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初 め ま し て 💬 失 礼 し ま す 👶🏻🍼 タ イ ト ル か ら 興 味 を 惹 か れ 拝 見 さ せ て 頂 き ま し た 👒🧼 作 品 の 内 容 も 全 て が 素 敵 で 読 む 手 が 止 ま ら な か っ た で す 🙈🏹💗 ド ロ ッ と し た 作 品 好 み な の で 出 会 え て 良 か っ た で す 🎧☘️
わぁお…ドロドロ系… 鍵を落としてたところから計画通りだと思うとぞっとするわ
ふぁ!!? お久しぶりぃぃぃぃ!! 久しぶりの投稿でびっくりなんだが? とりあえず生存してくれて良かったぜ あ、自分のことわかる?
雪の降る夜、
クタクタになった金曜日。
時刻は11:30、、、まぁいつも通りの時間か
雪の匂いで重い身体がもっと重く、苦しいものへと変わる
『あれ?』
ビルの廊下、鍵が落ちていた
〖402〗号室お隣さんのだ
『どーしよ……』
お隣さんを待ってるしかないか、 落としっぱなしは可哀想だし、
私は隣の部屋、〖402〗号室のドアに背を向け縮こまって座る
『30分だけなら……』
さすがに真冬の夜中、寒すぎでやられる、
同時に眠気まで襲ってくるから
こんなドアの前で座り込んでいる女子がいたら誰でも変な目で見られてしまう。
出来れば誰も来るな
お隣さんに届けるためここに座っているというのに、矛盾した考えを持ちながら座っていると
チーン
エレベーターのドアが鳴った
やばいやばい誰だろ、変な目で見ないでください、お願いします。
私はエレベーターの方向へ目を向けれるわけもなく、頭を伏せて人が通り過ぎるのを待つ
「あの…?」
流石に話しかけられたので渋々頭を上げると お隣さんが不思議そうな顔でこちらを見つめていた
『か、鍵が!落ちていたので!!』
ほぼ投げやりに鍵ををお隣さんへ渡すと私は急いで自分の部屋へ行こうとする
「まって!!」
私はお隣さんに腕を掴まれた
「これ!!えっと……バイト先でケーキ貰ったんですけど、お礼がてら 一緒に食べませんか?」
そう言われもう片手に持った箱を見せつけて来た
『いや、大丈夫です……』
別に明日忙しい訳じゃないけど、いち早くベッドに入りたい
寝たい。出来れば12時間以上。
「あ、ケーキ苦手でしたか?ロールケーキとチーズケーキがあるんですけど」
『いえ、嫌いではないですけど…』
じゃぁ、と言われるがまま手を強く引っ張られ強制的に部屋へ入れられる
部屋に入った瞬間に感じたのは”違和感”
生活感の無い程に整えられてる部屋
美人さんなのでアロマの匂いとかしそうなのに甘い匂いは疎か、油や汗なのど生活的な匂いすらしない。
消臭剤すごいかけてるのかな……?
「紅茶かコーヒーどちらがいいですか?」
『あ、コーヒーでお願いします……』
お隣さんは高そうな食器を並べた
甘い匂いだ……
「ロールケーキかチーズケーキどっちがいいですか?」
『チーズケーキで……お願いします……』
「いただきます」
『い、いただきます……』
無言、
お隣さんも何かを話してくれる訳ではなく。
無言
ただただ、口いっぱいにロールケーキを詰め込み私のことを観察するように見る
こうなるなら嫌いと言って断っておけば良かった
そんなことを思いながら視線をケーキに集中させ無言でモグモグ頬張った
結局私が食べ終わった今でも無言
でもなんでだろう、コーヒーの匂いでもケーキの匂いでもないような甘い匂いがする気がする
『ご、ご馳走様でし…___』
そう言った瞬間お隣さんはその場を立った
私が一切喋らなかったから怒ってしまったのだろうか?
「あの」
私の横で膝をつき私に話しかけてくる
私がお隣さんに顔を合わせたことが事の発端だった
「フフッ笑 やっと捕まえた〜」
私はお隣さんに押し倒されていた
お隣さんの長くサラサラとした髪が私の頬を擽った
私と同じ匂い……
「ずっと、ず__と、じゅ_び_ていた_ですよ、貴方と初め__った時か__の時ま_!!」
お隣さんは大きい声で話しているのだろうだけど私の耳には途切れ途切れに聞こえた
「フ__笑 __むな、す__も可_い_す。」
瞼も落ちてきて、視界が黒くなりかけている
今までこんなことなかったのに。
友達でもない人の家で
フローリングの硬い床で寝落ちするなんて事
落ちゆく意識の中私の匂いに包まれた__。
何も匂いがしなかった部屋には私の匂と共に
たった一つのリップ音だけが響いていた