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しかし、そんな事も言ってられない。
みんなの怪我は深刻で早くどうにかしなければならない。
だから、私は本当の力を使うことにした。
私は斧を取り出し、自分の頭をかち割った。
私の身体は黒い血で染まり、その内にバケモノと呼ばれるような見た目になった。
私はもうどうでも良くなった。
スイの頭をつかみ壁に押さえつけた。
私はスイにあるマエちゃんの魔力を自分の体内に取り込んだ。
私にはマエちゃんの魔力が分解できるから、私は理性を失わないし、いつもどうりの私になる。
全てが終わり、私はその場に立った。
ドアが開く音がしたけど、私は部屋を退出しなかった。
今回ばかりはマエちゃんの魔力を吸いすぎた。
私の身体はマエちゃんの魔力に耐えられなかった。
そして、私は倒れ込んでしまった。
キキネ「…」
もう話す気もなかった。
疲れたのだ、生きている事に。
あの姿を見てウルピスくんは何も言わなくなった。
ただ、私を見るだけで何も話さない。
他のみんなは別の部屋に行ったそうだ。
私とウルピスだけがいる部屋で、時間がひたすら経つのが感じ取れた。
私は嫌われた。
私は愛されない。
私は生きている資格などない。
マエちゃんに言われた言葉が脳裏によぎる。
こんな時に思い出したくもなかった。
それが本当になるかもしれないからだ。
すると、気まづい空気が流れ続けている時ウルピスくんはこんな事を言った。
ウルピス「鬼花ならお前の事嫌ってないんじゃないか?」
それだけ言って、ウルピスくんは部屋を出ていった。
キキネ「確かに、私には鬼花ちゃんがいるや…」
私は少し安心したからか、眠くなってしまった。
そして、私は気づけばそこで眠っていた。