テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#仁瑠衣
M「…おや?(左手の姿がない…)」
周りをふと見回すと、さっきまで気を失っていた左手がいなくなっていた。
J「ん?どうした?」
M「左手の…姿が見えなくて…」
J「……は?」
S「…ど、どうする…?」
M「……一応、電話をかけてみますか…」
病室の中に電話の音が鳴り響く。
M「……ちっ、出ませんね、」
J「…そうか、とりあえず左手の件については後でだ、」
M「…きっと、左手なら大丈夫でしょう、」
S「……(位置情報だと……ぇ?)…どうして…ここに…」
M「…千ト?」
S「左手くん…イヴの事務所にいるよ…」
M「……イヴの?」
J「…なんだ?それは、」
S「あぁ……えぇ…っと、」
J「……聞いてはいけなかったようだな、悪い」
M「いえ…大丈夫です、」
J「…作戦変更だ、先に左手を助けに向かう」
S「だ、大丈夫なの…!?」
J「あぁ、まだ直接依頼は来ていないからな、(それに…嫌な予感がする…)…行くぞ」
M「…案内します、」
J「…車椅子だと時間がかかる、千ト…失礼、」
S「えっ、えぇぇぇっ!?(ゆ、左手くんと同じ展開に…っ!?)」
M「……着きました、ここです」
J「…ふん、(いかにも、って感じだな、)」
M「…カインさん、右手です、左手がそちらにお邪魔したみたいで…っ!?」
K「あはっ♪次の獲物はーっけん♪」
S「…右手くん!?」
右手くんの体が、突如動かなくなった。
M「……っ…(体を拘束された…)」
J「…さっさと中に入れろ、でないとこの扉を破壊するぞ」
K「…どーして、ネストの奴らってすぐ壊そうとすんのかね〜…じゃ、今からセキュリティ解くから待ってね〜…」
S「め、右手くん……大丈夫?」
M「……えぇ、(なんだか…胸あたりに異変が……)」
J「…お前、自分で歩けよな…」
M「……拘束されているのに、どう動けというのですか…」
S「…ご、ごめんなさい…」
J「千トは謝らなくていい……んで?姿を現せよ…」
K「……全く、気象の荒い子だ…千トくん久しぶりっ♪」
笑顔で出迎えてくれたカインさんに僕は少し寒気がする…
K「って、あれ?千トくんどうして抱っこしてもらってるの〜?」
S「…そ、それは……」
J「そんなことはどうでもいい、早く左手を出せ、いるんだろう?」
K「はぁ……君、初対面なのにどうしてそんなに偉そうなの?」
J「……」
事務所の中に冷たい空気が流れ込む、
K「ま〜、左手くんはお部屋の中で過ごしてもらうよ♪…ついでに右手くんにも、」
M「……は?」
K「胸に違和感、感じたでしょ?それ、俺が中に爆弾仕込んだんだ〜♪すごくない?」
M「……(単純に、千トが欲しいだけ、ですか…)」
J「…今すぐ解除しろ、」
K「え〜?嫌に決まってんじゃん……だって〜、ようやく千トくんが僕のモノ になろうとしてんのにさ〜…こんなチャンス、逃すわけないじゃん♪」
サラッとすごいことを言うカインさんに、僕は唖然とした。
S「……(僕の異能…読心に興味があるだけ…)…カインさん、」
K「なになに〜千トくん〜?」
S「僕はもう、読心を使うことはできません、」
K「……え?」
S「あなたは、ただ僕の異能を利用したいだけであって僕自身はどうでもいい、…そうですよね?」
K「…そ、そんなこと…っ、」
J「それに、…お前、何か千トにしようとしているだろ?」
K「は?何言って……」
J「ポケットに小さなモノ入ってるだろ?見せろ、」
K「……へぇ?君は何かを透過する能力でもあるのかい?気になる…気になるぞ……!」
カインさんは興奮気味でポケットの中にある物を見せた。
K「これっ、僕が作った特別な装置…人の異能を奪うことができるんだ…!!…2人も異能持ちがいるなんて…あぁ、今すぐ回収しなきゃ…!」
カインさんは狂ったかのように僕たちにジリジリと近づいてくる。
M「……っ、!(体を動かそうとしても動けない……!)……!?」
S「…か、カインさっ……!!」
J「…ちっ…(足だけで対処できるか…?!)」
その時だった、
??「は〜いそこまで〜……」
J「!?…左手…!!」
K「……おっ…と、」
左手くんは菅さんの後ろに回り込み、いつものナイフで首元に近づける。
Y「いいプログラミングの練習になったぜ〜…さんきゅー、カインさんよ…」
K「……あーあ、一生懸命作って2度と解除できなくしてやったのに〜…」
Y「…んで?俺が勝ったから…約束のアレ…出してくれるよな?」
M「……約束のアレ…?」
K「…はいはい、今回は僕の負けだよ…持ってくるから、そのナイフ…退けてくれない?」
Y「……」
左手くんは少し不満そうにしながらも、渋々ナイフを退けた
S「ゆ、左手くん!…大丈夫だった…?」
Y「おう、ちょーっと危なかったけどな…兄貴、拘束と爆弾解いてやる、」
M「…えぇ、頼みます、」
J「左手、大丈夫なのか?」
Y「まぁーな、」
あまりの余裕っぷりに俺は思わず笑みがこぼれた。
J「……ったく、心配して損したな……」
Y「ま、助けに来てくれてありがとな、ほら、解除し終わったぞ、」
M「ありがとうございます、助かりました…」
K「……ほら、これが例のブツだよ、これを飲めば、千トくんは✖︎なずに済む… 」
S M J「!!」
M「……まさか左手……」
Y「おう、ちょっとしたデスゲームしにここに来たんだよ、♪」
J「ったく…無茶をする……助かった、カイン」
K「……うん、僕君苦手かも、」
コメント
10件
マジ神作です! あの、すごい図々しいのですが、ししょーって言っていいですか、、、?(イヤだったら別にいいです!)
千トくんっ!!良かった~、まだバミバミ達と一緒にいられるんですね!😭✨