第65話 過去の軌跡
〈時空魔法〉の〈砂時計〉によって過去の景色に飛ばされた理世は、今自分は「二回目の人生」を歩いていることに気がついた。
まだ完全に記憶が蘇ったわけではないが、少しずつ「最初の人生」のことを思い出しつつあった。
広間で公務を行う許可をもらった「過去の理世」とジェイドは広間から人の気配のない庭園に移動し、二人だけになった。
「余計なことをしたら、拘束するからな。僕が指示したときだけ、言う通りに〈時空魔法〉を使え」
「……わかりました」
「過去の理世」は、ジェイドの影にまとわりつかれながら、真剣な顔で頷いた。
「ところで」
真剣な顔のまま、「過去の理世」は続ける。
「なんだ」
「ジェイド殿下の影魔法って、コレ以外にどんなことができるんですか」
「……は?」
「コレ」とは、理世の動きを封じようとする動きのことだ。
真面目な顔な割に現状に*******
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