未来「はぁはぁ……」
ここを曲がった先に倉庫があったはず!
未来「着いた…ここが、蘭月の…」
未来は深く深呼吸して錆び付いたドアを開けた。
開けた瞬間そこで話していた人達の声は静まり、
唖然とする人がほとんどだった。
?「未来…なの?!?!」
三玖「お姉ちゃん!!!!!」
?「お前…どこに行ってたんだよ…」
未来「みんな、ごめん。詳しくは後で話すから
まずは三玖と二人きりにして…?」
皆は頷き 三玖がこちらに走ってくる
三玖「お姉ちゃん!会いたかった、、!
今までどこにいたの?」
未来「族の人に突き飛ばされて意識を失ってた。
目覚めてすぐは記憶を無くしてたんだけど、
さっき思い出して急いでここに…」
三玖「そ…そんな……。突き飛ばされて、意識をなくしたって……、 許せない…お姉ちゃんを傷つけたやつはどこにいるの!?」
未来「三玖、落ち着いて。その人は朝私がちゃんと説教してきたから。」
三玖「お姉ちゃんの説教…それなら安心だよ。」
((あの人生きてるのかな…お姉ちゃんが説教って言う時は大体の人が精神の病にかかるか
自殺するかの2択だから…。))
未来「それより 三玖は両親に何もされなかった?」
三玖「うん、大丈夫だよ。何もされなかった」
未来「良かった…。思い出した瞬間に
心配になって、。」
未来はその場にしゃがみこんだ。
未来「っ!? そこにいるのは誰!!」
物陰から出てきた人を見ると未来の表情が変わった。
未来「な、なんでここにいるの…亜季…」
亜季「わりぃ。未来が慌てて学校から帰ってたから
何かあったのかと思って」
私…そんなに付けられてたのに気づかなかったの…
未来「お願い。この子達には手を出さないで。」
未来は震える手でドアを守った。
三玖「お姉ちゃん…。」
亜季「なにもしねぇよ。ただ、未来が別の族に
いたのは知らなかった。」
未来「ごめん…なさい、どうしても言えなくて。」
未来は涙ぐみ、震える声で
未来「こっちに来て。説明する。」
亜季「あぁ。 この事は誰にも言わねぇから安心しろ」
あぁ、なんて優しいんだろう。私何かのために……
そう思いながらまたドアを開けた。
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