心を無くした貴方には

２

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向井side

メンバー全員での仕事が終わって

みんなでいつも行く居酒屋に寄ることにした。

深「今日も疲れた ~ ‼️」

阿「今日の盛り上がり凄かったよね」

岩「今日は、 康二が凄かったな」

向「実際ね 自分でも思ってたんよ！」

目「あれは 康二にしか出来ないね笑」

渡「まじ面白かったもん笑笑」

渡「涼太も凄い笑ってたし！笑」

宮「え？俺も？笑」

向「笑ってたやんか ~ ！！」

そんな話をしてる時

一人の女性とすれ違った。

黒のワンピースを着ていて

黒く長い髪は巻いてあって下ろしてて

耳元には光り輝くシルバーのピアス

コンコンと音を鳴らすのはハイヒール

見たことない人やったけど

一瞬すれ違っただけでわかった。

この懐かしい匂い

〇〇や。

俺は自分でも気づかないうちに方向を変えてすれ違った女性のことを追いかけた。

深「ちょ、康二？！」

向「用事思い出したんや！ごめん！」

佐「用事！？」

向「また明日！」

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向井side

今俺が追いかけとる女性。

〇〇やと思うけど3年前の〇〇とは全然違う

やって 3年前の〇〇は

〇『深澤 ~ また耳開けたの ~ ？！』

深「そう‼️カッコイイでしょ！」

〇『私ピアス嫌いだもん ~』

深「えぇ ~ ‼️なんでだよ ~ ‼️」

〇『だから康二の方がカッコイイ』

向「なんやそれ ~ 嬉しすぎるんやけど！笑」

深「おい！ずるいぞ！」

衣「今日の服 スカートで大丈夫ですか？」

〇『んっーと 変えれたりします？』

衣「ですよね、笑」

〇『ほんと すいません』

衣「いえいえ ズボンでいきましょ！」

向「嫌なん？スカート」

〇『スカートって足出すでしょ。

足出すとさ大人のお姉さんって感じじゃん 』

向「そうかぁ？」

〇『そうだよ！笑 私似合わないもん』

向「それは確かに子供やもんな！」

〇『ちょっとは否定してよ！笑笑』

・

俺の中の〇〇はずっとこのまま。

歳も取らないで29のまま止まってる。

でも

俺が今追いかけてる〇〇は俺の中の〇〇とは真反対。

ピアスも両耳に1つずつ開いとるし

ワンピも着ている。

強いて変わってない所を言ったら

髪が黒髪でロングなとこだけ。

けど俺は確信しとる。

この女性は絶対〇〇だって。

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