コメント
2件
「……っ、ん……」
翔太の腰がかくんと跳ね、背中が反る。
荒い息を吐きながら、全身が痙攣するように震えていた。
ゆっくりと翔太の頭を撫でながら、身体をティッシュで拭いてやろうと手を伸ばした。
けれど、シーツの上に落ちるはずのものが、どこにもない。
「……あれ?」
不思議に思いながら翔太の下腹部を確認すると、そこに何もない。
「……もしかして、中でイっちゃった?」
くすっと笑って翔太の髪を優しく撫でると、翔太はびくっと身体を震わせて、小さく首を振った。
「ちが、っ……でも、なんか……っ、とまんなっ……どうしよ……っ」
涙目で訴えてくる翔太の姿に、理性が一瞬で吹き飛ぶ。
「そんなこと言われたら……もう一回、したくなるじゃん」
「えっ……む、むりっ……」
翔太が弱々しく抗うが、ゆっくりと腰を動かし始める。
「やだって言いながら、また締めてる」
「っ、や……っ、違う……っ」
「ほんとに?」
浅く、ゆっくりとした動きに合わせて、翔太の身体が敏感に跳ねる。
「んぁ、っ……も、やだ……っ」
「大丈夫……優しくするから」
泣きそうな顔も、乱れた声も、全部が愛おしくて。
まだ翔太を離してあげられそうになかった——。