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#さのじん
コメント
3件

初コメです! キュンキュンしてるはずなのに節々のネタ要素がおもろすぎて笑いながらキュンキュンするという情緒不安定なハッピー読者が出来上がってました! ネタ要素マシマシ文章大好物なのでめっちゃ好きです!! 応援してます〜〜!!
この作品好きすぎて更新される度に幸せになる💞
いやあああキターー!!✨✨ついに人間に戻ったかと思ったらまた子猫に逆戻りとかもう尊すぎて死ぬ😭💕駅前ど真ん中のキスシーン、女子恐怖症で過呼吸な勇斗に仁人がフードかぶせてキスするとこめっちゃエモかった…!でもその直後の「ポフッ」で全部持ってかれた笑 仁人の猫パンチでわちゃわちゃしてる感じもラブラブすぎて最高です🫶💞 次どうなるんだろ…もう一回キスしたら戻るのかな!?続きめっちゃ気になります!!
今回のお話は…
2人の恋が成立…!?!?
それでは👋
さらに数分後
勇side
「ハァッ……ハァッ……! 待てっ、つってんだろぉがッ……!」
裸足の足の裏はとっくにボロボロ、肺は焼け付くように熱い。
だけど、アドレナリンが限界突破した俺の身体は、完全に恐怖を凌駕していた。
繁華街の赤信号に引っかかり、イライラとアクセルを踏み込んでいる軽トラのケツが、ついに目の前に迫る。
勇「見つけたぞ、コラァァァ!!」
男「ヒッ!? な、なんだあのゴリラ人間!? まだ追ってきて――」
バックミラーで俺の形相を見た目出し帽の男が、引きつった悲鳴を上げる。
俺はそのままの勢いで軽トラの荷台に飛び乗り、後部ガラスを拳でガンガンと殴りつけた。
勇「窓を開けろ不審者ァ! 俺の、仁人を、返しやがれっ!!」
男「うわあああ! バケモノだ! 警察助けてー!」
どっちが不審者か分からない大騒ぎの中、男はパニックになってガタガタと自らドアを開けて逃げ出そうとした。好都合だ。
俺は運転席のドアをひったくるように開け、男の襟首を掴んでアスファルトへ引きずり下ろした。
勇「おい、そのカゴをよこせ」
男「ひ、ひえぇっ……! 悪かった、悪かったから顔を近づけるな! 目がマジだ!!」
ヤンキーの全盛期を彷彿とさせる威圧感で男をすくみ上がらせ、助手席に押し込まれていたプラスチックのカゴをひったくる。
カゴのロックを外すと、仁人が中から震えながら這い出てくる。
俺は男の目出し帽を剥ぎ取って、その辺の電柱に男の服ごとネクタイで縛り付け、仁人をそっと両手で抱き上げた。
勇「……怖かったな。悪かった、助けるのが遅くなって」
胸にぎゅっと抱きしめると、仁人の小さな身体がまだ小さく震えているのが伝わってきた。
と同時に、俺の緊張の糸もプツリと切れた。
勇「ぶはっ……! は、ハァ……、う、うあぁ……」
あ、やべ。
仁人を助け出した安心感で、さっき気合いで止めていた過呼吸と、女子恐怖症のフラッシュバックが一気に戻ってきた。
駅前の賑やかな喧騒、通りすがる人々の視線、微かに漂う女子たちの香水の匂い。
勇「う、くそッ……、息が……」
また視界がチカチカし始め、俺はその場に座り込んでしまう。
情けねぇ。
せっかく格好よく助けたのに、結局これだ。
すると、俺の胸の中で、仁人が「……みゃあ」と小さく鳴いた。
仁「(本当にしょうがないヘタレだな、お前は……)」
呆れたような、でも、もの凄く優しい声。
次の瞬間、仁人が俺の胸元をトコトコと登ってきて
――俺の鼻の頭に、ちんまりとした自分のピンク色の鼻を、ちょんと押し当ててきた。
勇「……っ!?」
仁「みゃう(……ありがと。僕のために、頑張ってくれて)」
それは、キスというにはあまりにも不器用で、だけど、さっきの無理矢理なディープキスなんかよりも、ずっとずっと俺の心臓を跳ね上げさせるものだった。
その瞬間、ブワッと頭の中に、仁人の声が直接響いたような感覚がした。
『――勇斗の、バカ』
勇「え……?」
腕の中の重みが、急に変わる。
白い毛並みが一瞬で消え去り、代わりに、俺の大きめのパーカーをぶかぶかに羽織った、見慣れた男の身体がそこにあった。
黒髪の、ちょっと目つきが細くて、いつもツンツンしている俺の好きな奴。
仁「……ったく。何泣いてんだよ、ヤンキーのくせに」
勇「じん、と……? お前、戻っ……」
仁「うるさい。戻ったよ! お前が、その……バカみたいに必死だったから、条件クリアしたんだろ」
仁人は顔を真っ赤にして、俺のパーカーの袖で自分の顔を隠書くように俯いた。
どうやら、命がけの追跡と、今の鼻ツンで、俺の「好き度(」がようやく規定値を突破したらしい。
勇「仁人……ッ!!」
嬉しさのあまり、俺は人間大になった仁人を思い切り抱きしめた。
仁「うおっ、苦しい! 離せ変態! ……っていうか、ここ駅前!! お前、女子に囲まれてるぞ!?」
勇「あ」
言われて周囲を見回すと、いつの間にか俺たちの周りには、事の顛末を見守っていた女子高生や野次馬の輪ができていた。
しかも、みんな目がキラキラしている。
女子A「キャー!! なに見つめ合って抱き合ってんの!?」
女子B「『俺の仁人』って、その男の子のことだったんだー!!」
女子C「ちょっと待って、服ぶかぶかじゃん! 何それ尊い!!」
周囲からの黄色い悲鳴と視線のレーザービーム。
その瞬間、俺の女子恐怖症のセンサーが、人間に戻った安心感を火事場泥棒みたいに消し去って、再び大暴走を始めた。
勇「う、あ……、お、おおお、女……、息、が……っ!!」
仁「おい勇斗!? 嘘だろ、またかよ!?」
ガタガタと震えだし、その場に崩れ落ちそうになる俺の肩を、人間に戻った仁人がガシッと受け止める。
その体温が、香水の匂いに押し潰されそうになっていた俺の意識を、辛うじてこの世界に繋ぎ止めてくれた。
勇「じん、と……、わりぃ、俺、マジで、もう限界……っ」
仁「っ、ったく、しょうがねぇな……!」
仁人は周囲の女子たちをギラリと睨みつけると、俺のぶかぶかパーカーのフードをグッと引っ張って、俺たちの顔を周囲から隠した。
そして、耳元で小さく、だけど決意を込めた声で呟く。
仁「……まだ足りないんだろ、お前の『好き度』。――これなら文句ない?」
勇「え――」
次の瞬間、視界が完全にフードの影で遮られ、唇に、柔らかくて温かいものが強く押し当てられた。
子猫の時の鼻ツンじゃない。
正真正銘、人間の、俺の好きな仁人の唇だ。
勇「ん、……っ!?」
駅前のど真ん中。
女子たちの悲鳴がさらに一段階跳ね上がるのが聞こえる。
だけど、そんなのどうでもよくなるくらい、俺の頭の中に、仁人の体温と、甘い匂いでいっぱいになった。
過呼吸で苦しかったはずの肺が、一瞬で熱いナニカで満たされていく。
あぁ、クソ……。
俺、やっぱりお前が、めちゃくちゃ好きだ……!!
俺の「好き度」のメーターが、今度こそ限界を超えてカンストした
――そう確信した、その時だった。
『――ポフッ』
勇「……ぶふっ!?」
突然、唇の合わせ目が妙に小さく、そしてモフモフしたものに変化した。
慌てて目を開けると、俺の目の前にあったはずの仁人の顔がない。
代わりに、俺の胸元には、大きすぎるパーカーの襟に埋もれて、前足で自分の口元をアワアワと押さえている白い子猫がいた。
仁「み、みゃ、みゃあああーーーっっ!!??(な、なんで!? なんでまた縮んだんだよバカ勇斗ーーーっっ!!??)」
勇「へ? ……あ、あれ? 仁人、お前また……戻って……えぇぇぇ!!???」
さっきまで確かに人間の男の手だったものが、可愛い肉球に戻っている。
どうやら、俺の「好き度」が急上昇した勢いで一瞬人間に戻ったものの、仁人からの不意打ちキスによる俺のテンションの爆上がりのせいで、愛のエネルギーの出力がバグって急激にオーバーフローを起こし、また子猫の姿に逆戻りしてしまったらしい。
仁「みゃ、みゃう! みゃーう!!(最悪だ! 恥ずかしい思いしてキス損じゃねぇか! 責任取れヘタレ!!)」
顔を真っ赤にして、俺の胸元をポカポカと猫パンチしてくる仁人。
勇「いや、俺のせい!? つか、お前が急にキスしてくるからだろ! 心臓止まるかと思ったわ!!」
女子A「きゃあああーーー!! 男の子が猫になっちゃった!!??」
女子B「え、手品!? 魔法!? ヤバい、超カワイイ!!」
女子C「写真! 写真撮らせて!!」
仁「みゃっ、みゃああー!(うわ、こっち来るな! 勇斗、逃げるぞ!!)」
人間に戻った衝撃よりも、さらにカオスになった状況に、仁人は俺の腕の中にすっぽり収まると、服の裾をギュッと爪で掴んだ。
勇「お、おうよ! つか、もう一回キスしたら戻るか!? なぁ、もう一回する!?」
仁「みゃーーー!!!(するわけあるかボケェ!!!)」
裸足のヤンキーが、喋る白い子猫を抱えて、駅前の女子たちから全力で逃走する。
俺たちの「人間に戻るための戦い」は、どうやらまだまだ終わりそうにない。
fin
まだまだ話は続きます!!
これからどうなるのか…🫣💞