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小湊は無二に超能力があるから近づいただけだ。

普段は人斬りをして金をもらっているが、城ケ崎に「超能力をもつといわれる無二を探ってこい」と言われた。

暗殺を得意とする小湊は気配を消して調べるのにも向いていたからだ。

何日も小湊は無二をつけたが、無二は超能力を使う素振りは見せなかった。

それで小湊は芝居をうつことにした。

子供時代、師匠の前で皮をかぶりつづけたこともあり得意だった。


無二が山の峠にたどり着くと山賊のような半グレたちがドスを持って現れる

この半グレたちはわざと小湊が出没させたのだ

「姉ちゃん斬られたくなかったら金だせや」

そう言われた無二は光った気がした。

すると半グレたちの後方から突然大きな猪が突進してきて半グレの一人を突き飛ばした。そして気絶した。

(あれが超能力…奇跡の力ってやつなのか)小湊は木の影からうかがっていた

「くそっ」あわてたものの、まだ無二におそいかかろうとする半グレたちは噛みつかれたり、のしかかられたりして、次々と倒れていく

「ぐあーっ!」

「助けてくれーっ」戦意喪失した半グレたちは小湊のいるほうに逃げてきた

猪は去っていった

「頭蓋骨パッカーン、いこうか」

小湊は刀で残りをきりつけた

「小湊さん!」

無二が気づいた。

「大丈夫?」小湊

無二は緊張したようにうなずく。

「夜道を若い女の子が一人で歩いてたら危ないよ」

「大丈夫です」

「また襲われるよ?僕がついていってあげる」

無二のあとをついてくる小湊

無二は何となく小湊も襲ってくるんじゃないかと思い

「あの、先に行ってください」

小湊は先に進んだ

家がないところで

「ここまででいいです」

「まだ家の前じゃないよ。ここで別れてもいいのかい」

「はい、ありがとうございました」

無二は走って去った

(まだ他にも超能力をみたいし様子を見た方がいいか)

小湊は笑顔で無二を見送った


無二は別に小湊に何もされずに家に帰れて次の日を迎えたことから、小湊のことを信用してもよかったんじゃないかと後悔した。

暗がりの中からでも小湊はヒーローだったし、かっこよかったからだ。

さすがにもう会うことはないだろうと思っていたら、たまに行く道場に小湊がいた。

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