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夕「さ、ここで話しててもなんだし、移動しよう!
今日のお昼ご飯はイタリアンです!ごめんね蒼くん」
蒼「全然、慣れてるから平気だよ、店調べてくれてありがとね、長谷川さん」
夕「あれ?てか蒼くんて私のこと苗字呼び?夕海でいいよ〜」
蒼「じゃ、夕海ちゃんで」
みんなで夕海の案内に従って駅構内を歩く。
ほらー、振り向いてるよ、女の人。やっぱ目立つんだってこの双子。
駅のエスカレーターに乗り、歩道へ下る。
その道をまっすぐ行って、右に曲がる。細道の途中に夕海が予約してくれた店があった 。
赤い看板。中は薄暗い中におしゃれなライトが光っている。
夕「ここ!さ、入ろ入ろー」
予約した長谷川です、と男性スタッフさんと話してる夕海。
男性スタッフさん、夕海のことめっちゃ見てる。そりゃね、かわいいもんね、夕海。わかるよ。
こちらです、と案内された席は半個室。
とは言ってもかなりしっかり区切られてて、プライベート空間は守られるような構造。
私の隣に夕海、向かいに蒼くんと雪くんが座る。
メニューをスタッフさんが置いて行って、4人だけになった。
蒼「まず食べるものと飲み物決めようか」
私と夕海にメニューを向けてくれて、先に決めさせてくれる。
雪くんはおしぼりをそれぞれ配って「荷物大丈夫?」って聞いてくれる。
さりげないレディファースト。さりげない気遣い。
本人たちは無意識に、当然のようにやってるのかもしれないけど。
こりゃモテますわ。奥さん。
夕「はるちゃん決めた?2人が待ってるよ」
あ、すまんすまん。今決める。
メニューの文字を目でなぞる。