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#日記
はるちよ
112
空音
どうして、兄弟は仲が良くて、一緒にいると笑えるのに、親もいると、瞬時に笑顔が消えてしまうのだろう。
僕にはわからない。どうすれば、家族がずっと仲が良いままでいてくれたのか。
僕ができることはもう全てやり終わった。
でも、親が仲良くなることは無かった。
頑張って努力したのに、全然できなかった。
僕は一体どうすればよかったの?
親が一緒にいると、喧嘩ばかり起こる。
お母さんが泣いているところばかり見てきた。
お父さんが怒っているところばかり見てきた。
お姉ちゃんが端のほうで震えているところばかり見てきた。
お兄ちゃんがお父さんに怒っているところばかり見てきた。
それを見ていたら、いつの間にか僕の顔からは感情が失われていた。
前、お母さんと一対一で話をした。
「おじいちゃんっていい人だよね。」
「うん。」
「おじいちゃんみたいな人、世界にいるのかな?」
「絶対、いるよ。って言われたから、いい人を探したのに、お母さん、どこかで選択を間違えたみたい。
ちょっと、おじいちゃんに騙されたのかもしれない。」
その話を聞いた後、僕とお母さんの目からは涙が溢れた。
お母さんは良い人なのに、お父さんのせいで、すべてが台無しだ。
その時僕は思った。
守らなきゃ。僕がお母さんのこと、守らなきゃ。
今まで何もしてこなかったけど、お母さんの涙は人一倍見てきた。
お母さんが、僕を産んでよかったと思えるように、
「僕が守る、ずっと一緒にいるから。」
僕はそういった。
お母さんは
「好きに決めていいよ。あなたが行きたい方に行けばいいの。」
お母さんには言わなかったけど、僕がその時思ってたことは、
(ごめんね。今まで、あなたのことを守ってあげられなくて。いや。これからは僕が。いや。俺が守るから。)
(いろんなことで迷惑かけてばかりだけど、僕は必ずこの家族に囲まれてよかったって思わせるから、
今だけ、少し我慢してて。)
と思った。
僕は今まで喧嘩の光景を何回も見て、そのたびにお母さんのことを救えない自分のことを責めていただけだった。
でも、自分のことを責める前に、お母さんのことを助ける。それを誓うようになった。
自分がお父さんに怒られて、もし暴力を振られても、全然怖くない。
僕が殴られて、お母さんが助かるなら僕は喜んで殴られるよ。
誰よりも、僕は家族が大切だ。
家族のために僕は死にたい。
家族のために僕は殴られても、何されても守りたい。
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