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低音楽器は天敵…バリサクを除く
どうも雲霧楼季です!
1つ目の楽器は「ピッコロ」です!
ん?ドラゴン○ールのほうのピッコロじゃないですよ?我々低音楽器の天敵です(ピッコロ担当の人すみません)
これがピッコロです
1 ピッコロとは?
ピッコロフルートと同型の楽器で、オーケストラでも最高音域を担当する木管楽器です。 音域は中央のc(ド)の1オクターブ上のd’(レ)から3オクターブ上のc”“(ド) までで、記譜はフルートと同様にト音記号ですが、 実音の1オクターブ下を表記します。 ちなみに、最高音はピアノの最高音と同じ音です。
2ピッコロの歴史
18世紀近辺から使用されはじめました。 初期の段階では、フランス宮廷の屋外音楽で使用されていた可能性があります。 このころのピッコロは、丁度フラウトトラヴェルソを小さくした感じの楽器で、 キーは右手小指の一つだけでした。
余談ですが、ヴィヴァルディ作曲に「ピッコロ協奏曲」が3曲ありますが、 この演奏には横笛のピッコロを用いるのではなく、 ソプラニーノリコーダー(ソプラノより小さいF管のリコーダー)で 演奏することを目的としたという説が有力です。 出現する最低音がFであること、当時の「フルート」が通常縦笛を意味したことも その説を裏付けるものとなっています。
交響曲で初めて明示的にピッコロを楽器指定した作曲家はベートーベンで、 交響曲第5番「運命」の4楽章で最初に出てきます。 が、トゥッティの部分で低い音域で吹くのでほとんど聴こえません。
次第にオーケストラの編成が大きくなるにつれて、 ピッコロもしばしば使われるようになって来ました。 ブラスバンドのような吹奏楽器だけの大音量をだす編成でも多く使われています。
3 ピッコロの素材と構造
楽器のサイズは小さく、長さも丁度フルートの半分程度しかありません。材料はフルートの様に銀などの金属を用いたもの、 黒檀やグレナディラなどの堅い木材を用いたもの、 廉価な楽器ではエポキシなどの合成素材を用いたものがあります。 一般的に木材で作られた物が高級品とされていますが、 金属と違って材料の品質が一定でなく、加工も難しいため、 当たり外れがあるようです。 キーはフルートと同様、金属で作られ、金で作られた高級品も存在します。
フルートはベーム式になってから円柱形のボア(内径)を持つようになりましたが、 ピッコロは昔ながらの円錐形(足部管に向けて細くなって行く) のボアを持っています(最後に若干広がっていますが)。 ここが決定的にフルートと異なる点で、音色や音程感の違いに寄与します。 最近では円柱形の楽器も作られるようになったようです。 小さな楽器に同じ指使いを乗せるためにフルートとはキーメカニズム等が 多少変わっています。
4 ピッコロ奏者の生態
ピッコロ奏者は一般的にフルートを吹ける人が演奏しますが、 プロのオーケストラにはかなりの確率でピッコロ専門の奏者が在籍しており、 その中でもウィーンフィルの「ピッコロ・ソリスト」は有名です。
しかし、アマチュアの世界では、フルートは日本で最も演奏人口の多い管楽器です。 従って、通常アマチュアオーケストラではフルートパートをめぐって、 シレツな戦いが繰り広げられることが常です。 ピッコロとフルートはなまじ指使いが一緒だったりするために、 そういう戦いにあぶれた人、 「おら、そんな戦いはやだ」という人などが担当していることがほとんどの様です。
いかがでしょうか?高音楽器のことは今一分からなくて…構造くらいしか分からなかったのであとはネットで漁ったりしちゃいましたw
次回はコンサートフルートについて紹介したいと思います!
それじぁあバイバーイ