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#溺愛
桜咲かな
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眠狂四郎
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1年後 最終回
ゼイとユイがこの世界に産まれて、約1年がたった。
言葉も普通の子供より早く喋れる様になり、よちよち歩きだが、ルイとテルのお古の小刀を自在に操り、冒険者の子供らしく成長していた。
ゼイ・ヴァロ[パパ、稽古ちゅけて?]
ユイ・ヴァロ[僕はママにお願いしゅる。]
ルイ・ヴァロ[お前たちのステータスが普通じゃないのは、知ってるけど、今日は2人の誕生日だぞ?誕生日くらい稽古やめなさい。]
ちなみにゼイとユイは9月6日生まれだ。
ゼイ・ヴァロ[だって暇にゃんだもん。]
ユイ・ヴァロ[ママ、お料理中だった(泣)]
コンコンコンッ
ゼイとユイ[誰かきたね?じいじかな?]
ゼイ・ヴァロ[僕があけりゅ。]
ユイ・ヴァロ[あ!じゅるい。]
ルイ・ヴァロ[パパが開けます!]
ゼイとユイ[えー!!]
ルイ・ヴァロ[はい?]
ゼル・ヴァロ[来たぞー!]
ゼイ・ヴァロ[やっぱりじいじだ!]
ユイ・ヴァロ[僕等の勘は当たりでしゅ。]
ゼル・ヴァロ[今日は誕生日だ!プレゼントがあるぞ!]
ルイ・ヴァロ[父さん、それ武器屋で買ったやつ?]
ゼル・ヴァロ[名前いりだ!]
ゼイとユイ[僕等の武器でしゅか?]
ゼル・ヴァロ[そうだ。いつまでもお古じゃダメだ。但し怪我はするな。]
ゼイとユイは、渡された武器に目を輝かせていた。
テル・ヴァロ[あら?お父さん手紙下さいよ(汗)]
ゼル・ヴァロ[誕生日だからな。祝いたくてとんできた。]
ゼイとユイ[じいじ、お泊りしゅるの?]
ゼル・ヴァロ[そうしたいんだが、店が忙しくてな。今日は泊まれんのだ(泣)]
ゼイとユイ[じゃあ、今度来たら泊まってくだしゃい。]
ゼル・ヴァロ[おぉ!約束だ!]
テル・ヴァロ[ゼイとユイ、お見送りしましょ?]
ゼイとユイ[あーい!]
テル・ヴァロ[それじゃあお父さん、また来て下さいね!]
ゼイとユイ[じいじまたね〜!]
ルイ・ヴァロ[次は手紙くれ(汗)]
ゼル・ヴァロ[おぉ(汗)次は手紙出す。皆見送りありがとう。またな。]
ゼル・ヴァロが慌ただしく街を後にする。
テル・ヴァロ[ほら2人とも、誕生日会するわよ!]
ゼイとユイ[はーい!]
ルイ・ヴァロ[じいじがくれた武器見して?]
ゼイ・ヴァロ[僕はこれでしゅ。]
そう言ってゼイ・ヴァロが見せたのは、短剣だった。
ルイ・ヴァロ[ゼイのステータスを見た父さんらしい。加護付きの短剣だ。ユイは?]
ユイ・ヴァロ[僕はこれ。]
ユイ・ヴァロの武器はルイ・ヴァロの武器に似て、4つの玉が付いていた。
ルイ・ヴァロ[凄い!僕の武器そっくりだ。ユイのステータスに合った武器になってる。]
ゼイとユイ[パパは武器かえないんでしゅか?]
ルイ・ヴァロ[そうだな。そろそろ武器を新しくしようかな?]
ゼイとユイ[僕等も見てみたいでしゅ。]
テル・ヴァロ[この後予定ないし、3人で武器屋に言ってみたらどう?最近新しい武器屋が出来て人気みたいよ?]
ルイ・ヴァロ[じゃあまずギルドに言って場所を教えてもらおうかな。]
ゼイとユイ[僕等ギルド初めてでしゅ。]
ルイ・ヴァロ[皆いい人だから大丈夫だよ。]
誕生日会を終えて、3人でギルドに向かうと何やら騒がしかった。
ルイ・ヴァロ[どうしたんですか?]
冒険者A[ハルのやつが帰って来ないんだよ。依頼を受けたのは3日前なのに。]
ルイ・ヴァロ[ハルさんが!?]
ゼイとユイ[パパ、ハルさんってママの事しゅきだったおじさん?]
冒険者A[何だ。チビも知ってるのか。]
ゼイとユイ[チビじゃないでしゅ(泣)]
冒険者A[あ!すまん。]
ルイ・ヴァロ[武器屋に行こうと思ってたんだけど、予定変更だ!ハルさんの依頼の場所は?]
冒険者A[ミノの森だ。]
ルイ・ヴァロ[分かりました。子供たちをよろしくお願いします。]
ゼイとユイ[あ!パパ待って。]
冒険者A[お前らにはまだ早い。]
ミノの森
ルイ・ヴァロ[ハルさんー!]
ハル[うっ!ルイ君。ここだよ。]
ルイ・ヴァロ[ハルさん!!怪我を!?]
ハル[大した事じゃないから大丈夫。]
ミノの森が黒く渦を巻いた何かによって破壊されていた。
あれは勇者ルイ・ヴァロが倒さなければならない、黒き渦。ドラゴンであった。
ゼイとユイ[パパー!]
ルイ・ヴァロ[何でお前たちが!?]
ゼイとユイ[僕等昨日夢見た。あいつをパパと一緒に倒す夢。だから来た。]
冒険者A[すまん。胸騒ぎがするって言って走ってお前さんの後を追っかけて行っちまって。]
ルイ・ヴァロ[来たものは仕方ない。ハルさんをお願いします。ゼイとユイ、パパから離れるな!]
ゼイとユイ[分かりました。]
黒き渦ダークドラゴン
[ギャー!!]
ゼイ・ヴァロ[まずは翼でしゅ。フェニックスアース!!]
ゴウ!!
ザシュッ
ダークドラゴン[ギャー!]
ユイ・ヴァロ[もうひとつおまけでしゅ。アイスレイン!!]
双子のゼイとユイが、ダークドラゴンの翼を切り落とした。
ルイ・ヴァロ[お前たち…どこでそんな力を!?]
ゼイとユイ[パパやママが寝た後、2人で特訓ちてまちた。]
ユイ・ヴァロ[パパ!しゃんぽしゃがってくだちゃい!!]
ルイ・ヴァロ[え!?3歩下がれ?]
ルイ・ヴァロが3歩下がると、ダークドラゴンの尻尾が、さっきまでルイのいた場所に飛んできた。
ルイ・ヴァロ[危なかった(汗)]
ゼイ・ヴァロ[ちっぽも邪魔でしゅね。ウッドソード!!]
ユイ・ヴァロ[ライトボルト!!]
ダークドラゴン[グオー!!]
ゼイとユイ[パパ!首でしゅ。切ってくだしゃい!!]
ルイ・ヴァロ[分かった!!アクアソード!!]
これが致命的だった。
ダークドラゴンは、たちまち倒れ、ミノの森に光がさす。
ルイ・ヴァロがその使命を果たした瞬間だった。
冒険者A[まさかあんな子供が…]
ハル[さすがルイ君の息子達だ。]
ゼイとユイ[パパ!やりましたね!夢でみた通りになったでしゅ。パパは、ちゅよいでしゅ。]
ルイ・ヴァロ[パパは、2人に驚いた。]
ゼイとユイ[僕等ちゅよいでしゅか?]
ルイ・ヴァロ[ありえない程にね(汗)]
ゼイとユイ[やったー!!]
ハル[あのドラゴンはまさか…]
ルイ・ヴァロ[黒き渦です。]
冒険者A[黒き渦って伝説の…]
ハル[やっぱりそうか。ルイ君は勇者なんだね?]
ルイ・ヴァロ[そうみたいです(苦笑い)]
ハル[使命を果たした瞬間に立ち会えて光栄です。]
ルイ・ヴァロ[なぜ、敬語なんです?]
冒険者A[それが勇者様と我々の立場の違いだからです。]
ルイ・ヴァロ[そうなんですね。]
ハル[ギルドに連絡します。今日は祭りですよ。]
その日の夜は、勇者ルイ・ヴァロとその家族が王宮に招かれ、盛大な祭りとなった。
この世界の平和を守った双子の子供たちも、勇者の息子として後世に伝えられ、今も伝説となっている。
コメント
3件

また、物語が書けたら読んでくださると嬉しいです😊

ありがとうございます😊
アズさん、第10話読了しました!双子のゼイとユイ、もう1歳で言葉もおぼつかない感じが可愛いすぎます…「パパ、ちゅよい」って、もうその一言だけで胸がじんわりしました。じいじからのプレゼントや、親子で黒き渦に立ち向かう場面、双子が夢で見た通りにパパと一緒に戦う姿が感動的で。勇者としての使命を家族で果たすラスト、本当に温かくて素敵な最終回でしたね🌷