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ドンッ
誰かが私の背中を強く押した
真奈「優斗くん?!」
彼はトラックに轢かれた
その瞬間目の前が真っ暗になった
目覚めると柔らかく白いベッドの中
真奈「もしかして… 」
時計の針は7月20日土曜日6:20を指している
真奈「また同じ…」
真奈「優斗くんは…?」
真奈「早く学校へ行こう」
教室に入ると彼はもう自席についていた
真奈「優斗くんっ!!」
優斗「ん?真奈さん?」
真奈「昨日のこと覚えてる??」
真奈「いや、今日のこと??」
優斗「覚えてますよ」
優斗「タイムリープの事ですよね」
優斗「痛みは全くないんです」
優斗「過去に戻りますから」
真奈「よかった」
優斗「ただ、もう真奈さんを1人にしたくありません」
真奈「えっなんで」
優斗「危ないからです」
優斗「何回もタイムリープを繰り返すのも苦痛なんですよ。」
真奈「えへへ…」
優斗「ところで…タイムリープについて話してませんでしたね」
優斗「世界には3人タイムリープをすることのできる神の遣いがいるとされています」
優斗「それが僕たちです」
真奈「神の遣い…?」
優斗「要は死んだら困るってことです」
真奈「うーん?」
優斗「僕たち人間は必ず命を授かる際に人生の“ミッション”を受け取ります」
優斗「それは人によって様々です」
優斗「中にはそれを達成することが出来ずに眠る人たちも居ますが」
優斗「僕たちは“それ”を絶対に達成しなければ行けない。」
優斗「簡単に言えばそれを達成しなければ死ぬことは許されないということです」
真奈「それはなんなの?」
優斗「僕にもわかりません」
真奈「そしたら私たち一生死ねないんじゃ…」
優斗「それを知るために僕に協力してほしいんです」
真奈「何をするの?」
優斗「まずは神の声を聞くことが出来るものを探します」
真奈「え?」