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「今…何と?」
「ですから、この病院の患者はあなただけだと申したのです」
私、だけ?
ではあの人たちは、誰?
自殺寸前のような闇に染まった目が脳裏に浮かぶ
…自殺、寸前?
–この病院に他の患者はおりませんぞ–
–ですから、この病院の患者はあなただけだと申したのです–
これがもし”今は”の話だったとしたら…?
私は、曲がり角の先に向かって弾けるように走り出した。