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悩み中の部活決めについて、蛍くんに相談することにした。
『ねね、蛍くん。』
「………」
無視ですか。…いや、私はめげない!
『お〜い、蛍くん!』
「はぁ、何」
『部活迷ってるんだけど、蛍くんは何にするの?』
「…バレー」
『ちょっと意外かも。でも良いね!』
せっかく答えてくれたし、うちも何か言おうとしたが全く出てこなかったので会話終了。
(うーん…なにか。)
1日も終わり、HRで先生が話し始めた。
<今から部活希望の紙を配ります。みんなちゃんと書いてねー。>
うわー、もうみんな決めてるのか。期限も短いから、さっさと決めないとなー。
<それではさようなら。>
人が教室からどんどん減っていく。
「ゆりちゃーん!ごめん!今日予定があって一緒に帰れない!また明日!」
『平気!また明日ね!』
かほちゃんにも相談しようと思ってたけど、まあ仕方がない。
私は歩きながら部活希望の紙を持って考えていた。
『うーん』
「…ねー!部活迷ってんの!同じクラスだよね!俺は日向!」
何だこの人。後ろから急に現れて、なんだか忙しい人だな。
ていうか前黒髪の人に叫んでた人じゃん。
『…あ、えと、私は西川ゆり。そうなの。
部活迷ってて…』
「じゃーさー、バレー部入ってくんない?西川体力測定凄かったし!マネージャーとかどう?」
『え、ええ、私バレー全然知らないし…ちょっと考えてみるね。』
「うん!」
『ていうか日向すごいフレンドリーだね。女の子慣れしてるの?』
日向は一瞬考えて、口を開く。
「あ、俺ちょっと女の子苦手なんだけど、西川はなんかいける!」
…それは男っぽいということか??
『ふーん。』
「じゃまた明日!」 👋
『うん』 👋
日向と別れてふと後ろを見る。
(え、は、蛍くん?)
<続く> NEXT▶♡20