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文化祭が終わって、月曜日。
教室はいつも通りなのに、俺だけが違った。
あっきぃ「ぷーのすけー!おはよー!」
いつもの声、いつもの笑顔、いつもの距離。
なのに、……近い。
ぷりっつ「…おはよう」
それだけ返して、目を逸らす。
ぷりっつ(なんで今さら意識してんだよ)
文化祭の写真。屋上で引いた腕。
周りの「尊い」の声。
頭から離れない。
授業中。
あっきぃがノートを覗き込んでくる。
あっきぃ「ここさ、どう書いた?(小 喋」
肩が触れる。 それだけで心臓が跳ねる。
ぷりっつ「…自分で考えて」
あっきぃ 「なんか、冷たくない!?」
俺は内心で叫ぶ。
ぷりっつ(無理。近い。気づいてないのが一番きつい)
昼休み。
あっきぃはいつも通りクラスの中心。
でも、俺の視線は無意識にあっきぃを追ってしまう。
誰かと笑ってると、なぜか胸がざわつく。
ぷりっつ(……なんで、嫌なんだよ)
あっきぃが戻ってくる。
あっきぃ「ぷーのすけ、今日一緒にかえ——」
ぷりっつ「今日は無理!(強」
あっきぃ「え?」
一瞬、あっきぃの表情が曇る。
ぷりっつ(あ……)
あっきぃ「……そっ、か」
そう言って笑うけど、少しだけ寂しそう。
その顔を見た瞬間、
胸がきゅっと締まる。
ぷりっつ(俺、何してんだろう)
放課後。 誰もいない教室。
俺は席に座ったまま、
あっきぃの机を見る。
ぷりっつ(この気持ちは、”好き”だ)
はっきり言葉にして、
自分で一番驚いた。
文化祭までは、
「居心地のいい相棒」だった。
でも今は違う。
隣にいないと落ち着かない。
笑ってほしい。
自分だけを見てほしい。
そこへ、教室のドアが開く。
あっきぃ「あ、いた。
さっき、ごめんね?
俺、なんかした?」
真っ直ぐで、優しくて、
何も知らない目。
ぷりっつ「……何も、してない」
あっきぃ「ほんと?」
ぷりっつ「…ほんと」
嘘だった。
でも今は、 言えない。
あっきぃは安心したように笑う。
あっきぃ「じゃあ帰ろ!いつも通り!」
ぷりっつ「…おう」
並んで歩きながら、
俺は思う。
ぷりっつ(意識し始めたの、俺だけかよ)
夕焼けの中、
距離はいつもと同じなのに、
心だけが一歩、先に行ってしまった。