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ヨシュカに良い酒を振る舞おうとしていたところで、本来ならあるはずのない人の姿を酒場の窓の外に見つけたエルヴィン。
窓の向こうにいたのは、10歳くらいの少年だった。
被ったフードから辛うじて見える顔と背丈で大体の年齢を把握した。
(あれくらいのガキは、もうとっくに家で寝てるはずだが……あの格好は妙だな)
少年が身に纏っているのは、土埃で汚れた外套で、主に旅人が使うものだ。
(旅の途中で立ち寄ったとして……一人でか? ありえないとは言わないが……)
様々な傭兵や街の人々と交流することの多いエルヴィンには、あの少年が「ただの旅人の子供」と断じることができなかった。
出入口より前に足を止め、じっと外套を羽織った少年を眺める。
「……」
そ*****
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