TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「…………え?」

頭には、柔らかい感触

眼前には、とても大きな果実(男のロマン)が2つ

さらに、とても綺麗な、金色の髪

「…めっちゃくちゃかわいい」

そう呟いた瞬間、少女の瞼がピクピク動く

耳も心なしか、赤いような…

「(起きとるやんけ!絶対!)」

「(なんで起きない!…違う!僕があんなこと言ったから、起きるタイミングなくしたんだ!)」

お互い、顔を赤らめ、固まる

「うーん…ハッ!コ、ココハドコダ!」

仕方なく、今起きたように装う

「あっ…//起きたのですね///」

少女が声をかける

鈴を転がすような美しい声とは、このようなことを言うのだろう

「…てか、なんで膝枕?//」

顔が熱い自覚を持ちつつ、問いかける

「あなたが苦しそうに寝ていたので…つい」

おっと、天然かな?

この子、天然でとんでもないことしたなーおい!

「な、なるほど…それで、ここはどこ?」

「ここは、エデン帝国の領地の一つです」

今、なんて言った?

エデン帝国?どこだ?

「…君、日本って知ってる?」

確認のため、聞いてみる

「ニホン?ニホンとは、どこの国の領地ですか?」

「………」

確信した、ここは、僕の知ってる世界じゃない………

「僕、どこから来たのかわからないんだ、それに…これからどうすればいいのかも…」

正直、ほんとに路頭に迷ってしまっている

「大変ですね…でしたら!私がお助けしますよ!」

そう言いながら、純白の翼を動かす

翼………

翼?

「申し遅れました!私、リアと申します能力は大天使です!」

能力…恐らく、アニメや漫画で見る超能力の類だろう

「僕の名前は白兎、能力は…わからない」

「ハクト…ハクト様ですね!素敵なお名前です♪それでは、近くの村へ行きましょう!」


「ここは、私も住んでいる村でして、いろんなお店があるのですよ♪」

リアに案内してもらいながら、村の中を歩く

「今は、どこえ向かってるの?」

心配そうに、問いかける

「ふふっ♪まずはハクト様の能力を調べるために、ギルドへ向かっています」

心配そうにしていた僕を気遣ったのだろう、リアが手を握ってくれる


ギルドにつき、受けつけでリアが手続きをしてくれている

「ハクト様!こちらの方がハクト様の能力を鑑定してくれますので!」

リアの後ろから、職員と思われる女性が来る

「では、私の手に触れてください」

差し出された手をとる

そうすると、僕の周りが光だす

「鑑定が終了いたしました、書類にまとめますので、少々お持ちください」


「ハクト様はどんな能力なのでしょうか♪わくわくですね♪」

「あ、あはは…そうだね!」

テンションが!テンションが高いですのよ!リアさん!

「お待たせいたしました、こちら、ハクト様の能力を記した書類と、ギルドの任命書と免許証です」

「あ、ありがとうございます」

書類や、渡されたものを受け取る

「ハクト様ハクト様!さっそく能力見てみましょう?」

言われ、能力が記されてる書類を見る

ハクト

能力「英雄譚」

効果「相手の能力を理解したとき、その能力を発動、発展させることができる」


「すごい能力ですね♪」

リアは褒めてくれるが…この能力は割とチートなのでは?

英雄譚…つまり、能力をハクトという1冊の本に書き記し、ページを増やしていく………このようなイメージだろう

「中々にぶっ壊れ能力だな」

「?そうですか?私は素敵な能力だと思います♪」

「ありがとう、リア」


ギルドを後にして、再びリアと並んで歩く

「ハクト様?ハクト様はこの後、どこへ行かれるのですか?」

「実は、どこも行く宛がないんだ」

正直、少し焦っている

このまま僕が生きていける保証なんてない

「行く宛がないのでしたら、私のお家などどうでしょうか?」

爆弾発言である

「ドシテ?」


異世界ヒーローのハクト

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

17

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚