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いつも通り…変わらない毎日、飲み会ばかり、でも今日は少し違った日になった。あの出会いがなかったら人生が変わってないかもしれない。
真冬の出勤中、粉雪が降り周りの子供は大はしゃぎ。逆に大人は撃沈。仕事も大変だし雪を見るのは私は一切無理。
だって私は先週、彼氏と別れを告げたのです。
「ごめん…悠里、真冬に別れよう…」
七瀬悠里はあまりにも衝撃だった。
「えっ?どうして…」
「実は別の子が出来て…」
知らない。彼氏の事情は一切知らない。あの時は彼氏を信じてた。
「…そっか」
急に訪れた不幸なこと。あの日以来私は恋愛に一切興味を持たなくなった。
「先輩!今日飲みに行きませんか?」
すんごいテンションある…。突然後輩からの飲み会の誘い。今日は酒グイグイ行けそうだと思い悠里は「いいですよ」と明るい笑顔で返事した。
「ありがとうございます!」
普段は後輩とは飲まないけどせっかくだし。
「乾杯!!」
悠里と後輩は大きな声で飲み始めた。
「今日は酒日和!」
と悠里は酒をグイグイ飲む。彼のことが忘れられる。
1ジョッキ分を飲み終わると後輩から「先輩!酔わないようにしてくださいね!」と言われ「別に今日は酔わないよ!」と正確に言った。
だが酒を飲みすぎて酔っ払ってしまう。
「あれ?おかしいな…」
バタ!
…私寝ちゃってたのかな。絶対誰も助けてくれないでしょ。
「大丈夫ですか?」
今、誰かの声が聞こえたような。夢とかだったらいいのに。
「良かった…起きてたんですね」
誰もわからない声、1度もあったことないと思う。を着て寝てたとのこと。居たのは知らない人のベッド。しかも朝だった。
「やばいやばい!」
私が急いで行くと謎の人が声をかけてきた。
「おはよう」
気のせいだと思った。でも耳に聞こえてるから本当だと思うような。
私は無関心に謎の人をつねった。
「痛!」
やっぱり本当みたい。恋愛なんか私、興味ないのに。
「ご飯出来たから」
「後お弁当も」
めんどくさがり屋の私に愛情の幸せ弁当?
「あの名前は?」
とりあえず名前だけ知りたい。会社の先輩、いや後輩でもないと…。
「松木想良」
うんやっぱ知らない人。
「想良さんでよろしいですか?」
想良さんは喜んで「はいそうです」と言った。
昨日助けてくれたお礼を言わないと。
「想良さん昨日はありがとうございます…」
「とりあえずご飯食べていきます。」
想良さんは明るく「食べてっていいよ」と言った。
爽やか系男子なのかも。同居は嫌。1人で過ごせるし。そう思っているうちに想良さんが作ってくれた朝ごはんを食べ終わってた。
「ごちそうさまでした」
「もう出て行くのかい?」
何だその返事!仕事行くのに!
「はい仕事で…」
「行ってらっしゃい(*^^*)」
さっきのこと全く気にしてない。ポジティブ男子じゃん。