TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

なべ受け以外の作品集

一覧ページ

「なべ受け以外の作品集」のメインビジュアル

なべ受け以外の作品集

23 - おいおい本気? 💚🩷

♥

541

2025年07月05日

シェアするシェアする
報告する

💚「好きだよ?知らなかった?」



急に阿部ちゃんに呼び出されて、一日中遊んで、さあ、帰るか、と車に乗り込もうとしたら、あ、待って佐久間と腕を引かれた。

突然のキス。

車のドアの陰で、隠れてキス。

辺りは暗かったし、人気もなかったけど、俺は慌てて立ち上がってしまい、車の天井に頭をぶつけた。


🩷「いっ…て……っ!!」


目から火花が飛び、恥かしいやら、痛いやらで散々だ。

目の前には、同意もなしに急に俺の唇を奪った、20年来の親友の顔。可愛らしい黒目が俺を見下ろしている。


🩷「阿部ちゃん?」


そう答えるのがやっと。

心臓の音は、阿部ちゃんの耳に届けとばかりに大きくなっている。


💚「おやすみ、佐久間。明日は良い誕生日にしてね」

🩷「うん………って!おいいいぃぃぃぃ!」

💚「ん?」

🩷「説明してよ」

💚「………何を?」


阿部ちゃんは憎たらしいほどにきょとん、としている。そして、しばらく間を取ってから、こともあろうに、イヤだった?と訊いてきた。


🩷「へ?」

💚「イヤだったんならごめん。でも、俺、佐久間のこと好きだよ?知らなかった?」


で。

冒頭に戻る。


大きく深呼吸をして、頭の中を整理しようとするけど、相変わらず動悸は激しいし、阿部ちゃんの香水が急に強くなったような気もするし、なんか阿部ちゃんが見たこともない雄に見えてきた。

え?え?え?

俺って、ソッチなのかな………。


🩷「阿部ちゃん」

💚「なに?車来ちゃうよ」

🩷「も、もうちょっと、遊ぶ?」

💚「俺、眠いから寝ちゃいそうだけど、イイ?」

🩷「ん………」


結局そのまま阿部ちゃんのマンションの前から、俺の自宅へ阿部ちゃんを連れて来た。

普通にメシ食って、ほんの少し酒を嗜んで、お互いの家に帰るだけのはずだったのに……どうしてこんなことになったんだろう。

阿部ちゃんは軽く2杯ほど飲んで、赤い顔をしていた。運転役の俺は飲んでない。いたって正常だ。阿部ちゃんだけが、酒のせいでおかしくなってるのかなと考えてみたけど、普段とあまり変わらなかったように思う……あのキスまでは。



🩷「ただいまー」

💚「お邪魔しまーす」


シャチの頭を撫で、ツナを抱っこすると、阿部ちゃんは勝手にソファに座って横になった。


🩷「おいおい、寝るなよ?」

💚「んーー♡佐久間のソファ、気持ちいーね」


言いながらマジで目を閉じたので、慌てて隣りに座った。

すると阿部ちゃんはぱちり、と目を開けて俺の腕を強く引いた。


🩷「ひゃっ!!!」


阿部ちゃんの顔まで数ミリ。俺は横になった阿部ちゃんの上に乗っかってる。

てか、ほとんど密着してる。息がかかる。耳元で阿部ちゃんが囁く。


💚「つかまえた♡」

🩷「阿部ちゃん、おかしいって、今日どうした」

💚「んー。寂しいからかな?」


阿部ちゃんは、先日、誰にも内緒で恋人と破綻している。俺にだけ打ち明けてくれた。共演をきっかけで付き合い始めた可愛らしい女優さん。相手があまりに子供っぽくて苦労した結果、浮気されたのだという。

一方の俺は、フリーだ。てか、もうこの何年も女の子なんて抱いてない。仕事や友達と遊ぶことが楽しくて、恋愛は何となく遠ざけていた。


🩷「寂しい男同士で慰め合うの?」


言うと、阿部ちゃんは少し考えた。そして、またキスをしてきた。


💚「……ふぁっ……。浴衣、可愛かったから。佐久間でいいじゃんってなった」

🩷「浴衣?」


熱く火照る頬を押さえながら考える。

浴衣?

浴衣って何だ???


🩷「衣装の???」

💚「ン。可愛かったよ、佐久間」


今度は腕を回して、後ろから頭を掴み、深く舌を入れて来た。チカチカする視界が、口内の熱さと相俟って、俺の頭をクラクラさせた。

収録で着た浴衣の話をしているんだと思った。2人とも夏に相応しい浴衣を着せられた。阿部ちゃんもすごく可愛かったし、俺も負けないくらい可愛かった…はずだけど。


🩷「んっ……俺で妥協とか…俺、やなんだけど…」

💚「馬鹿だな、照れ隠しだよ」


阿部ちゃんは低い声でそう言うと、見たこともない男らしい目つきで力任せに俺を下に組み敷き、跨った。




どこが可愛いだ。

どこがあざといだ。


俺を抱く阿部ちゃんは獣そのものだった。何度も噛み付かれ、何度も感じさせられ、快感と苦しさで喘いでいる唇を何度も塞がれた。

初めてなので、挿入こそされなかったが、俺のものを咥えて、阿部ちゃんのを咥えさせられて、遠慮なくイキ、イカされた時の快感は強烈だった。後にも先にも今日ほど興奮したことはないと言い切れる。

目の前のタフな男は、可愛さのカケラもない、ただの一人の雄だった。


🩷「ねぇ、も……っ…無理」


なおも胸の先端を舐めている、20年来の親友は、上目遣いで俺を見上げた。長い前髪が顔にかかって、合間から見える眼光は俺を変な気分にさせる。


💚「佐久間のココ、もっとして欲しがってるけど?」


勃ち上がりかけた部分をぎゅっと握られて、思わず腰が浮いた。


🩷「はず………っ…」

💚「俺は嬉しいけどね」


また咥えられた。

甘い、温かい、ぬめぬめとした感触が、その部分に走った。期待してきっと濡れている。阿部ちゃんがいやらしく何度も音を立てて吸い上げ、鈴口に人差し指を絡めて、俺に見せつけるように手を伸ばした。


💚「舐めて」

🩷「……っ……変態」

💚「自分で舐めてる佐久間も、変態♡」


真っ赤になって、目を逸らすと、愛撫が激しさを増し、またあっという間に達した。




帰り際。

玄関でまたキスをして、阿部ちゃんは帰って行った。ソファに戻ると、スマホにメッセージが入ってる。


💚『俺の誕生日に、佐久間の全部をちょうだいね』


俺は頭を抱えて、そのままソファに横になった。







おわり。

なべ受け以外の作品集

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

541

コメント

14

ユーザー

自分を奮い立たせるためにここに来たw 女の子と付き合えるのにさっくんもちゃんと可愛いって思ってそういう対象にできちゃうの、とてもよき。

ユーザー
ユーザー

わー、💚🩷だ😍 しかもあべちゃんが女の子と付き合ってた表記が個人的にめちゃくちゃ萌えます!!😍 かっこいいあべちゃんごちそうさまでした🥹💓

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚