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ラケットを弱く振れば、
風の音はしないし、シャトルも曲線を描くように、ゆるゆる飛んでいく。
でも、ラケットを強く振ってみれば、
風の音がする。
シャトルは直線に直進する。
そんな当たり前な事実。
そんな当たり前なスポーツ。
バドミントンが、俺は好きだ。
風。
4月。新入生、つまり俺たちが入学する。
なんたってその入学する高校が…!!
「波崎高校!!」
「お前その成績でよくこんな偏差値60もある高校行けたな」
この俺の言った言葉言葉にいちいちつっこんでくる奴は谷口だ。
「流石の俺でも偏差値60ぐらい行けるっつーの!!」
「テスト前は1週間も一夜漬けしてたくせに」
「るせえ」
さて、俺のことをそろそろ紹介しよう。
俺は颯。
バドミントンは中学生の時からやっている。
中学の時はスタメンにも入れず、ずっと雑用だった。
だけど、ずっと練習してきた!
受験勉強の合間にも地道に、スマッシュ、スマッシュ、スマッシュ!
そのおかげで俺のスマッシュはどんな同世代の選手たちよりもずっと勢いがあって、重みがある。
俺はバドの強豪高、波崎高校で活躍するんだ!!
コメント
3件
読み終わりました!タイトルが「エピローグ」なのに第1話、というところからもう気になって仕方なかったです…!主人公・颯くんの「ラケットを強く振れば風の音がする」っていう感覚、とても好きです。ただのスポ根じゃなくて、バドミントンに対する彼の純粋な愛が滲んでいて、これから強豪校でどう成長していくのか楽しみでなりません。谷口との軽快なやりとりも、親友感が出ていて和みました。続きを読ませてください…!