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若き覇王に、甘くときめく恋を

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若き覇王に、甘くときめく恋を

120 - 第四章 永遠の愛を、二人で EP.4「それは、不意なサプライズ」④

♥

7

2025年03月30日

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「婚約者の方が……!」


彼の突然の告白には、インタビュアーの男性も少なからず驚いているようだった。


ただ驚きの度合いで言ったら、当の私の比じゃなかったかもしれないけれど……。


「彼女には、婚約指輪を贈っているんだが……」


そこまで話して、彼はふと画面というか正確にはテレビカメラなんだろうけどを、つぶさに見つめた。


指輪……と、今も嵌めている左手に目を落としていると、


「……実は、まだ私はしていないことがあるんだ」


彼がそう口にして、”していないこと”って? と、首をひねった。


だってまさかのあのこと・・・・だとは思えなかったし、まして貴仁さんがそれ・・を想定してるだなんて、到底考えもつかなかったから……。


だから次の瞬間、彼の口から発せられた、



「プロポーズがまだだったので、ここでしてもいいだろうか?」



不意の言葉に、これまでにない動揺が一気に押し寄せた──。


「プ、プロポーズって、待って! えっ、いやちょっと、本当にですか⁉ 貴仁さんっ!」


目の前に彼がいるわけでもないのに、気が動転してひとり大声を上げる。


「あっ、え、プロポーズを? は、はい、よろしければ!」


アナウンサーがとっさに答えると、カメラが彼を撮らえるべくアップで迫った──。




「……さや



名前を呼ばれて、ドクンと心臓がねる。


「はっ、はい……」


画面の彼と向かい合うよう正座をして、膝に両手を置いてかしこまる。



「私と、結婚をしてくれないか」



彼そのままに飾り気のないシンプルなプロポーズが、胸に一直線に突き刺さる。


「……は、はい、はい、はい……貴仁さん」


何回「はい」って言うのよと、心の中で自分に言い聞かせる。


あまりに思いがけなさ過ぎて、そうして自らを落ち着かせなければ、その場で意識が飛んでしまいそうだった。

若き覇王に、甘くときめく恋を

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7

コメント

2

ユーザー

公共の放送でプロポーズなんて素敵すぎる💓

ユーザー

何故に、テレビで‥でも、彼らしいかなぁ🤭

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