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わた
第三話 【新たな出会いへ】
夏輝「ぶっ殺してやるよ!!」
涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、夏輝は叫んだ。
その瞬間、夏輝の刻印**【花火】**が強く光り出す。
空気が震えた。
???「ぐッ……!?」
???が一歩後ろに下がる。
次の瞬間、夏輝の姿が消えた。
???「なっ――」
ドンッ!!!!!!
???の体が横に吹き飛んだ。
屋台を巻き込みながら、地面を転がる。
同時に、花火の粒がこぼれた
???「がはっ……!」
何が起きたのか分からない。
口から血もではじめた。
だが一つだけ分かる。
――こいつ、さっきまでと別人だ。
夏輝「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア!!!!」
夏輝はもう、まともに喋っていなかった。
獣のような叫び声を上げながら、再び突っ込んでくる。
速い。
さっきまでの奴の動きじゃない。
???が骨の刃で防御する。
だが――
バキィンッ!!
骨の刃にヒビが入る。
???「くっ、何だこの力…!」
夏輝の拳が、何度も、何度も叩き込まれる。
その度に、花火が散る
ドン!
ドン!
ドン!
衝撃で地面が割れる。
???(今までのヤツらとは少し違う…)
???の額に汗が流れる。
???(まるで……ッ)
考える暇はなかった。
夏輝が手をかざした瞬間、刻印がさらに光る。
次の瞬間――
夜空に上がっていた花火が、軌道を変えた。
???「なっ……!?」
ヒュルルルル――――
花火が、???に向かって落ちてくる。
ドォンッ!!!!
ドォンッ!!!!
ドォンッ!!!!
爆発、爆発、爆発。
地面が揺れる。
煙が一面に広がる。
夏輝「ぐああああああああ!!」
爆発の中、???は必死に骨の壁を作る。
???(やばい、、、死ぬ)
煙の向こうから、ゆっくりと夏輝が歩いてくる。
目が光っている。
涙を流しながら、笑っていた。
夏輝「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア!!」
もう、人間の顔じゃない。
その時だった。
夏輝の動きが、ピタッと止まった。
???「……あ?」
刻印の光が、点滅し始める。
そして――
ボタッ。
血が地面に落ちた。
鼻から血が流れている。
口からも血が溢れる。
夏輝「……ッ、なんだ…!」
正気に戻った夏輝は驚いた。
そして、視界が揺れ 体に力が入らない。
刻印の光が消えた。
ドサッ――
夏輝はその場に倒れた。
意識がだんだん遠のいていく。
???(危なかった。後少しで、死ぬところだった)
???(こいつは生かしては行かない)
???(今後の大きな敵となる)
???がゆっくりと近づく。
骨の刃を作り、振り上げる。
???「これで終わりだ――」
その瞬間。
目の前から、夏輝の体が消えた。
???「……どこに行った…」
突然現れた男「こいつの事か?」
後ろから声がした。
???が振り向く。
???「……ッ! お前は」
突然現れた男「久しぶりだな、沙羅稀」
沙羅稀「元気そうだな笑」
沙羅稀「零!!」
零「当たり前だ」
沙羅稀「なんで、ここに?」
零「こいつを貰いに来た。ただ、それだけだ」
沙羅稀「渡すとでも…」
零「やめとけ、お前が俺に勝てるわけない」
沙羅稀(確かに、今の俺じゃ勝てない)
沙羅稀は舌打ちをした。
零「でも、、、」
零は、静かに言った。
零「情報収集の為、お前は連れて帰る」
沙羅稀「それは嫌だね!」
次の瞬間。
カアァァァァァァァァァァァァァ――――
大量のカラスが、空から降りてきた。
バサバサバサバサッ!!
カラスが沙羅稀を取り囲む。
沙羅稀「また、会う時はそいつもお前も殺す」
零「やってみろよ」
沙羅稀「ふんっ」
カラスが一斉に舞い上がり、沙羅稀の姿は消えた。
静かになった夜。
花火の煙だけが、まだ空に残っている。
零は、気を失っている夏輝を見る。
ポケットからスマホを取り出す。
プルルルル……
零「はい?」
『ーー。ーーーーー』
零「はい。救助しました」
『ーーーー!ーー』
零「はい。連れて帰ります」
ピッ。
通話が切れる。
零は倒れている夏輝を見下ろして、小さく呟いた。
零「こんな奴に…か」
そう言って、夏輝を抱え、夜の闇の中へ消えていった。
ーーー第4話に続く
ご視聴ありがとうございました🙏☺️
どうだったでしょうか?
???の名前は、 **沙羅稀(さらき)**と言います!
そして、突然姿を表した男が**零(れい)**と言います!!
零と沙羅稀の関係性が少し気になるな笑
そして、今回出てきたカラス…カラス?
どこかで見た事があるような…🤔💭
そして!!
第4話…夏輝は一体この後どうなる…!!
次回第4話で会いましょう!!
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