テラーノベル
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少しの間、若井を抱きしめながらさっき言われたことを思い返していた。
若井も僕のこと好きって言ってくれた···よね?これって、両想いってことでいいのかな?一応、確認しておきたい。
「あの〜若井も僕が好きってことは、両思いってことで、それはお付き合いしてもらえるってことでしょうか」
「···うん、お付き合い、したいです」
抱きしめている若井から心臓がドキドキしているのが伝わってくる。ずっと若井は元貴を好きで、僕なんかを好きだと思ってくれてるなんて考えたことも無かったから、若井の体温を感じて幸せでたまらない。
若井と恋人同士になれたんだ···きっと照れている可愛い若井の顔を見たくって、耳元で優しく囁く。
「若井、大好き···こっち見て?」
「ひゃ、耳元で喋んないで···。それに俺、今たぶんめちゃくちゃ顔赤くなってるから、やだ···」
「ふふ、可愛い···見せてよ、見たいなぁ?」
横を向くと赤く熱くなった耳に唇が触れるくらいの距離にあって、僕はその耳にちゅ、と口づける。
「ぅぁっ!涼ちゃん! 」
驚いた若井が少し離れてその顔をようやく見ることが出来た。めちゃくちゃ赤くなっていて、やっぱりすごく可愛いかった。
「やっと顔見れた。ほっぺた熱くなってるね、かわいい···」
両手で若井の顔をふに、と挟んで顔を近づける。こんな可愛い表情はやっぱり誰にも見られたくない。全部僕のもの。
「キス、していい?」
「そっ、そういうのは聞かないで良いと思う···」
「若井がしたいか確認しておかないとだめかなぁって」
少しは本当、だけど若井の口から聞きたかったのが本音。どうしたいか、どうされたいか、僕は言葉で聞きたい。
「···したい」
「ん?ちゃんと言って?」
「涼ちゃんいじわる···涼ちゃんとキスしたい···早くしてよ」
そういって目を閉じる若井に僕はキスをした。熱くて甘くて、何度も口づけていくうちにだんだんと止まらなくなって長く、深くなっていく。そのうち若井が苦しそうに、はぁっと息をついて唇を離した。
「ん、ふ···涼ちゃん、苦し···」
「ごめん、とまらなくなっちゃった」
その少し苦しそうな表情もたまらない、なんて言ったら怒られそう···僕は若井の頭を撫でてから時計を見る。元貴と話始めてから1時間くらいたってしまっている。
「そろそろ、帰ろうか?明日もあるし···」
「そうだね···」
名残惜しそうに返事する若井が僕の手を握った。
「今日一緒に帰っちゃだめ?俺、もっと涼ちゃんと一緒にいたい···」
····若井やめて、僕の心臓ドキドキしすぎてもたないかも。
黙ってその手を繋いだまま、僕は若井を家に連れ帰った。
コメント
5件
まって、口角天井に刺さったんだけど

続き楽しみにしてます✨

まさかのりょつ攻め?!