧感あるぐらいたくましいのに 抱きしめられると 驚くほど柔らかくて 温かい
「ハグ……してよ」
「はい いいっすよ」
当たり前のように 優しく抱きしめてくれる
あ……これが 欲しかった
「汗……嫌じゃないっすか?」
「平気だから こうしてて」
「はい……」
「抱きしめられたら……凄く…安心しちゃって…」
「うんうん」
智の柔らかい表情
なんか…嬉しいな
「もっと…けんとのこと…知りたくなってきて…」
「それで 出かける約束したんだ?」
「うん…やっぱ強引だったかな…」
「そんなこと ないって!好きな人から誘われて 喜ばないわけないよ!」
「……そう?」
「で どこいくの?買い物とか?」
「目的は 考えてなくて ぶらぶらして ご飯食べられたらなぁ…って」
「いいじゃん!それきっかけで ふたりで話できるし!」
なんか 自分のことみたいに わくわくしてきた
「俺より 智さんの方が嬉しそうっすよ?」
「それは 智に幸せになって欲しいからさ
いつとか 予定は決めてんの?」
「たぶん……先かな?けんとも忙しいから」
「そっか 俺も楽しみにしとこう!」
うまくいって欲しいなぁ〜
「そういえば 智さん 藍とヤバい約束したって 言ってたやつ 大丈夫なんすか?」
あ…一気に現実が……
「なんか やらかしてくれそうでさ…」
「1日 智さんに 何してもオッケー でしたっけ?」
我ながら 危機管理がなってない
「藍のやつ たまに リミット外れるんだよな……」
しかも かなりヤバイ……
「愛 重いタイプっすもんね 始まりが 大体ヤバかった訳でしょ?無理矢理って…」
「まあ…ね」
「あのバカ ヤバかったら 連絡して下さいよ 智さん 甘やかしすぎなところあるから」
「ありがとう」
智の頬に キスする
「いつか…こういうこと 無くなるんですよね…」
寂しそうに こちらを見る
「自然なことだよ」
お互い パートナーが出来れば そうなる
「智とは ずっと親友なのは変わらない 俺はそのつもりだよ?」
「うん そうだよね」
智は…そこが 引っかかてるのかな
「宮浦に 素直に気持ちを伝えみろよ あいつなら ちゃんと受け止めてくれるよ」
宮浦は 年下で ほんわかしてるけど 強くて優しいやつ
きっと智のことを守ってくれる
「うん…ありがとう」
智も 頬に優しくキスしてくれる
「さあ!次は集中してこ!」
「よし!手加減なしっす!」
俺に 藍が大事な人となっても……
智に 宮浦が大事な人となっても……
俺たちは 変わらない
ずっと 親友でいような
コメント
3件
毎度神作品ありがとうございます…❗️ほんとに全作品大好きです🥹💝
ああ、読了しました!このエピソード、すごく好きです。藍の「好きって言わないで」って約束、一見子どもっぽいけど、独占欲と信頼が混ざった感じがしてドキドキしました。それに対して智の「何してもいいご褒美」を出した藍のずる賢さと、その約束を許しちゃう甘さが……もう、たまらないですね。智×宮浦の「出かけろって誘った」告白シーンも、ぎこちなくて何より純粋で応援したくなりました。智さんが親友として見守ってる構図がまた沁みます。続き、すごく気になります!
53
Kow
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