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わた
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第4話【目的】
零「こんな奴…にか」
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場所は変わり、どこか暗い部屋。
小さな明かりだけが灯る部屋の中、ベッドの上で夏輝は眠っていた。
その手には――鎖がつけられていた。
夏輝「……ん、……ん」
ゆっくりと、夏輝の目が開く。
夏輝「ここは? ……俺は一体……」
頭がぼんやりする。
次の瞬間――
親父が血を流して倒れている姿。
姉貴が体を貫かれる瞬間。
記憶が一気に蘇る。
夏輝「親父! 姉貴!!」
手を伸ばす。
――じゃりん。
鎖が音を立て、手は途中で止まった。
夏輝の目から涙が流れている。
夏輝「なんだこれ?」
零「起きたか」
低い声が部屋に響いた。
夏輝が顔を上げると、そこに立っていたのは――
あの時の男とは又別の男がいた。
夏輝「あんたは一体…」
零「俺の名前は、零。刻印者だ」
夏輝(刻印者……? 確か、あいつも刻印者がどうのこうのって言ってたような…)
夏輝「お前ら何もんだよ!俺に何の用だ!」
零は少しの間黙ってから言った。
零「俺もお前も、刻印者だ」
零「そして、お前と会ったアイツは殺人鬼だ」
夏輝「刻印者ってなんだよ」
夏輝「殺人鬼?」
零はため息を吐き、説明を始めた
零「刻印者は、思い出やトラウマから生まれる物だ。お前は、楽しい思い出である【花火】が刻印になったんだ」
夏輝は自分の拳にある刻印を見つめた
零「そして、俺らの敵は殺人鬼だ」
夏輝「?」
零「殺人鬼は俺らと少し似てるが頭から生えてる角の色によって能力が違う」
零「俺の任務は」
零「お前みたいに暴走・覚醒した者達を集め育てる」
夏輝「育てる?任務?」
夏輝「何の為にだよ!」
夏輝は怒鳴り声をあげた
零「今から説明するから黙れ」
零は低い声でしゃべり。
睨みつけてきた。
夏輝「ッ!」
零はため息をつく。
零「俺達刻印を持つ者の目的は2つだ」
零「1つは、刻印の秘密を知ること」
零「もう1つは、覚醒や暴走したやつを助け、育てること」
零は淡々と話す。
零「俺は、お前達未熟者を育てる」
夏輝「……ここで強くなったら、どうなる?」
零「そうだな。具体的には様々な各地を周り、殺人鬼達と戦ってもらう」
夏輝の目が変わる。
夏輝「その中にあいつはいるのか…?」
零「あいつ?」
零「あぁー、沙羅稀か」
零「あぁ、いるぞ」
夏輝(あいつに会える。今度こそ…)
夏輝 (殺す!!)
夏輝「俺はどうしたらいい」
零「そうだな。能力を伸ばすか捨てるかお前にはその2つしか選択肢はない」
一瞬の沈黙
夏輝「俺は…」
夏輝「親父と姉貴を殺したヤツを殺せるぐらい強くなってやる!」
夏輝は迷わなかった。
その時夏輝の首から少し光が灯った。
零は少しだけ目を細めた。
零「そうか…」
そして、服を投げた。
零「それに着替えろ」
ーーーーーー― 移動中 ―ーーーーーーー
夏輝「これから何するんだ」
零「お前以外の奴と会ってもらう」
夏輝「俺以外にいるのか」
零「あぁ、ただ…」
夏輝「ただ?」
零「少し個性溢れている」
夏輝「…?」
零「まぁ、会えばわかる」
ーーーーーー ― 扉の前 ―ーーーーーーー
大きな扉の前で、零は立ち止まった。
零「ここに皆集めている」
ガチャ――
扉が開く。
その先にいたのは、六人の少年少女だった。
一人は、
壁にもたれ、無表情で下を見る少年。
静かだが、目だけが異様に冷たい。
二人目は、
腕を組み、いかにも短気そうな目つきの少年。
顔がとても赤い。
足元には、凍った床が広がる。
三人目は、
奥の方でスマをいじって笑っている少年。
前髪をずっといじっている。
四人目は、
床に座って本を読んでいる少女。
読んでる本は【天才とは】と言う本。
五人目は、
部屋の隅で、1人うずくまっている少女。
気配が薄く、存在感がほとんどない。
六人目は、
壁に向かって拳を打ち続けている。
空手の構えをし、撃ち込むその繰り返し。
そして、零が言った。
零「こいつらが、お前と同じ覚醒や暴走した刻印者だ」
夏輝はその6人達を見渡した。
夏輝「こいつらと…」
――俺はここで強くなり。
――そして、あいつを殺す。
夏輝は心の中で、そう誓った。
ーーー第五話へ続く
ご視聴ありがとうございました🙏☺️
今回もどうだったでしょうか?
沢山キャラがでましたが、この6人が主人公と一緒に成長していくメンバーです!!
6人…皆どんな刻印を持っているのか…🙄💭
第6話で夏輝と6人達の仲はどうなる…!?
また次回会いましょう!!!