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コメント
4件
一日に 何個も 投稿 感謝です 、!! やっと 手がかり掴めてきましたね 、 みんな は rbr さんの こと 助けられるのか 、 わくわく してます !! 一日 に 何本も 投稿して きっと 疲れると思うので お身体に 気をつけてください !!
第八話「崩れ始めた楽園」.
ー注意ーー
薬使用表現有り。
その他は第一話参照の為割愛させていただきます。
rbrが現実逃避を始めてから、shpの「介護」はさらに献身的になった。
しかし、rbrの虚ろな瞳は、shpを次第に不安にさせる。
彼はrbrの反応を引き出すため、様々な方法を試した。
ロボロの好きな食べ物を与え、 思い出の品を見せ、 時には無理やり外へと連れ出そうとした。
だが、rbrの意識は深い霧の中に閉じこもったままだ。
「rbrさん、どうして何も話してくれないんですか…?ワイは、ここにいますよ…?」
shpの顔に焦りの色が浮かび始めた。
彼は、rbrの「全て」を知り、完璧な関係を築くはずだったのに、rbrは遠くに行ってしまった。
この状況をどうにかしなければ。
そう考えたshpは、ある日、小さな瓶を取り出した。
「rbrさん、これを飲めば、もっと心が穏やかになりますよ。ワイが調べたんです。rbrさんが安心して、ワイと一緒にいられるように…」
shpは、水に溶かした精神安定剤を、半ば無理やりrbrの口に流し込んだ。
rbrは意識のないまま、ごくりとそれを飲み込む。
shpは、rbrの顔をじっと見つめ、その効果を待った。
数時間後、rbrの様子はさらに奇妙なものになった。
虚ろだった瞳は、焦点が定まらないまま、部屋の隅をじっと見つめている。
時折、唐突に意味不明な言葉を口にするかと思えば、
突然、誰もいない空間に向かって笑い出す。
そして、shpが話しかけても、まるでそこに彼がいないかのように、全く反応しなくなった。
「rbrさん…?ワイの声、聞こえてますか…?」
shpの声に、rbrはゆっくりと顔を向けた。
その瞳には、かつてのrbrの面影は微塵もなく、ただ虚無が広がっているだけだった。
「…あ…あはは…ハハ…」
rbrは、乾いた、しかしどこか楽しそうな声で笑った。
それは、shpが求めていたrbrの反応ではなかった。
彼の歪んだ愛情は、rbrの心を完全に壊してしまったのだ。
shpは、その変わり果てたrbrの姿に、初めて動揺の色を見せた。
一方、基地ではrbrとshpの捜索が難航していた。
grは苛立ちを募らせ、tnは寝る間も惜しんで情報を集めていた。
「周辺地域の監視カメラは全て確認した。shpがrbrを連れて姿を消した後、一度も姿を確認できていない。」
tnが報告する。utは、顔色が悪く、疲労困憊といった様子だ。
「shp、よほど用心深い隠れ家を用意したんやね…」
その時、zwが焦った様子で通信室に飛び込んできた。
「tn!これ見てくれ!」
zmが差し出したのは、通信記録のログだった。それは、shpが失踪する直前に、唯一外部と通信した記録だという。
「これは…オンラインショッピングの履歴か?しかも、かなりの量の園芸用品と、珍しい花の種類…」
tnが眉をひそめる。shpがオンラインで植物を購入する趣味があったとは、誰も知らなかった。
「そして、この配送先住所…特定の山岳地帯の、人里離れた集落の更に奥まった場所だ。地図で見ても、道らしい道がない。」
zmはさらに続けた。
「俺、shpが前に、rbrと森の中で迷子になった時に、この辺りの地形に興味があるって言ってたの聞いたことあるんや!もしかしたら、あの時、もう場所を探してたのかも…」
shoが、その情報に食いついた。
「園芸用品…花…そして人里離れた山奥…shpのあの執着心と考えれば、rbrのために、誰も邪魔できない『楽園』を一人で作ってたってことか…?」
knが、珍しく真剣な表情で地図を睨む。
「可能性は十分にあるよな。この住所を徹底的に洗い出すか!ここが、奴らの隠れ家かもしれん!」
ようやく掴んだ、僅かな手がかり。
rbrの精神が崩壊していく中、仲間たちは一縷の望みをかけて、その場所へと向かう準備を始めた。
shpの歪んだ愛の檻から、rbrを救い出すことができるのか。そして、変わり果てたrbrは、元の姿に戻ることができるのか。
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