コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
青君、君が思っている程世間は甘くないし、寧ろ辛い物だよ
いつもそう言われてた
僕が云ったりする物は、全て現実味を帯びていないと云われ続けて
対照的に
桃という男の子は
全て誉められ、現実味を帯びていて遣りやすいだとか云われていた
嗚呼
苦労して生きていないんだ
この世界に生き続けるだけで偉いと誉められ続けて____…
羨ましい
憎悪ばかりが僕の中で
溜まって
溜まって
僕のこころは、爆発をいつ起こすか判らない爆弾のようになって
それをしたのは
桃____…其奴だ。
嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
そう言い続けても
御前は情熱的だね、なんて余裕顔をして避けていくんだろ。
知ってる
僕の事なんて、二の次どころか視界にも入れていないと言うことも
ライバルは黄だって事も
ずっと、ずっと耐えてたのに…
桃の発言によって俺の中の時限爆弾が爆発を起こしてしまった。
「矢っ張り、俺のライバルは…
黄、御前だけだよ。
成績は青?だっけ?って言うヤツが俺に近いけど…彼奴はライバルになんてなれない、御前だけだよ。」
なんて、そんなことを云った
僕なんてライバルになんてなれない…と断言した其奴の顔が
やけに鬱陶しく、
憎く、憎悪感にまみれて見えて
本当に嫌いな奴は
関わりたくも無いんだなって、本気で憎悪したことがない僕でさえもが感じられる程に桃のことが
憎く見えた。
其奴の倖せを、全て全て全て!
壊してやりたくなった
何時も、何時も、何時も、何時も、勝てなかった其奴の!!!
しあわせを
噛み締めた後に全てを!
ぶち壊す
それは至極簡単な事だった__…
あの黄という奴に
トモダチとして近付き仲良くなっていって、最後になれば……
其奴を殺す。
嗚呼速く、速く作戦を練らなきゃ
あの現実味を帯びていないと云った教師でさえもが現実味を帯びすぎて居ると云うほどの作戦を
此れは御前の為だけの物だ。
喜べよ桃。
御前を殺す価値がある者は、たったひとりの僕だけだから___…
殺してやるよ。
黄、桃___…