死にたい赤葦
もう少しで終わります!
翌日
練習前
赤葦
「すみません、遅れました。」
木葉
「…おい、赤葦。」
赤葦
「…なんですか?」
木葉
「お前、いい加減にしろよ。」
……遂に、言われてしまった。
これは怒られる。まずい。
木葉
「お前さ、俺らがお前の遅刻とかに対して何も思ってないとでも思ってるのか?」
「だとしたら間違えだな。こっちだって色々考えてるし我慢してるんだよ。」
「最近遅刻は多いし、不注意程度の怪我も多い。どういうつもりだよ。」
「気をつけますとか何とか言うけど、それが現実になった事はあったか?ないよな?」
突然言われて、頭の整理が出来ない。
木葉さんってこうやって怒る人だったんだ。
…っでも。
木葉さんは俺に対して怒ってるんだ。きっと、それは俺のことを思ってることで、、、
木葉
「…そういや、鷲尾の事も怒ったんだって?」
チクリと、胸が痛む。
昨日の鷲尾さんや木兎さんにやった事を思い出す。
あの後、謝っていない。…多分後で2人怒られるな。
木葉
「最近態度悪い上に、先輩に対してもそれって…本当に、お前何考えてるの?」
「そんな態度悪い癖に同じチームで対等でいたいとか…信じられるか?」
鷲尾
「…木葉、怒りすぎだ。赤葦には事情が…」
木葉
「事情なんて関係ないだろ。」
冷たく言い張った木葉さんの声でハッとした。
この人は、相手の思いを思い取らず、ただ一方的に怒る人だったんだ。
その瞬間、冷たい何かが心を包み込んだ。
この人だけじゃない。
この人以外も、俺を冷たい目で見てる。
ここに、俺の味方はいない。
ここの世界に、絶対俺の味方をしてくれる人なんていなかったんだ。
…そうかっ だったら、
こんな地獄からはバイバイだ。
ただ、死にたい。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩ 3500いいね または主の気分☆
次回…最終回!!
コメント
10件
あかんッ涙腺がッッ😭 僕が一生赤葦のこと愛するよッッ!(?)
やばい……辛すぎる……🥲 これは、涙無しでは見られないよ……
うわああぁぁい(((((殴殴 赤葦が不憫だーー!!!!((殴