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結@た に ぎ し 。
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物語に事実関係はございません。ご本人様には一切関係のないものですのでご本人様にご迷惑がかかるような発言はお控えください。
個人の範囲で楽しんで頂ければ幸いです。
また今までにを卒業された方は基本的に登場致しませんのでご了承ください。
🤍❤️になります、地雷さんは🔙お願い致します。
あらすじ
8年前、M!LKに加入した曽野舜太と山中柔太朗。加入当初は辛い日々を送ってきたが、その中に今でも忘れられない出来事がある。8年隠してきた想いと葛藤。8年越しに始まる答え合わせ__
__時は遡り8年前、M!LK加入当初
【舜太side】
きつい、辛い、逃げたい。
常にポジティブと称される自分がこんな思いを抱くことはあまりなかった。
最近俺はM!LKというアイドルグループのメンバーになった。途中加入という形になる。元いたメンバーの方が卒業し、新たに俺ともう1人、山中柔太朗が加入した。
追加メンバーの俺と柔太朗くんはたくさんの厳しい声を受けた。途中加入が歓迎されないことは覚悟していたが想像以上の批判は正直メンタルにきていたのだと思う。
そんな状況で歌とダンスの練習が始まる。
すでに完成された歌を覚え、振りを入れて早く M!LKのメンバーとして1人前にならなければいけない。毎日3曲ずつ振り入れしていた。
わからない、できない、どうして……….
中々覚えられない自分にヤキモキし置いていかれてしまうのではないかという焦りだけが募っていった。
「はぁ… なんでこんなにできへんのやろ…」
誰もいないスタジオで呟いたところで答えをくれる人などいない。やるしかない
「…いや、弱音ばっかり吐いてられへんよな。柔太朗くんに置いていかれんようにせんと…」
なんとか気持ちを振るい立たせ練習に戻った。
お手本を見る、やってみる、できないところは巻き戻す。これの繰り返し。時間だけが過ぎていくのが悔しくてできない自分が腹立たしくて気がついたら座り込んでしまった。自然と涙が溢れてくる。
(なんで… みんなはできとるのに俺だけ…)
「…ぅ、…グスッ」
鼻をすすって必死に嗚咽を抑えようとするが涙が止まってくれない。もう大声を上げて泣いてしまおうか。なんてそんなことを考えていたとき
ガチャ、扉が開く音がした。思わず音がする方向を見る。柔太朗くんだった。
「え、!舜太どうしたの…?」
「あ、えっと… これは、その、違くて! 何でもあらへんよ」
… まだ帰ってなかったんだ。スタジオに入ってきた柔太朗くんは俺を見るなり心配した顔で駆け寄ってきてくれた。泣き顔なんて見せて恥ずかしい。 慌ててごまかしたけど意味がないことくらいわかってる。
「ほんとに大丈夫、?なにがあったか言える…?」
気づけばポツポツと今の行き場のない思いを柔太朗くんにぶつけていた。また涙がぶり返してくる。そんな俺の背中をさすりながら柔太朗くんはただただ話を聞いてくれた。
「…俺、どうしたらええのかな…… いろんな厳しい声頂いとるやんか、」
「……うん、そうだね」
「……………つらい………」
言ってしまった。この言葉は思っても言わないようにしてきたのに。また泣きそうになる
しばらくした沈黙のあと、静かに柔太朗くんが言った。
「…….舜太、俺が辛いこと忘れさせてあげようか」
「、? どういう…?」
「んー…、舜太こっち向いて」
言われるがまま柔太郎くんの方を向くと
ちゅ、というリップ音が聞こえると同時に唇に柔らかい”なにか”があたったのを感じた。
「…は、…え、?」
状況を理解するのにしばらく時間がかかった。キス、されたのだ。… え?
「え?! いや何しとん… はぁ?!」
さっきまでの暗い気持ちはどこかへ飛んでいき疑問と恥ずかしさといろんな感情が混ざりあってデカい声が出た。だんだん頬が熱くなるのを感じる。
「ふはっ、舜太やっと笑った」
そう言って笑った柔太朗くんは百面相している俺を面白そうに見ている。
「え、いやなんでこんなこと…」
「言ったじゃん、嫌なこと忘れさせてあげるって。ちょっとは忘れたでしょ?」
「いやまぁ… でもその、ちゅーは聞いとらんよ…」
「言ってないもん。てかちゅーって笑
小学生の言い方じゃんかわよ」
「は、/?!も一知らん!!」
「…あれ、もしかして初めてだった?笑」
「は?! ちゃうし…..!!」
なんだか自分だけ照れてるのが悔しくて初めてだなんて言えなかった。
余裕の笑みを浮かべていた柔太朗くんがふと優しい笑顔になる。
「まぁ今のは、ごめん笑」
「…でもさ舜太は笑顔が似合うよ。舜太は1人で抱え込みすぎ。もっと頼っていいんだよ。勇ちゃんにも太ちゃんにも仁ちゃんにも、俺にも」
……あ…、そっか。勝手に1人になっていたのは俺だったんだ。こんなにも優しい仲間が近くにいたのに周りが見えてなかった。
「柔太朗くんありがとう…! 元気出たわ!」
「それならよかった。今日は遅いし一旦やめよ! 切り替えも大事。明日一緒に練習しよ?」
なんて優しい人なんだろうか。さっきまでの暗い気持ちと涙はすっかり消え去りなんだかスッキリしたような気がする。
「うん! ほんまにありがとう柔太朗くん」
「あ、そのさ、気になってたんだけど呼び方なんか距離感じる…」
「あ、ごめん… え….っと… じゃあ柔?とか…?」
「うんいいね。それで」
そんな他愛もない話をしながら今日はスタジオをあとにする。
「…柔、柔…!」
「なに、笑」
「呼んだだけやで!」
新しい呼び方が嬉しくて何度も名前を呼ぶ。
ふと柔と目が合った。こちらを見つめる優しい笑顔。突如さっきのキスがフラッシュバックしてきた。途端に顔が熱くなる。
「舜太、顔赤くない…? 大丈夫、?」
さっきのキスを思い出しましたなんて絶対に言え
「大丈夫、!!! はよ帰ろ!!」
___そして8年後の現在に至る
【舜太side】
辛かった時期を乗り越え、今自分は相棒とのデュエット曲、真・運命をMステで披露してきた。
「はあああ緊張した~…」
「舜太お疲れ」
「柔もお疲れ~、めっちゃよかったで!」
そんな普段通りの会話をしながら楽屋のソファに腰掛ける。
8年前の俺たちは将来自分たちが2人だけでテレビ、しかもMステに出演するなんて夢にも思ってなかっただろうな、と思うとなんだか感慨深い。
そして俺は8年前のあの出来事、キス事件は今でも鮮明に覚えている。キス事件は勝手に名付けたものだが初キスを奪われたんだから事件で間違いない。
まぁ別にあの後なにか進展があったわけではない。柔とは本当に仲がいいし今は”やわしゅん”という愛称で親しんでもらっているがそれ以上でもそれ以下でもなく。どうせキスしたことなんて忘れてるんだろうな…
そんな呆れとは裏腹に自分はちゃっかり8年間片思いをこじらせていた。相手はもちろん柔である。 キス事件が引金となりいつの間にか柔を目で追い、意識するようになった。もちろんそれだけではなく柔の人間性も魅力的なのだが。
だがこの想いを伝えることは絶対にない。8年間築いてきたこの関係を今さら崩すようなバカではない。メンバーの1人という立ち位置にいられるだけで十分なのだ。
なんてもの思いにふけっていると柔が口を開いた。
「8年前の俺らはさ、2人でMステ出るなんて思ってないだろうね笑」
同じことを考えていたが故に心臓が大きく鳴った。
「ほんまにそうよなぁ。8年前の俺たちに言ってやりたいわぁ2人でMステ出るで!って笑」
「あのさ、覚えてる?8年前さ、ダンススタジオで舜が泣いてるとこに俺が遭遇したやつ」
…え、心読まれとるんか?
あまりにも自分の思考と同じことを言われ驚いたがそれ以上にその記憶があることにより驚いた。
「あ、あぁ覚えとるよ! 柔が励ましてくれたんよな… あん時はほんまに救われたわ」
「……….俺が舜にキスしたことも、?」
…!?柔、そのこと覚えてたんや…
どうせ忘れてるだろうと思っていた矢先、柔もあの事件を覚えていたことに思わず動揺してしまう。
「… まぁ覚えとるよ、あれ、初めてやったし」
「え、そうだったの…?! あのときは違うって…」
「… あん時は恥ずかしかったんよ!!」
「…なんかごめん」
「別に気にしとらんよ。あれは柔なりの優しさで他意がないことくらいわかっとる」
「実質ノーカンやろ!」
そんなことはない。気にしてないわけがないしノーカンどころかあれから誰ともキスなんてしてない。いつまでも上書きはしたくない。それでも気持ちを悟られないようにわざと明るく言う。
「………………………違うよ。」
「、え?」
「舜が思ってるより優しくなんかないよ、俺」
「、? いや柔は優しいで…? 俺、柔よりも優しい人おらんと思っとるし」
「…舜はさ、あの時のキスは俺の優しさじゃないって言ったらどう思う?」
「、? それはどういう…?」
柔の言いたいことがよくわからず困惑する。
「だから… 好きだからしたってこと」
その言葉を理解するのにはずいぶんと時間を要した。好きだから? 誰が誰を?
「えーっと… 好きだからっていうんは…」
「…俺、舜のこと好きだよ。あの時も、舜が好きだからキスした」
「…へ…あ…」
なんとも間抜けな声が出た。好き? 柔が俺を?なぜ?
「あの時はほんとにあんな事するつもりじゃなくて。でも気づいたら身体が動いてた。それであぁ俺舜が好きなんだなって」
「この思いだって伝えるつもりなかったんだけどね。メンバーだしアイドルだし男同士だし。叶うわけないから… でもあのキスは舜にとってノーカンだったんだなって思ったらなんか悔しくて、笑」
「ごめん、困らせた」
それっきり話を終えようとする柔。
…柔は俺と同じ気持ちだった、?あの時から?
やっと理解が追いついてくると同時に自分の気持ちを柔に伝えなければと無我夢中で口を開く。
「じゅっ、柔…!! 俺あの時のことほんとはノーカンとか思っとらんよ、ずっと覚えとるし今でも思い出すし、その時からいつの間にか柔を目で追ってて、あのえっと、それから柔のことは俺が一番知っとるし… あと」
「…誰よりも柔のこと好きな自信ある」
言ってから頭が冷えてくると自分はなんてことを口走ったのだろうかと血の気が引く。焦ったあまり閉じ込めていた思いをそのままぶちまけてしまった。引かれたかもしれない、と思い恐る恐る柔を見ると
「…は、/?舜、俺のこと好き… なの…?」
「え、?! あ… うん…」
柔は珍しく顔を赤らめて嬉しさと困惑が混じったような顔をしていた。
お互いに顔を見合わせた。沈黙が続く。すごく長く感じた。お互いに幸せを噛み締めていいた。
そして2人同時に笑みがこぼれる。ずっとお互い好きだったのだ。8年もの間ずっと。それに気づかずずいぶんと遠回りをした。それが可笑しくて、でも8年経った今最愛の人と気持ちを確かめ合えたことが嬉しくてただただ笑う。
「ねぇ舜」
「ん? なぁに柔」
「… キスしていい?」
「…ええよ」
….静かに唇を重ねる。思いを確かめ合ったあとのキスは一味違う。ような気がした。
不器用すぎる俺たちは8年と言う長い年月を経て結ばれた。8年前にされたキスの答え合わせ。
__8年越しの答え合わせ 完
いかがでしたでしょうか…!! 初めて書いた物語なのでまぁ中々に意味の分からない文章になってしまった自覚はございます…自分でもゴールがわからなくなりました笑
やわしゅん8周年だったのでそれにちなんだ物語にしたかったのですが……楽しんで頂けたら幸いです!
次のお話でもお会いできたら嬉しいです!
次回もお楽しみに🎶
コメント
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わああっ😭✨ やわしゅん尊すぎて泣いた〜!!8年越しに「あのキス」の答え合わせができるなんて... しかも両片想いだったなんてずるすぎるよぉ😢💕 舜太の「誰よりも柔のこと好きな自信ある」には完全にやられた、ここ全部ハイライト! 初めて書いたとは思えないほど感情がじんわり伝わってきてほっこりしたよ。次の話も絶対読むからね!!📖💖