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第九話「崩壊」.
ー注意ーー
全話参照の為、割愛させていただきます
苦手な方は予めご了承ください
山奥の隠れ家。
shpは、精神安定剤によって完全に意識を失い、虚ろな笑みを浮かべるrbrを抱きしめていた。
彼の目には、かつてのrbrの面影はなく、ただ虚無が広がっている。
shpは、自分がrbrを「理解する」ために行った行為が、rbrの心を壊してしまったのだと、ようやく悟り始めていた。
「rbrさん…どうして…どうして僕を見てくれないんですか…?」
shpの声には、絶望と、そして深い悲しみが混じっていた。
彼の求めていた「完璧な理解」は、rbrの精神を破壊するという形でしか得られなかった。
愛するがゆえに、相手を壊してしまったという事実に、shpの心は深く沈んでいく。
その時、隠れ家の扉が激しく叩き破られた。
「shp!rbrはどこや!!」
怒号と共に飛び込んできたのは、zmだった。
その後ろには、険しい顔つきのsho、そして疲労困憊のknが続く。
彼らは、shpがオンラインで購入した園芸用品の配送記録を辿り、ようやくこの隠れ家を見つけ出したのだ。
shpは、rbrを抱きしめたまま、ゆっくりと彼らに向き直った。
その顔は、絶望と狂気が入り混じった、複雑な表情をしていた。
「zmさん…shoさん…knさん…」
shpの声は、もはや覇気がなく、虚ろに響いた。
「rbrを返せ!お前、rbrに何したんや!!」
zmがshpに詰め寄る。
shpは、抱きかかえたrbrの顔を、悲しそうに見つめた。
「ワイは…ただ、rbrさんのことを理解したかっただけなんです…誰も邪魔しない、二人だけの世界で…」
その言葉に、shoが怒りを露わにした。
「それが、rbrをこんな状態にすることか!?お前の歪んだ愛で、rbrの心壊して、満足か!?」
shoの言葉が、shpの胸に深く突き刺さった。shpは、ゆっくりとrbrの顔に手を伸ばし、その虚ろな瞳をそっと撫でた。
「…あ…あはは…」
rbrは、shpの触れる手に反応することなく、意味もなく笑い続けた。
その笑い声は、shpの心を深く抉った。自分が壊してしまったのだ。
この、かつて輝いていたrbrの心を。
shpの顔から、みるみるうちに血の気が失せていく。
彼の瞳に宿っていた狂気は、絶望という名の深い淵に飲み込まれていった。
「…rbrさん…」
shpは、rbrを抱きしめる腕の力を緩めた。
その瞬間、rbrの身体がぐらりと傾ぎ、そのまま意識を失って、shpの腕の中から滑り落ちた。
「rbr!!」
knが叫び、倒れ込むrbrを間一髪で受け止めた。
rbr の呼吸は浅く、全身から力が抜けている。
shpは、その場に膝から崩れ落ちた。
彼の顔には、もはや何も映っていなかった。
ただ、壊れてしまったrbrの姿だけが、彼の網膜に焼き付いている。
「…俺…は…何を…」
shpは、虚ろな声で呟いた。
彼の重すぎる愛は、rbrの心を破壊し、そして彼自身をも絶望の淵へと突き落としたのだ。
zmは、倒れたrbrを抱きかかえ、shoとknに視線を送った。
「急いで基地に戻るぞ!rbrを医務室に!」
仲間たちは、変わり果てたrbrと、絶望に打ちひしがれたshpを後に、隠れ家を後にした。
この歪んだ愛の物語は、悲劇的な結末を迎えたのか。
それとも、まだ、希望は残されているのだろうか。
この後、shpとrbr、そして他のメンバーたちの関係はどのように変化していくのでしょうか…
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コメント
5件
とりあえず 見つかってよかった 、、 これから 本当に どうなるのか すごく楽しみです !!
どんなエンドになるのか楽しみです すごい面白くて最高すぎです😃