※しゆんくん視点💚
まじかぁ
あれはすごいなぁ
かっけぇなぁ
次のもかっけぇやつかなぁ
てるとが幻獣使いなぁ。
・・・心配だ。
自分の属性がわかって、てるとは喜んでるけど。
なれない戦い方のまま無茶しそうで心配だ。
💗「兄ちゃん!!みて!!!!
このクリスタルキレイなピンク!!」
💚「おぉ、いいじゃん!!」
心配だ。本当に。
小さい頃から魔法界に来て。
母親はそんなことを知りもしないで毎日忙しそうで。
俺が任務の時は必ず誰かが面倒を見てくれていたけど。
時折見せる寂しそうな顔に心が痛むこともあった。
これでてるとに傷が増えるのなら、
俺は、幻獣使いになんてならなくていいと思ってる。
その分俺を任務に出してくれたらいい。
でも、てるとは・・・
ポンっ
💚「???」
そうまさんが頭を撫でてくる。
💚「なんすか。」
💛「んー?なんでも?」
こういう時この人は鋭い。
💗「あ!!兄ちゃんずるい!!」
俺は、無邪気なこの笑顔を守りたい。
そうまさんはぐしゃぐしゃとてるとの頭を撫でている。
弟のやりたいことを尊重してあげる。
それが兄として正解なんだろうか。
そんなことを考えていたら、訓練場に着いていた。
目が覚めたユニコーンもどきを戦闘の邪魔にならないように、端に寄せる。
💗「よぉし、やるぞぉ!!!!」
てるとがさっきと同じ要領で力を入れる。
てるとの手をすり抜けたクリスタルが強烈な光を放つ。
衝撃波が放たれる。
目を開けるとそこには小さな妖精がいた。
宙に浮いてる。
体調は10cmくらいか?
薄茶色の短い髪、服は花でできてるのか?
耳は尖っていてエルフのようだ。
透き通るキレイな羽に、サファイアのような瞳。
頭には花の冠をしていて、その冠に宝石が付いている。
💗「・・・???」
てるとは臨戦態勢をとっているものの、困惑しているようだ。
🤍「あなたが、新しいご主人様ですか?」
💗💛💚「?!?!?!」
💗「しゃ、喋れるの?」
🤍「はい。」
💗「あの、あの、えっと・・・!!!!」
てるとが興奮でパニクってる。
🤍「とりあえず契約を。」
そう言って頭をてるとの方へ傾けた。
🤍「攻撃はしませんので」
💗「あ、はい。」
てるとは人差し指で宝石に触れた。
妖精から力が抜ける。
地面にぶつかる前にてるとが手で受け止めた。
💗「この子、戦えるのかなぁ・・・」
手のひらにちょこんと横たわっている。
すばしっこそうだが、攻撃はつよいのだろうか。
ペロっ
💗💚「?!」
ペロペロペロっ
ユニコーンもどきが妖精を舐めてる。
犬か。
💗「だめだめ!!
キレイなお洋服がびしょびしょになっちゃうじゃん!!!!」
というけど・・・
服は全然濡れてない。
何でできてんだこれ。
まぁ、妖精本体はびしょびしょだけどw
💗「かまって欲しかったんだね。
ほら、よしよしよし!!」
しっぽをぶんぶん振ってる。
犬か。
💛「なぁ、その子、多分最強だぞ・・・」
さっきまで何やら本をめくっていたそうまさんが目を見開いている。
💚「どういうことすか。」
💛「幻獣最強。
ほらここ、花の妖精って・・・」
その本の内容を簡単にするとこうだ。
この幻獣達は初代幻獣使いが捕まえてきたらしい。
そしてその人の力によって額の宝石で力を制御された。
通常1度主人を失うと記憶はリセットされる。
しかし、この花の妖精だけは力が強すぎて制御出来なかった。
宝石に魔力を流し込むことで主従関係は結べるが、記憶は残ったまま。
会話も可能。
・・・ということで最強。
💗「へぇ!!すっごい!!!!
起きたらいっぱい技みせてもらお!!!!」
んー、?
昔を知ってるのか、こいつは。
なら、古い情報も・・・
それならかなり有益な情報なんじゃないか?
500年周期で現れる、強力なダークメイト。
それについて知っているならものすごくありがたい。
話してくれるかは別の話だけど。
・・・俺は怖いんだ。
きっと。
自分がそのダークメイトに当たるのが。
ジュエリーレ。
ものすごい重責だ。
コメント
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いつ続きでる〜((o(´∀`)o))ワクワク
続きワクワク☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆