この作品はいかがでしたか?
22
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あれから数ヶ月。受診も月1の定期に。多少の人混みは短時間はいけるようになった。もちろん1人では無理だけど。
最近は、慣れるために、ショッピングモールや、電車など、人の多いところに行くようにしてる。
まだ1人では無理だけど、誰かしらついてきてくれる。
今日は日曜日。みんな仕事らしくて…道長くんがきてくれた。
薬のむようになり、効いてるのか、道長くんとは普通に話せるようにはなった。
2人でお昼ご飯たべることも。
なんで、こんな練習してるかというと、数ヶ月後にある、みんなのLIVEに行きたいから。
1人ではやっぱこわいから、道長くんといこうかなって。
道長「電車とか、大丈夫?」
私「ん…なんとか(笑)今日で3回目!だから2駅いこうかなって。」
道長「無理すんなよ?」
私「ありがと。」
そう言ってのった電車。
結構混んでる…
道長「大丈夫か?」
私「うん…多分…」
私の周りはオジサンばかり…
別になんかされてるとかじゃないけど、なんかちょっと…
道長「おい。こっち!」
私「へ?」
人混みをくぐり、ドア横の壁についた。
道長くんは、壁側にわたしをたたせると、人がいる方に自分が立って、私の周りに、人があまりいないようにしてくれた。
道長「これで少しはいいでしょ?」
私「うん…ありがとう。」
2駅目に降りたかったけど、余りのおおさに、動けなくて、また1駅先にいくことに…
人も少し減った。
道長「大丈夫?」
私「うん。」
道長「だったらもう一駅先にいかない?」
私「え?」
道長「お洒落なカフェがあるんだ!」
私「ほんと?行きたい!」
道長「よし、きまり!!」
楽しみで仕方なかった。
無事、駅で降りて、カフェへ
オシャレで、ジュースもその場で搾って作るらしい。
カフェで休憩してると、スマホに連絡があった。
光本さんからで、仕事の休憩中って。
こっちは、ケーキの写真をおくった。
すると、みんなから、たくさんLINEが…
私「……。」
道長「すごいね(笑)」
私「返す暇もないから、いいか(笑)」
道長「なんか、彼氏とデートしてる妹がいて」
私「へ?」
道長「で、心配症のお兄ちゃんたちが連絡してくる…みたいな(笑)」
私「あはは(笑)ほんとだ(笑)」
道長「おまえさ、あんなイケメンと住んでて、なんもないの?」
私「ん?」
道長「いや、好きになったりとか…」
私「ん?みんな好きだよ?」
道長「そうじゃなくて…」
私「へ?」
道長「いや…恋愛とか」
私「恋愛??なにそれ…」
道長「え…」
知らないのか…
女子「あれー?謙佑!」
道長「あ、」
女子「なにしてんの?てか。誰?」
私「……」
女子「ね、謙佑もいっしょにいかない?このあと、悠太たちとカラオケいくんだけど。いこ?」
道長「いや、今日は行かないよ。」
女子「この子いるから?」
悠太「おー、謙佑じゃん!あれ?なに、彼女?」
女子「何言ってんのー?んなわけないじゃん(笑)」
悠太「謙佑もカラオケいこーぜ!なんなら、君も一緒にどう?」
そう言って私の肩に触れた…
私「………っ。…」
その時電話がなった。
道長「お前、電話!」
私「…え?あ…ちょっと話してくる!」
道長「あぁ…」
杏佳は店の外で電話している。
時折笑顔もみえる。
過保護なお兄さん達からなんだろな…
あ、めちゃくちゃ嬉しそに笑ってる。
あれは、多分涼宮さんからだな。
見ててわかる。
杏佳はほかの人と話す時より涼宮さんと話す時の表情がちがう。
深谷さんのときも、甘えた感じだけど、涼宮さんのときは、表情がコロコロかわって基本笑顔。
また、その笑顔が可愛い。
女子「え。謙佑あの子好きなの?」
道長「え?あ…好きってゆか、大事だけど?」
悠太「ん、でもお前の入る隙ねーな、ありゃ(笑)」
道長「だな(笑)」
女子「ふーん、で、あの子誰?謙佑のなんなの?」
道長「ん?幼なじみ。」
女子「学校どこ?」
道長「ん…(一緒なんていえないな…)それは言えないかな」
私「あ、待たせ てごめん…」
道長「なんだって?先生からでしょ?」
私「え?なんでわかるの?(笑)」
道長「なんとなく(笑)」
私「終わったから、迎え来るんだって!(^^)」
道長「そっか。なら俺は、カラオケ参加すっかなぁ。」
私「そっか!」
女子「いいの?」
道長「あぁ。ただ、迎え来るまでは一緒いるから、先行ってて?」
悠太「あぁ、わかった!じゃ、いつもんとこな!部屋番号はLINEするわ!」
道長「わかった!」
女子「じゃまたあとでね!」
道長「ふぅー…ごめんな。なんか」
私「ん?大丈夫。ちょっとびっくりしたけど…」
道長「固まってたもんな(笑)」
私「ちょっと前なら倒れてたかもね(笑)」
道長「発狂してただろな(笑)だいぶ慣れてきたんじゃない?」
私「ん…まぁね。道長くんのおかげかな!ありがと!」
道長「お前が頑張ってっからだろ!(笑)」
私「みんながいてくれるから頑張れるもん。1人じゃまだ何も出来ないし。」
道長「あ、涼宮さんだ!」
私「あれ?光本さんもいる!!」
涼宮「いたいた!」
光本「うわぁ。ほんと、美味しそう(´,,•﹃•,,`)」
道長「えっ…」
私「あははは(笑)光本さん甘いもの好きだから(笑)」
道長「なんか意外…」
光本「よく言われる(笑)俺、これにしよー」
道長「じゃあ、僕はここで。」
涼宮「え?」
私「友達とカラオケいくんだって」
涼宮「そっか。」
道長「さっきたまたま会って…そしたら、涼宮さんが来るってことだったんで、来られるまで待ってました。」
光本「杏佳ちゃんはいかないの?」
私 「うん。行かない。」
涼宮「そっか」
道長「じゃ。これは、俺の分…」
涼宮「いいよ、いつもありがとうね!」
くそ。なんか大人だしてきやがって…
杏佳も、安心しきった顔してるし…
道長「いえ。置いていきます。じゃあ、またね、」
私「うん!またね!」
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