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こんにちはJです!
今回はkrnt で花吐き病です!
前回の軍パロが思ったより人気だったので似たような形ですが、今回は数話にわけで投稿します!
※花吐き病書くの初めてなのでいろいろ設定おかしいかも
※エセ関西弁、広島弁
それでも良い方お願いします!
嗚呼、もう諦めてしまいたい。
叶わないことなんてずっとずっとわかっているんだ。
けれど、あの人の優しさに触れて、焦がれてしまって。
きっと、これは贖罪なんだろう。
ずっと、中途半端だった自分に対する
罰なんだ。
その日は、突然訪れた。
ニキ「何それやばくね!?www」
しろ「ニキお前めっちゃ酔ってね?」
キル「ほどほどにしろよ。お前帰れなくなるぞ?」
弐十「べろんべろんじゃん、写真撮っていい?ww」
居酒屋の個室。
いつも行く店だったが今日はいつもより混んでいて、ニキくんが個室を予約してくれていたのだ。
最強無敵連合の面子全員が揃って飲みに行く日はそう多くなく、かなり長時間ずっと居るせいかかなりが出来上がっていた。
はとね「お”いシード!お前撮んな!」
りぃちょ「はとねんの写真レア~!」
キャメ「見せてよシード君。」
18号「私もみたーい。」
シード「帰ったら送るけ、待っててww」
はとね「黒歴史確定じゃん!!」
朝3時になるとそろそろ居酒屋も俺等くらいしかいなくなる。
けれどそれを感じさせない程うるさい空間が俺は嫌いじゃない。
キル「てか弐十君大丈夫そう?さっき飲んでたけど。」
弐十「全然大丈夫!てかトルテさんさっき突っ伏してたからそっちの方が心配なんだけど?」
キル「一回外出たら結構覚めたから。」
弐十「でももう一回飲んだら意味なくない?w」
キル「これがおいしいんだよなー。」
弐十「お前やばぁ、二日酔い確定ww」
隣に座っている彼が手に持っていたお酒を一口飲み、頬杖をついて俺を見てくる。
……嗚呼、やっぱり好きだなぁ。
そう。俺は、トルテさんのことが好きだ。
ずっと、ずっと前から片思い。
伝える気も、さらさらない。
気を遣わせてしまうかこっぴどく振られるかの二択だろうから。
弐十「なに?」
キル「ん?いや何でも。」
弐十「はいこれ。」
キル「ありがと。」
ふっ、と笑うその顔に心が締め付けられる。
それを押し殺して俺はトルテさんにコップの水を渡した。
ごくごく、と水を飲みんで再びトルテさんはニキくんたちの方へと絡みに行く。
楽しそうにしている姿を見て俺も自然と笑顔になる。
必然的に一人になった俺は煙草吸いに行くか、と思い立ち上がった。
その、時だった。
弐十「う”…っ!?」
突如として、とてつもない嘔吐感と何かがせりあがってくる感覚を感じたのは。
弐十「ぁ”ぐっ…」
何で、お酒は本当に一口しか飲んでないはずなのにっ…
その嫌な感覚に逆らえず、立ち上がりかけた俺は、畳になっている床に膝をつく。
その音に気が付いたのか、近くに居たりぃちょ君が不思議そうな顔で俺を見た。
りぃちょ「弐十ちゃん?どうしたの、蹲って……」
しろ「……え、ちょ、大丈夫か弐十ちゃん?」
18号「顔真っ青だけど、気分悪い?」
弐十「うん”、そうかも…ちょっと外の空気吸いに、」
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J
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心配させてしまったことが申し訳なくて、慌てて誤魔化してみんなの前を去ろうとした、次の瞬間。
弐十「げほっ!ごほっ!う”ぇ…っ」
吐き気と共に咳をしてしまい、咄嗟に口を覆う。
はら、と信じられない感覚が俺の手のひらに広がった。
弐十「………え、?」
花が、あった。
花びらだけでなく、花本体が、俺の口から、吐き出されたのだ。
呆然と蹲ったまま固まった俺をせんせーが後ろからのぞき込む。
しろ「っ!?弐十ちゃん、それ……」
弐十「えっと、なにこれ、笑」
ニキ「え、花……?弐十ちゃんが出したの?」
弐十「うん。え、どういうこと……?」
みんなが心配そうに俺の元へ駆け寄ってくる。
もうさっきみたいな嘔吐感は何処かへ消えてしまって何が起こったのか、本当にわからなかった。
目の前の、手のひらの中にぽつんと一つ吐き出された、曼珠沙華の花。
意味が分からず只呆然とする俺を、他のみんなをみて、しろせんせーだけが息を呑んで曼珠沙華を見つめていた。
しろ「っ、弐十ちゃん……今から病院行こう。」
弐十「え……?」
しろ「準備して。他のみんな、悪いけど弐十ちゃんと俺抜けるわ。」
りぃちょ「せ、せんせー……?どうしたの?」
りぃちょの怯えたような戸惑ったような声が耳を揺らす。
他の面々も戸惑ったような顔をするなかでせんせーだけが素早く自分の分と俺の分の荷物をまとめた。
しろ「弐十ちゃん、立てる?」
弐十「うん……もう何ともないけど…」
しろ「立てるならええ、タクシー呼ぶから。」
ニキ「ボビー、何か知ってるなら俺等にも……」
しろ「ごめんニキ、今はいえない。」
しろ「……大丈夫や、別に死ぬとかじゃない。ただ、放置しなければの話やけど。」
タクシーが来たのか、せんせーが俺を手招きする。
手のひらにのっかっている曼珠沙華を見て、俺は訳も分からないまま外へと出される。
心配そうな、みんなの目線が背中に突き刺さるが、俺も何もわかっていない状況では何の説明もしようがない。
弐十「……大丈夫!せんせーがついてるし、後はみんなで楽しんで。」
そう言って安心させるように笑うことが、今俺ができる精一杯だった。
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