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さらと公園で遊んだ帰り。
さらと話しながらいつもの帰り道を歩いていた。
今は黄昏時。
空は幻想的な色になっていた。
さらの横顔を見れると、左耳にある水色の宝石みたいな耳飾りが目に入った。
「そういやさら、耳飾り変わっとるな。いつ変えたん?」
そう疑問に思ったことを口に出す。
さらはいつも左耳に黒い十字架の耳飾りをつけている。
というか遊び始めたときは、まだ十字架の耳飾りだったはず…。
「あー……。お手洗い行ったときに、変えてみたんだよね。どう、似合う?」
俺の問いかけにさらはニコリと笑いながら答えた。
新しく買ったんかな?と思い、「似合うで」と素直に答えた。
それを聞いたさらは、少し嬉しそうだった。
しばらくすると、いつもの分かれ道に着いた。
『また明日』と言ってさらは家がある方向へと、歩いていった。
俺も家に帰ろうと歩く。
ふと、スマホを見ると、ラインが何件か来ていた。
その通知は約四十四分前に来ていた。
なんだろうと思い、そのラインを開くと、後ろから誰かに肩を掴まれた。
そして、そのまま後ろへ倒れ込むように尻もちを着いた。
驚きながら、後ろを見てみれば、さらがいた。
「さら、どうしたん?なんか忘れもん?」
「いやいや、何勝手に帰ってんの!?待ってて言ったやん…!」
さらの少しだけ強い返しに、少し驚く。
というかさらのセリフを理解できない。
さっきまで一緒に帰って、分かれ道で別れたのに『勝手に帰った』?
意味がわからない。
そんな俺を置いてさらは、言葉を続ける。
「御手洗から戻ってきたら、ゆないないんだもん。ほんま置いていかんで。いや、そんなことより…今なんで赤信号を渡ろうとしたの?!危ないじゃん! 」
赤信号という単語が出てきて、不思議に思う。
俺の家に帰るのに、信号機を渡る必要はない。
だから、信号機はあるはずない。
前を見てみれば、そこには赤色の光を灯した信号機があった。
なんでこっちに来たのだろう……?
行く必要なんてないのに。
さらに感謝を伝える。
「いや、別に…。てか、何回連絡をしても返事が来んかったから、まじで焦ったわ……。」
しばらく来た道を戻りながら、ふと違和感を覚える。
そういえば、さら…御手洗から戻ってきたら、俺がいなかったって言っていたような……。
でも、俺と一緒にいたはずやし…。
俺は開いて見ていなかったラインの送り主を見る。
そこには“さら@ホプエン”と書かれていた。
さらと話していたはずなのに、さらから送られているのは変だ。
それに、もし、さらがあの時、俺を引っ張らなかったら…そう考えると背筋が凍る。
それと同時に、俺が先程まで一緒にいたさらは、一体誰だったのだろうか…。
コメント
6件
ひゃぁ!!✨かっこええ!!✨幽霊系?スゴぉ!!✨
うわ、これめっちゃ好きなタイプの話だわ…! 最初は何気ない日常会話なのに、“さら”が二人いる?って展開で一気にゾワッとした。 ラインの送り主が「さら@ホプエン」ってなってるところ、伏線っぽくて震えた。 赤信号を渡ろうとした主人公、何かに誘導されてたのかな…続きが気になりすぎる🔥