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※ これは「読者参加型物語 選択肢編」の続きの物語です。この物語を始めて読む人は、「読者参加型物語 物語編」の「呪いの始まり」を最初に読んでください。
永遠にも思えた夜が明けた。私はこれから神社のお堂を出て、「石」を探して、古い神社に戻さなければいけない。でも、どこを探せばいいんだろう……。まあともかく、ここを出ないと。
「あ、あれ?」
お堂を出て、昨日服を置いた場所を見たけれど、何もなかった。身を清める必要があったので、ここに服を脱いでいったのだ。場所を間違えるはずもないし、どうしたんだろう? 困ったな、これじゃあ裸で村の中を探さなくちゃいけないことに……。家に帰れば服はあるだろうけど、そんなことをしてていいのかな?
そんなことを考えていると、私はふと、神社の境内の真ん中に巻物のようなものが置いてあるのに気がついた。なんだろう……? 近づいてみると、それは確かに巻物だった。こんなものが落ちていればすぐに気がつくはず、昨日来たときにはこれはなかったはずだ。
そのときふと、「石」がどこにあるのかは呪われた人にしかわからない、といっていたのを思い出した。もしかしてこれは「石」について書かれたものかもしれない!
けれども……。
今度は逆のことが脳裏に浮かんだ。昨日、神社の近くにいた男の子、あれはきっと人間ではなかった。「呪い」が私に見せた幻のようなものだ。もしかしたら、この巻物も「呪い」が用意した罠だったらどうしようか? そう考えると、急に恐ろしくなってきた。私はその巻物を……。
※ 選択肢
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