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文化祭が始まる。俺のクラスはカフェ担当。
俺は基本裏にいて、あっきぃは表にいる。
エプロン姿のあっきぃが、店の真ん中で声を張る。
あっきぃ「いらっしゃいませー!!笑顔サービス中でーす!!」
それだけで客が増える。
そして――
あっきぃ「ぷーのすけ、コーヒー足りない!」
ぷりっつ「はいはい」
当然のように裏から出てきて、隣に立つ。
ぷりっつ「お待たせしましたー」
その瞬間、周囲がざわつく。
先輩1「……並んだ瞬間、完成するの何?」
先輩2「ビジュ強すぎない?」
先輩3「夫婦カフェ?」
クラスメイトはもう慣れてるけど、
他クラス・他学年は耐性がない。
他クラス1「ねぇ、あの二人付き合ってる?」
まぜた「いや、付き合ってないよ」
他クラス1「嘘でしょ???」
あっきぃがトレーを持ち上げようとして、
バランスを崩す。
あっきぃ「あ、やば——!」
ガシッ。
俺は咄嗟にあっきぃの腰に手を回した。
ぷりっつ「あっぶな!落とすなよ?」
あっきぃ 「うん、ありがと!」
その一連を目撃した客席。
後輩1「今の守り方が恋人」
後輩2「自然すぎて怖い」
さらに事件は起きる。
文化祭恒例・クラス代表ツーショット写真。
実行委員「はい、2年B組の看板前で!
代表二人お願いしまーす!」
前に出されたのは、
当然のように俺とあっきぃ。
あっきぃ「え、俺たち?」
あっと「毎年そうでしょ」
断る隙もなく並ばされる。
実行委員「距離近づけてくださーい!」
カメラマン「はい、もっとー!」
俺が一歩寄る。肩が触れる。
ぷりっつ「近い?」
あっきぃ 「全然!」
カシャッ。
その瞬間、
周囲から拍手と歓声。
ちぐ美「尊いーー!!」
けちゃ子「公式すぎる!!」
あっきぃはきょとんとしていた。
あっきぃ「え?なんで盛り上がってるの?」
ぷりっつ「…さぁ?」
俺は目を逸らしたけど、耳が真っ赤だった。
午後。
ステージ企画の休憩中、屋上。
人混みを避けて俺達は座った。
あっきぃ「あー!文化祭疲れるね!」
ぷりっつ 「あっきぃが目立つからでしょ」
あっきぃ「え?俺?」
ぷりっつ「…気づけよw」
俺が小さくため息をついた、その瞬間。
屋上の扉が開く。
ちぐさ「いた!!!」
まぜた「やっぱここにいたか」
クラスメイトが大集合していた。
あっきぃ「なになに!?どうしたの!?」
ちぐさ「写真回ってきた!」
けちゃ「全校で話題だよ〜!」
あっと 「今日のMVP、あきぷり!」
ぷりっつ「え???」
あっきぃ「聞いてないよぉぉぉ!!!(逃」
ぷりっつ「あ!ちょ、待ってよ!」
逃げようとするあっきぃの腕を、
俺が無意識に引く。
その光景に、全員が叫ぶ。
まぜた「はい公開処刑ーー!!ww」
あっと 「文化祭優勝確定だな」
ちぐ美「尊い…(バタッ」
けちゃ子「え?ちょ、ちぐ美ーー!?」
夕方。
校内掲示板に貼られた写真。
“2年B組代表”
寄り添って笑う二人。
それを見たあっきぃがぽつり。
あっきぃ「ねぇぷーのすけ……
俺たち、そんなに尊い?」
ぷりっつ「え?今さら??」
文化祭が終わっても、
伝説だけは残った。
――あきぷり文化祭事件として。