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テオside
今日も今日とて平和な街を歩く。
勿論先にちょこちょこ歩くのは可愛いバブちゃんのヨーギラスだ。
花や他のポケモンに興味津々で見てて飽きない。
可愛すぎんだよなぁ…♡
そのままとてとて歩くと不意に横を見て止まった。
俺もバブちゃんが見てる方に目を向けると、そこには少女がピィを抱っこして居る姿が目に入る。
バブちゃんはジーッと穴が空くように目線をそらさない。
かぁーいいんだから、本当に。
テオ『バブちゃんコッチおいで?』
ヨーギラス「ぎる?」
とたとたと俺の足元に来ると
バブちゃんを抱っこしてギュッと抱き寄せる。
みんな知っての通り、バブちゃん、ヨーギラスは72kgある、普通の人間では持てないだろう……、だが俺はあの怪物達と同じカントー出身だ、これ位は朝飯前。
バブちゃんはパァーっと笑顔になって俺の胸にスリスリ擦り寄ってくる。
ゲロ可愛い……、いつ死んでもいいわぁ。
そのまま抱っこしたまま散歩をしていると…。
キョウヤ「テオさん!こんにちは!」
走りながら近寄って来たのはキョウヤだった。
テオ『おー、こんちはぁ、今日も元気沢山だなぁ。』
キョウヤはニコニコしながら
キョウヤ「実はテオさんを探してたんです!」
テオ『ん?俺に用事あったのか??連絡先交換してるんだから連絡寄越せばよかったのに…。』
キョウヤはてへっと笑いながら
キョウヤ「実はさっきテオさんに会わなきゃって用事が出来て…。」
うん?そんな急に予定入るもんなのか??
俺が疑問に思ってると
キョウヤ「ついさっき捕まえたんです!見てもらっていいですか??」
テオ『お?良いけど……俺ブリーダーじゃねぇから何も相談乗れないぞ…?』
キョウヤからはそんなんじゃなくて見て欲しいんですっと食い気味に言われボールからは……。
テオ『…ほわっ』
キョウヤのボールから出てきたのは……オヤブンヨーギラス……ッ!
で、デッケェ!!
テオ『すっごいなぁ!オヤブンになるとこんなデカくなるのか!!』
俺はバブちゃん抱っこしたままオヤブンに興味津々だ。
キョウヤ「テオさんいつもヨーギラス連れてるから好きなのかなぁって、だからオヤブン個体見つけた瞬間捕まえて見せたくて……。」
テオ『めっちゃ好きなんだよ!この愛くるしい目も口も……ちっちゃな手足も可愛くて仕方ねぇ…、バブちゃんも興味津々だなぁ!』
バブちゃんは目の前のオヤブンヨーギラスに釘付けで目の前のオヤブンヨーギラスもバブちゃんに釘付けだ。
テオ『バブちゃんとオヤブンってこんなにも差があんだなぁ…、可愛いなぁ。』
キョウヤside
テオさんはデレデレしながら2匹を愛でている。
本当はテオさんに会いたい、と言う口実でオヤブンを狙っていたんだけどね。
じゃなきゃあの人にすぐ取られちゃうもん。
渡したくないなぁ、早く俺の元に来てくれないかな……。
キョウヤ「オヤブンヨーギラス、気に入りました?」
テオ『当たり前だろ!抱っこは出来ねぇけど、ハグ思いっきり出来るじゃん!』
キョウヤ「なら今後もオヤブンヨーギラスに逢いに来ていいですよ?」
俺がそう話せばテオさんは嬉しそうにいいのか!絶対逢いに行く!!
あーあ、そうやって笑顔を周りに向けて……。
無自覚なんだから……。
こんなんじゃライバル増えるばっかだよ……ま、俺は増えても絶対落としてみせるからね。
テオさんの笑顔、守って見せるからさ……。
だから
早く俺の元へ堕ちてよ。