続き書いていきマッチョ
はい。真面目に書きます
ほんへ ナチ視点
目の前を歩く国は見覚えがあって、何故だか、声をかけたくなった。
ナチ
[…なぁ、イタリア]
イタリア
[なぁに?]
イタリアは無邪気にこちらへ振り向く。
その表情には どこか寂しさがあり、気味悪さが増す。
何故..何故、裏切ったのにそんなカオが出来るのかが解らない。
ゆっくりと 息苦しさで包まれてゆく…
ナチ
[なんで…裏切ったんだ…? 俺は..お前を..しんじてた..]
何故だろう。不思議と涙が出てきて、弱々しい声が溢れる。
本当に…息が、苦しい
ナチ
[っは….っ….はぁっ…..はぁ..うぅ….はっ…]
少し 意識が朦朧として、フラついて思わず しゃがみこんでしまう。
イタリアは 何故かうっすらと、泣きそうな表情を浮かべた。
イタリア
[…! ドイツ! ゆっくり息吸って! 落ち着いて、深呼吸!]
駆け足でこちらに来て、背中をさすり 顔を近づけてくる。
イタリア は 何故か おれと 唇を 重ねて…
イタリア
[…..っは、大丈..夫? 過..呼吸なおった?]
ナチ
[!?!?!?!?!?]
突然のことで頭が回らない!なんだ!?何を…された!?
た、確かに呼吸はなおった、でも、でもぉ…!?
イタリア
[クスッ…ナチ、顔真っ赤。 そんなに嬉しかったの?]
ナチ
[…..っは? 今、な、ナチ…って…]
その時。 確かに、見間違いではなく…イタリア、王国、が…そこに、いた。
ナチ
[な、なんでおまえが…イタ、王が..居るんだ?]
イタリア王国
[僕だってなんでナチがいるのか不思議だよ。 …あーあ、いやーな予想、
当たんなかったと思ったのにな。]
ナチ
[え…? 予想って、なんだ?]
イタリア王国
[…ナチはさ、ドイツとしてまた、もうひとつの人生を 歩めるじゃん?
でも、僕はきっとドイツと いや、ナチと同じ人生過ごせないと思うんだ。]
ナチ
[…なんで、なんで..そんなことを言うんだよ…]
さっきまで、あんなに憎らしかったのに、どうして、こんなに悲しくて、
寂しいんだ…?
イタリア王国
[ここに、ナチがいなければ、嫌な予想 当たんなかったんだけどなぁ。]
ナチ
[あっ…..その…ごめん….]
嫌だ。 罪悪感が、頭のなかで、ぐるぐると、巡りめぐる。
イタリア王国
[…なんてね。ナチ、冗談だよ、冗談。本当に味方のことは何でも
信じちゃうんだから(笑)]
ナチ
[(怒)…で、何が言いたいわけだよ。 なにか、有るんだろ。]
イタリア王国
[….最期なんだからもう少しお話させてよ きっと、これがラストなんだから。
…そうだ ひとつ、言いたいことがあったんだ。]
ナチ
[何が言いたいんだ?]
イタリア王国
[僕ね、ずうっとナチのこと だいすきだったんだ。]
それを聞いた瞬間 いつもの冗談かと 思ったが イタ王の顔を 見て
冗談じゃないと わかった。
ナチ
[じゃ、じゃあ! さ、さっきのきすは!? そ、その…そういう、いみも…?]
イタリア王国
[…そっ…そうだよ!? な、ナチじゃなかったらしてないもん!?]
何故だか、イタ王は顔を赤らめて 恥ずかしそうにしている。
まるで、さっきのキスを思い切りでやったのを思い出して、堪えられなくなったかのように。
イタリア王国
[…..な、ナチ。 もう..いっかい、き、きす…いい?]
ナチ
[…! あぁ、!]
思えば、俺はイタ王のことが好き…だったのかもしれない。
嫌だな。
もっと、一緒にいたかった。
もっと、愛していたかった。
もっと、平和に過ごしたかったな…
イタリア王国
[..っは…..ナチ..大好き。]
そう言い、イタ王は優しく、抱き締めてくる。
ナチ
[…俺も、愛してる。]
俺も抱き返す。
その時、強い風が吹いて、イタ王を抱いていた手を軽く離して、
目をつぶってしまう。その時、
そこに 必ず いたはずの イタリア王国が 居なくなってて、
いつも イタリア王国が 被っていた 帽子が 落ちてて..
ナチ
[そ…んな…]
帽子を拾い上げ、抱きしめ、涙が頬につたる。
その時、聞こえた。
イタリア王国
[僕のこと、忘れないでね。]
?
[ツ!…ド…ツ!….ドイツ!]
ドイツ
[…?]
?
[…あ!やっと起きた! ドイツ、大丈夫なんね!?]
ドイツ
[ん…お前は…イタリア?]
イタリア
[そうなんね! イタリアなんね! …平気そうでよかったぁ…]
首には冷たいタオルが巻かれており、大きな木の影になっているところに
座っていた。
今日は真夏日。 それなのにイタリアはピザ、いやピッツァを食べに行こうと
言ったんだっけな…
ドイツ
[…あぁ、平気だ。 さ、行こう。]
今日もこんなんで一日が過ぎてく。
でも、ひとつだけ絶対に忘れられないことがある。
ナチ
[絶対に忘れないよ。 イタ王。]
自分は小声でそう言い、心配するイタリアの頭を撫でながら。
いつものレストランへ、歩いて行くのだった。
コメント
3件
え?待ってこれ黒歴史確定やん